検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

議長派が決起集会  連載小説125

2012年10月11日 | 第2部-小説
  T町の視察から3日たった昼、将太の携帯電話がなった。松本課長からだった。車が走る音が電話口から聞こえる。庁舎から出た場所からかけているようだった。
松本「今、大丈夫ですか」
将太「ええ、何か」
松本「肥田派が決起集会をするようです」
将太「いよいよですね」
松本「ええ」
将太「それでわたしに何か」
松本「町おこし構想、概要で結構ですから、今週末に出していただけないかと」

将太「わかりました。でも急ですね」
松本「町長が早く見たいといっています。対策に使いたいようです」
将太「決起集会の」
松本「そうだと思います。今度も選挙になると結果を問わず町民間にシコリが残るのは避けられません」
将太「町長は選挙にならないように考えておられましたね」
松本「ええ」
将太「でも相手は、決起集会を開く」
松本「まだ内部の話で公になっていない話です」
将太「そんな情報が松本さんに入ってくるんだ」
松本「まあ、いろいろありますから」

将太「町長はどうされる積もりですか」
松本「それは、わたしもわかりませんが町おこしプランを知りたがっています」
将太「わかりました。急いでまとめます」
 将太はそれから3日間、公平と「占部町町おこしプラン」を練り上げ、6ページの本文と2ページの概要版にまとめると松本のメールに送信した。

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