検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

ひどい国―柵の中で生きる人間

2012年04月29日 | 自然エネと地域振興
   人が少なくなり、姿を隠す茂みが増えると獣たちの格好の棲み処になります。鹿が昼間、人をおそれず悠然と農家の庭先に現れて、草をついばむ。人をおそれないイノシシ、鹿が爆発的に増えています。
 「庭に鹿がやってくる」と伺った酪農家で、「鹿の親子がやってきた」との声で外に出て、出合った親子鹿が写真の一枚です。一見、愛くるしい容姿に人はごまかされますが、この鹿のため、耕作をあきらめています。
 それというのも、鹿から畑を守るための防御費用はすべて自己負担です。その費用は馬鹿になりません。その費用を考えると耕作は生活に必要な分だけにとどめ、営農はあきらめるしかありません。
 埼玉でも猿が人家と隣り合わせに生息し、領域を広げ、我が物顔で作物を食い荒らします。柵・網はまったく役に立ちません。害獣の増加によって、農業を営むことが難しい中山間地が増えています。(写真のフンはウサギです)


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