やまんばのひとりごと

あと何年 健康で生きられるかわからないけどその日まで この世に生きた足跡を残していきたいな。

23年まえ すんでいたところへ

2019-07-15 19:51:02 | 日記
図書館の帰りに いつもと違う道を歩いてみた。

23年前 住んでいたところは 駅から30分もあり 我が子が小学校から帰ってくるのに1時間以上もかかっていたところだ。周り一面 田んぼで 大雨が降ると まるで我が家が湖に立っているような感じがしたものだ。

私はこの環境が気に入っていたのだが あるとき夫が 駅の近くで いい土地が売り出されているという。真に受けなかったが どうしてもそこに家を建てたいという。これから年を取っていくと こんなに買い物に行くにも遠いところでは 大変だという、

また莫大な借金を抱えるということで躊躇していたが よく考えると こんな辺鄙なところでは70歳80歳になった時 便利な方がいいと思い 元気で働いていれば借金なんか返せると思い 思い切って3階建ての 鉄骨の頑丈な家を作った、

いまは あちこちで3階建ての家を見受けるが その当時3階建ては珍しかった。
駅まで6分 スーパーまで2分 医者まで1分 バス停まで2分は快適だ。

前 住んでいたところに きょう 行ってみた。今 住んでいるところに移転した時 家を壊し 土地も売ってしまったから 何も残っていない。しかし 路地や近所の人たちは 昔のままだ。

不審に思われないようにゆっくり見て回った。荒れた家が何軒もあった。。私たちが一番若い夫婦だったから あの土地の人たちはもう80 90になっているはずだ。

もちろん 新しく建て替えられた家もあったが たぶん 子供世代とと同居している家庭だろう。25年前のそのままのうちは 10軒のうち3軒あった。

そのご夫婦たちは 買い物はどうしているんだろうか。前は近くにパン屋と八百屋があったのだが もう10年以上前になくなっていた。医者通いはどうしているんだろうか。

夫が新しい土地を買う時に猛反対をしたが 今から考えると彼の言う事が正解だったと思う。老人になるということは 若いときには考えられないことだが 確実に体が下降線をたどっていくのだと気づき 手当てすることが大事だと改めて思った。

 


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