湯歩食人【とうほくじん】

東北各地を走り回る広報マンが東北の魅力を語ります

山崎美貴 「借りたままのサリンジャー」

2012年12月29日 23時13分31秒 | 音楽【80~85年】
昨日は仕事納め。

社内ではみ~~んなデスク周りの大掃除。

するとどこからかこんな言葉が聞こえてきました。


「これ、借りたままでした。お返しします」


『借りたまま………♪借りたままのサリンジャー ずっと返せなかった♪』

すかさず自分の脳が反応


ということで今日のハナウタは山崎美貴の「借りたままのサリンジャー」です




山崎美貴ってしてます?

おかわりシスターズの1人ですけど……やはりマイナーかな


「借りたままのサリンジャー」はおかわりシスターズ解散後、彼女がソロデビューを果たしたときのデビュー曲。

発売は85年11月。

まさにおニャン子旋風が吹き始めた頃ですね。

で、この曲の作家陣は作詞が秋元康、作曲・編曲が後藤次利とおニャン子コンビ。

まあ、彼女の出身がオールナイトフジだから納得と言えば納得。


歌詞は駅のホームで昔の彼と偶然ばったり。
で、「借りっぱなしの本を返したら二度と会えなくなりそうだからまだ返さない……いつか返しにいくから」という内容。

タイトルの“サリンジャー”は全く内容に関係ないです。


メロディーは秋の寂しさを醸し出すミディアムテンポ。

分かりやすく言うと児島未散の「セプテンバー物語」や高橋美枝の「ひとりぼっちは嫌い」みないな感じですかね。
いや、さらに伝わりにくくなってるかも

個人的に大好物なメロディーです。


サリンジャーか~~高校時代ハマッた作家だな~~

「ライ麦畑でつかまえて」は自分の愛読書で何回読み返したことか。

映画「恋する女たち」で斉藤由貴も読んでいて『おお~なんかうれしい』って思ったっけ

さらにあまりに好きすぎて大学受験や就職試験での小論文では、どんなお題でもうまく「ライ麦畑でつかまえて」につなげて書いてたっけ

ほかに「ナイン・ストーリーズ」や「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」なんかも読んだな~~

「ナイン・ストーリーズ」に収録されていた「コネチカットのひょこひょこおじさん」。
やたらインパクトがあって、未だに“コネチカット”という単語を聞くとこのタイトルが浮かんできます。


「ライ麦畑~」は自分が崇拝する村上春樹氏も翻訳しましたが、個人的には白水Uブックスから出ている野崎孝氏の翻訳が好き。
青と白の表紙も好きなんだよね


近々「借りたままのサリンジャー」をBGMに「ライ麦畑でつかまえて」読みましょうかね

いや「いちご畑でつかまえて」をBGMに読もうかな

いやいや「たんぽぽ畑でつかまえて」をBGMに太陽系第10惑星“スターボー”を目指しちゃおう!!



では、おやすみなさい