基礎工事（3）

深基礎以外の建物全体の基礎の配筋です。
今回の工事は「ベタ基礎」という工法を選びました。
地盤の弱い場所で用いられる工法ですが、
採用されるもうひとつの理由に「早い」ということがあります。
壁の部分だけに基礎の低盤をつくる「布基礎」と呼ばれる工法の場合でも
床下全体にコンクリートを流すことが多くなっています。
この場合、基礎低盤、立ちあがり、床下全体、と3回に分けてコンクリートを打つのですが、
ベタ基礎の場合、低盤、立ちあがり、の2回で済みます。
また、低盤全体の配筋はそれほどむずかしくなく
作業がはかどります。

砕石（砂利）の上に、防湿シート（ビニールシート）を敷いて、鉄筋を組みます。
今日は天気が良く、気温も上がったせいか、シートの下はたくさん汗をかいていました。
ニョキっと出ているのが、給排水管。
この時に工事をしていないと、とんでもないことになります。
鉄筋の下、あちこちにあるのが、鉄筋の下にコンクリートがきちんとはいるためのもの。
これがないと、鉄筋がさびてしまいます。