走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

ジョグトリップinやまづとの道2020年

2020年01月14日 21時55分53秒 | イベント・大会


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月12日(日)ジョグトリップ「やまづとの道」45km大会に参加してきました。その様子をレポートします。といっても今回は前座を含んだジョグトリップの体験記となり、だらだらと長文申し訳ありません。

それは大会4日前の水曜日のことでした。ランニング仲間の‟ちっち“さんからあるメッセージが届きました。
「福岡から三瀬を越えて佐賀経由で久留米へ行きジョグトリップに参加しませんか」という内容でした。元々はN野ご夫妻と橘湾岸の練習会を計画していたそうですが、雨の予報で本降りになったら退避する場所がなく、危険なので辞めましたとのことです。で、その代わりと言ってはなんですが、ゆるーくマラニックで久留米まで向かいましょうという内容でした。福岡市の西新を大会前日の正午にスタートして、久留米温泉を目指し約80㎞走ったのち、ジョグトリ「やまづとの道」を45㎞走り、計125㎞の行程です。
いつもなら「ハイぜひご一緒させてください」と速攻返信するところでしたが、今回は躊躇しました。
久留米に向かうのに何故に三瀬経由なんだろう?冬の雨は嫌やなぁ、ちっちさんの“ゆるーーく”は緩くないしなぁ、ひろハラ、なみハラのテンションについて行けるか(笑)、冬の雨対策でどれだけ荷物を背負わなければいけないのか、などが錯誤しました。約5時間葛藤した後、返信しました。「ぜひ参加させてくだい」と。本当は連絡頂いて3秒後には参加の意思は固まっていたのですが(笑)

で迎えた大会前日(1月11日)ちっちさん、N野ご夫妻、私の計4人で福岡をスタートしました。私以外の3人は西新の「蜂楽饅頭」を正午にスタートしました。私はルート上に自宅があるため、スタート約4㎞地点から合流させていただきました。


天気予報は曇りのち雨でしたが青空が見えています。翌朝のジョグトリップ大会開始前にほんの少し雨が降っただけで心配したほど雨に打たれることはありませんでした。
普段は車でしか通らない道を寄り道しながら自分たちの脚で走って行きました。




三瀬峠を上っていきます。当然トンネルを進むものだと思っていましたが、ちっち隊長が「旧道(山頂まで上るルートで)行きましょう」と言いました。一瞬‟えっ“と思いましたが反面‟やった”と喜んでいる自分がいました。

ゼーゼーまでは言わないものの、走って上って行きます。県境まで来ました。


あとは下りです。年に数回車で通ることはありますが、自分の脚でこの峠を越えるのは初めてです。




「まっちゃん」で小休止です。揚げ豆腐が有名で美味しいらしいのですが残念ながら時間外で終了していました。でも名物おでん&ビールを頂き元気をもらいました。めっちゃ美味かった~。


途中、いつも気にながら車だとスルーしてしまうチェーンソー彫刻アートに立寄ったり、巨石パークの麓を通り、知恵の神様である文殊菩薩を祭る神社に寄って息子の受験をお祈りしたりしながら休憩地点の佐賀駅を目指しました。






すっかり日が暮れた20時、佐賀駅に到着しました。
駅構内にある地酒のお店の有料試飲コーナーは残念ながら時間外で終了していました。


どうしようかとしていると、たまたまお店の方が来られ地酒の由来や伝統についてお話しを聴かせていただきました。美味しい地酒を頂けるお勧めのお店はありませんか?とお尋ねしたところ地図を広げ丁寧に教えてくださいました。
教えて頂いたのは佐賀酒スタンド。角打ちバーなので椅子はなし。当然みんな立ちっ放しで飲みます。


これが正解(?)立ちっ放しなので根が生えず、いつでもリスタートできますよと皆の思いがこのお店に引き寄せられたのでしょう。地酒と美味しい料理でリーズナブルな料金、親切丁寧なおもてなしありがとうございました。
根が生えないようにと滞在時間は1時間と決めていました。みんな量だけは2時間分くらい飲みました(笑)きっとみんな明日のジョグトリップ45㎞のことは頭にありません。

久留米まで残り20数キロ、もう少しやん、みんな変です(笑)飲んで走る。真似しないでしないでください。寒さで現実に引き戻されながら久留米市内を目指しました。


もうこの頃になると惰性で走っている感があります。
N野夫妻は「しりとり」をしながら、ちっちさんは歌を口ずさみながら河川敷を進んで行きました。

2時頃久留米市内に入りました。酔いもさめ、お腹がすいたのでジョイフルで遅い晩飯(いや早い朝食?)を頂きました。当然、ビール&ハイボールで乾杯‼どれだけ飲むんかい(笑)

お腹を満たし、しばし仮眠し、最終ゴール地点の久留米温泉(いや最終ゴールはジョグトリ45㎞ですよ‼!)に向かい5時少し前に無事到着しました。

当然ながらみんな疲れています。お風呂に入り、さっぱりして約2時間仮眠しました。仮眠室があり、横になれたのが良かったです。とても気持ち良かったです。
昨日福岡をスタートして約20時間、走って飲んで食べての繰り返しでした。
※飲んで走ることは決して推奨するものではありません。いや、やるべきではありません。
 あくまでも自己責任で周りに迷惑を掛けないように。
→いつもながら自分への言い聞かせです。

なんとなく終わった感がありますがこれからが本番です。
久留米温泉で仮眠をとり、8時過ぎに会場である諏訪野町公園へ向かいました。

この大会、今年で3回目ですが非常に人気がある大会で今回も80名以上の方が参加されました。
参加のたびに頂ける“ジョグ鶏缶バッジ”が10個目になる度に一回り大きい「金鶏バッジ」を頂くことができます。今回10個目でしたので金鶏バッジを頂きました。これで5個目の金鶏バッジです。それとMVTシャツを頂きました。これは年間12回以上ジョグトリップへ参加した方へプレゼントされるもので昨年に引続き頂くことができました。


受付が終わり開会式が始まりました。主催者の“あみりん”が言いました。「本日の目玉はお酒の試飲と美味しいパン屋さんです。焼酎→ワイン→パン→日本酒の順となります。」嬉しいような恐ろしいような。


毎回協賛頂いています久留米走ろう会を代表して“久留米のかっぱ先生”がコースの詳細を説明して下さいました。


毎年久留米走ろう会のメンバーがコース途中でおもてなしエイドを開設して下さっています。
人数が多いため2グループに分かれてウェーブスタートしました。

まずは川沿いの道を進み高良大社へと向かって進んで行きます。


高良大社への上り口に鳥居がありました。


山の中腹にある神社まで石段だと900m、石段を使わず車道を上って行くと2,700mあるとのことで迷わず石段で上って行きました。(昨年はもがきながら車道を進みました)


石段が続きます。ゼーゼーハーハー言いながら上りました。


15分くらい上ったでしょうか神社に到着しました。


眼下に久留米の街並みが見えます。結構高いところまで上ってきました。


初詣の時期が過ぎているので混雑はしていませんでしたが、お参りに来られている方が何人もいらっしゃいました。


お参りを済ませ先へと向かいます。そういえばこの先を前回も前々回も違うコースで進んでしまいました。境内を左に抜け前方を上って行くのが正しいルートですが昨年までは階段を下り車道を進むという遠回りをしていました。

緩やかな上りをしばらく進んで行くと本日最初のエイド(オアシス)がありました。協賛頂いている久留米走ろう会のメンバーによるぜんざいやお漬物が振舞われました。
ぜんざいは粒がしっかり残っており、お餅もやわらかくとても美味しかったです。ありがとうございました。


ここから一気に山を下って行きます。ジョグトリップらしい森林浴コースを転ばないようにスピードを抑えて下っていきました。


蝋の木をあちこちに見ることができました。


つばき館の前に来るといろんな種類のつばきが道路の両側に植えられていました。


スタートから16km地点「世界のつばき館」に到着しました。


オアシス食は最近登場し始めた「梅酒ゼリー」(アルコールは入っていません)でした。これがとても美味しく最近の大会で楽しみにしているデザートです。



館長さんらしき方がいらっしゃり、写真を撮ってくださり、いろいろ話しかけて下さいました。
小休止して先へと進みます。昨日からの合計で90kmを過ぎました。脚がだるく途中歩きを交えながら草野地区の古い街並みを進んで行きました。

耳納連山の麓を進んで行くと大会名にもなっている「やまづとの道」へとやってきました。




やまづと(山苞)とは山から携えてくるみやげ。山里のみやげを意味するそうです。
さすが山の果実などたくさんの恵みが得られる地です。




本日数箇所廻る酒造のうち、最初の紅乙女酒造にやってきました。


たくさんの焼酎が並んでおり自由に試飲ができます。


みんな楽しそうに試飲をしていました。もちろん私もこれでもかというくらいたくさんの種類の焼酎を試飲させて頂きました。




次は併設しているワイナリーへ入りました。たくさんの種類のワインが試飲できました。


地下の貯蔵室に入ってみました。昨年までは貯蔵室があることに気が付きませんでした。






普段ワインは飲まないのですがどれもフルーティーでとても美味しかったです。あまり長居するとここで終わってしまうので先へと進みます。

出発してすぐの所に3番目のオアシスがありました。オアシス食は「芋ようかん」平戸蔦屋のお菓子でした。たぶん初めて食べたと思います。お芋の上品な甘さが口の中に広がりました。温かいお茶とぴったり合うスイーツでした。


次はパン屋さんに向かって進みました。名前は「シェサガラ」世界を目指す相良シェフが営むパン屋さんです。とても人気がある店で常にお客さんがいるような感じを受けました。
昨年食べてとても美味しかったので5種類ほど購入し歩きながら2個を食べました。やはり美味しいです。また買いに来たいです。


途中JRの田主丸駅前を通ります。駅舎がカッパになっています。


そして本日のメインイベントとでも言いましょうか「若竹屋酒造」に到着しました。雰囲気がある佇まいをしています。


中へ入るとたくさんの日本酒が並んでおり試飲できるようになっています。


もうここで終わりにして電車でワープして帰ろうという気持ちに傾きました。
大吟醸をはじめたくさんの種類を試飲させてもらいました。


気がつくと1時間以上滞在しています。このままでは本当にここで終了してしまうと思い、出発しようとしました。するとカッパが現れ足を引っぱられました。どうやら酒樽の中に引っぱり込もうとしているようです。抵抗しましたが、とうとうカッパに引きずり込まれてしまい、ここで(めでたく?)終了となってしまいました。


その後は大勢の仲間達とほろ酔い気分で田主丸駅から電車に乗り南久留米駅までワープしました。


16時前無事に?ゴールすることができました。昨日の正午に福岡を出発し、あちこち寄り道をしながら28時間かけてトータル約105kmの道のりでした。疲れましたが雨も降らず楽しい道中を過ごすことができました。


そしてこの後は懲りもせず、「酒造松竹本店」でたくさんの仲間と一杯(い~っぱい)やりました。2次会の誘惑に負けず、ちゃんと西鉄電車に乗って無事帰宅しました。

次回のジョグトリップは1月26日に開催される「オルレ平戸路」に参加します。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きましたたくさんの皆様、どうもありがとうございました」
「ちっちさん、N野ご夫妻、長い時間一緒に走って飲んで食べて遊んで下さり、ありがとうございました。また誘って下さい」
(家族へ)「長い時間留守にして酔っ払って帰ってきてごめんなさい。」

どうぞ皆様今年もよろしくお願いします。


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