走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

ジョグトリップ佐世保2019年12月

2019年12月31日 22時36分57秒 | イベント・大会


12月29日(日)ジョグトリップ「佐世保」44km大会に参加してきました。その様子をレポートします。

今年のジョグトリップもこの大会で最後となります。走り納めということで大会へ参加し、アフターの打ち上げを楽しんできました。


昨年は仲間たち計5人で唐津駅から夜間走にて佐世保に駆けつけこの大会に参加しました。
今年もと思い何人かに声を掛けたのですが、都合が合いませんでした。一人で行こうかとも思いましたが、途中で心折れるのではないかとの思い、また家の片づけや掃除をしないとカミさんに怒られるので前日は大掃除をしようと言い訳をして素直に大会当日の朝、高速バスで向かうこととしました。
朝5時35分始発の地下鉄に乗り天神へ向かい、高速バスセンターから6時10分発の佐世保行きバスに乗りました。同大会に参加される顔馴染みの仲間3人も一緒のバスでした。
約2時間で佐世保バスターミナルへ到着しました。会場の佐世保駅のすぐ目の前です。


受付を済ませゼッケンをもらいました。今大会でちょうど区切りの50回目の参加です。


本日の参加者は約80名。年始の「やまづとの道」大会と共に人気がある大会です。
8時50分になり開会式が始まりました。主催者の“あみりん” からコースや注意事項についての説明がありました。


昨年、弓張岳で新コースになっていたのをコースロストして旧コースを行ってしまうというミスをやらかしたので今回はちゃんとあみりんが言うことを聞き間違わないようにと注意しました。
本日の最遠来は新潟県長岡市から初参加の‟なお“さん。遠くから参加して頂きありがとうございます。
選手宣誓はお馴染み久留米のかっぱ先生です。バッグからかっぱの着ぐるみが顔を覗かせいます。


開会式が終わり、今回は参加人数が多いので2グループに分かれてのウェーブスタートとなりました。
天候は曇り夕方から小雨の予報です。そこまで寒くもなく走りやすいコンディションです。昨年は夜間走した挙句、終始雨だったので心が折れそうでしたが今年は何とかゴールまでは雨の心配はなさそうです。

本日は早く走ることは考えず、ゆっくり時間をかけながら、たくさんの方々と道中お会いし、お話できたらという思いで進むこととしました。

スタートして5kmくらい街の中を走った後、次第に山に向かって緩やかに上って行きました。


トータル3つの山を越えるアップダウンが多いコースです。まずは10㎞地点にある最初のオアシス(エイド)に向かって上って行きます。烏帽子岳に向かう途中にある隠居岳に向かっての上りです。
坂道を上るにつれ次第に遠くが見渡せるようになり、街中の向こうに海が見えます。




そして最初のオアシス(エイド)に到着しました。
オアシス食は「かっぱ巻き」でした。ちょうど住人の方が出てこられミカンを差し入れて下さいました。そうそう昨年もミカン頂いたなぁ。ありがとうございました。



ここから更に上り本日の最高地点の533mまで上って行きます。

本日の最高地点を超え、少し下りが続いたあと再度上っていきます。
途中赤いつぶつぶのキノコ?がいっぱい生えていました。これは何でしょうか?毒キノコの仲間でしょうか。



山の上のジョグトリップらしい道を進んで行きます。
途中、EBOSHI(烏帽子)のモニュメントで無理矢理‟バエるねぇ‟といながら半強制的に愉快な仲間たちと記念撮影をしてもらいました。

そこから少し下った「青少年の天地前」の2番目のオアシス(20km地点)に到着しました。

オアシス食は「コーヒー大福」です。


温麦茶ととても合います。体が温まります。ひと息ついて先に進んで行きます。

分かりづらいですが十字架が立っています。



ここから街の中まで約7㎞程を下って行きます。

先の方に街並みが見えてきました。


国道204号線へ下ってきました。国道を少し進んだ後、左手に入り、坂を上っていきます。
上り始めてすぐのところに3番目のオアシスがありました。ここでは毎年‟ひとみさん“ことM崎さんがオアシスを開設してくださり、おもてなしして頂いております。






カップに注いで頂いたお味噌汁はとても美味しく、体と心が温まりました。そして手造りのたこ焼きとても美味しかったです。毎年本当にありがとうございます。

元気をもらいゴールへと向かってへ進んでいきます。この先は本日最後の峠である弓張岳へと向かっていきます。

眼下に佐世保の港が見えてきました。雲ってはいますが、この光景を見たくて頑張って走ってきました。


そして32km地点、昨年やらかした分岐点へやってきました。一昨年までは右上の「弓張岳展望所」方面が正規ルートでした。


しかし昨年からコース変更で左下の「小島町」方向がコースになりました。昨年は開会式であみりんが(コース変更しているので)注意するようにと喚起していたことをすっかり忘れ、旧コースへ向かい最後のオアシスをロストしてしまいました。今年はそのことを思い出しちゃんと白線矢印方向へと向かいました。
少し下り坂が続き、あれ上らないのかなぁと一瞬思いましたがそうは問屋が(あみりんが)許しません。


白線矢印が3本引かれています。「昨年間違えた奴ら、こっちだぞ」と‟あみりん“がほくそ笑む姿が思い浮かびます。
ではやってやろうではないか。ダッシュで上って行きました。
がしかし、途中から舗装道からトレイルに変わり、この道であっているのかなぁと不安になりました。




とりあえず「弓張岳」の標識を目指して進んで行きます。間違っていてもどこかで合流できるだろうと思いながら進みました。

上り詰めると‟K地“さんがいました。安心しました。彼は昨年このコースを通っておられるので、間違えではなかったんだと。

その後無事仲間達とも再び合流でき安心しました。


本日最後のオアシスです。
大好きな「いなり寿司」今年の食べ納めに相応しく口の中にジューシーな甘酢が広がります。


今年はこの素晴らしいロケーションのオアシスへ辿り着くことができて良かったです。




残り約9㎞、右手に景色を見ながら今年一年を振り返りながら山道をゆっくり下って行きます。
そして下りきって海が見ました。九十九島遊覧船乗り場です。今度快晴の青空の下、ゆったり乗船したいものです。


一昨年までこの地点にあった‟TUJIYA“さんが最終オアシスでした。
実はジョグトリップでオアシスをご提供ご協力頂いているコンビニや個人商店、偶然にも私の仕事で繋がっているところが多数あります。

トンネルを過ぎSSKバイパスに沿って走ります。造船所の巨大なクレーンがたくさん見えました。


米軍基地入口の鳥居です。一昨年この先でこけました(笑)あと2㎞弱です。




そして16時35分無事ゴールです。「とりたん」の横で一同写真を撮ってもらいました。

参加者の声を述べました。今日はゆっくり走ったことで仲間や地元の方々とお話しできたことが一番楽しかったと。

このあと18時からの打ち上げ(忘年会)に出席しました。20数名で盛大に忘年会開始。いっぱい飲んで、いっぱいしゃべってとても楽しい2時間があっという間に過ぎました。そして後ろ髪を引かれつつ、明日も仕事なので高速バスにて福岡へ戻りました。

本日の一言…「今年も皆様とご一緒できましたことが最大の感謝です。ありがとうございました。」
      
次回は年明け1月12日に開催される「やまづとの道45km」に参加します。
どうぞ皆様来年もよろしくお願いします。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、ありがとうございました」
(家族の皆へ)「年明けから大掃除やりますので許してください」

2019年、年間走行距離…6,224㎞

防府読売マラソン2019年

2019年12月17日 17時40分31秒 | イベント・大会


11月15日(日)「防府読売マラソン2019年」大会に参加してきました。
この防府読売マラソンは今回初めての参加となります。
歴史ある大会で以前は福岡でもTVでリアル放映していたのを覚えています。(現在は生中継ではなく大会当日深夜に録画放映されています)
この大会を走ってみたいと思ったのはちょうど1年前のことです。昨年この大会に参加される方々を応援しようと小倉駅から防府まで約100kmを約20時間かけて5人で歩いて行きました。そして真剣勝負に挑むランナー達を見てかっこよく勇ましく感じました。自分も走ってみたいなぁと。
そして7月29日エントリーのクリック合戦に運よく当選し出場権を得ることができました。
11月に開催された下関海響マラソン、福岡マラソンに続いて今季3本目の大会です。今シーズンのフルマラソン公式大会への参加はこれが最後です。
それなりに格式がある大会なので何としてでも完走したいという気持ちが今までのどの大会よりも強く感じました。
目標は、まず制限時間内(4時間以内)での完走。できれば3時間40分台前半で。あわよくば自己ベスト(3時間38分)を更新したいなぁと思って臨みました。




当日の受付時間は9時から11時までとなっています。間に合うように当日の朝に新幹線で向かいました。新山口まで行き在来線に乗り換え、防府駅へ9時14分に到着しました。


防府駅から会場のソルトアリーナ防府までシャトルバスが運行していました。待ち時間なくすぐ乗車でき約15分で会場へ到着しました。






受付を済ませ会場の体育館が控え室となっているので移動し着替等準備をしました。

ゼッケンNoは2897です。過去のタイム記録を事前に申請提出しますが早い順位にNoが振られます。最終が3100番台なので最終寄りのNoです。当然スタートブロックもこのNoで細かく区切られています。

この大会の良い所はスタート直前にスタートブロックに整列すれば良く、何十分も前から並ぶ必要がありません。もちろん自分のブロックの少しでも前に整列したいのであれば早くから並んだ方が良いのですが早く並んでも遅く並んでも10mも変わらないため時間ギリギリまで控え室でストレッチなどを行っていました。
スタート20分前になり外へ出て10分くらい動的ストレッチを行ったりWSを数本行ったりしました。
10分前にスタートブロックに入りました。整列地点からスタートラインまで100mくらいでしょうか。

参加者は全部で3,400人くらいでしょうか。招待選手として大会3連覇を狙う川内優輝選手などトップアスリートも一緒に走ります。
スタート時刻の12時2分となり、号砲が響きました。拍手が沸きます。




なかなか前へ進みません。スタートラインは先に見えていますがゲートの幅が狭いため(2車線分程)詰まっています。福岡マラソンのときはCブロックスタートでしたが38秒でスタートラインを超えることができたので、今回も1分もかからないだろうと思っていました。ところが1分49秒もかかってしまいました。昨年までは陸上競技場スタートだったのが今年から表の道路に変わったことも影響しているようです。他の方も予想以上に時間がかかったと言っていました。

まぁ仕方ないです。あせらずに最初からオーバーペースにならないようにと言い聞かせて走り出しました。



最初の1km(スタートラインを超えてから)4分58秒。集団の中なので5分半位かと思っていましたが全体のペースが速いこともあり意外と良いタイムで進むことができました。

無理な追い越しはせず、ほぼ周りのペースに合わせて走って行きました。
4km地点で最初の給水所がありました。本日快晴で気温は少し高めの14℃あります。まだスタート間もないので暑くもなく寒くもなくといったところですが早めの給水を心掛けました。
5km地点ラップ24分13秒。平均4分51秒/kmペース。
普段の練習でもこんな速いペースでのPRやっていなかったので飛ばしすぎかなと思いましたが大丈夫そうです。

再び8km地点で給水を摂り、10km地点の計測マットを越えました。この5kmのラップは23分46秒。平均4分45秒/kmでした。先月の福岡マラソンでは5分ちょうど位だったので少し速いペースで進めています。
沿道では地元の方々の暑い応援、そして地元福岡からもたくさんのラン仲間が応援に駆けつけてくれています。同じ方々に途中4回出会い、ハイタッチをして元気をもらいました。本当にありがとうございました。

その後15km地点のラップは24分1秒、平均4分48秒/km。20km地点では24分2秒、同じく平均4分48秒。自分でもびっくりするくらい順調すぎるペースで走れています。
問題はここからです。11月の下関海響、福岡マラソンとも20kmから25kmの間で足に痛みや違和感が出てスピードダウンしてしまいました。特に下関海響の時は足の付け根(股間節)が“カクカク”になりロボットみたいな走りになり前半の貯金を食い潰す結果となってしまいました。福岡マラソンではテーピーングやサポーターをしたお陰もあり股間節は大丈夫でしたが膝に痛みが生じ、やはり後半は5分半くらいのペースに落込みました。


↑井ヶ瀬さん写真ありがとうございました。

中間地点を1時間43分10秒(グロス)で過ぎました。その先で折り返した先頭選手とすれ違いました。あれ、川内は先頭ではない、7番手位を走っていました。そして25km地点のラップ24分10秒、4分50秒/km平均でした。たのむ脚よ、このまま持ってくれ、35kmまでいや30kmまでこのペースで走ることができますようにと祈りながら走りました。この頃になると少しずつ両膝に痛みを感じてきました。いつものことです。まだまだ耐えられる痛みなのでそのままのペースで進みました。

折り返してすぐの30km地点、ラップ24分33秒、4分55秒平均でした。まだ4分台で走れています。今までこんな経験ありません。サブ3.5が頭をよぎりました。もしかしたら行けるのでは。いやいや、そんなに甘くはない、できるだけ今のペースを保つようにしよう、同じくらいのペースで走っておられる方の後ろに付き、引っぱってもらうこととしました。早い方には置いて行かれ、自分のペースが少し速いかなと思った時は前へと出てを何度か繰り返しながら何人かに引っぱってもらいながら進んで行きました。

特別暑い訳ではないのですが喉が渇きました。全部で8箇所給水所がありますが、27km地点の次は34km地点までありません。ここがきつかったです。この間に給水所がほしかったです。飲むだけでなく膝に水をかけ気を散らしたかったです。

35kmまで来ました。ラップは24分42秒、平均4分56秒/kmです。まだ5分を切れています。
この頃からサブ3.5を強く意識し始めました。頭の中で計算してしまいます。残り5分20秒平均でいければ間に合うなとか皮算用が始まりました。幸い脚はまだ持っていますが、明らかに前半のペースより落ちてきているのが体感で分かります。腰を高く、腕を下げず90度に保ち、笑顔で走ろうと意識して進みました。元気があれば35kmからスパートをかけようと思っていましたがそんな余裕はありません。とにかく今のペースをできるだけ落とさないよう走るのが精一杯でした。

そして40km地点。ラップは25分26秒、平均5分5秒/km。ついに5分台に落ちました。いやここまできて5分5秒なら上出来です。過去にありません。ここまで3時間16分42秒(グロス)です。残り2.195kmを13分でいければ3.5達成できます。無我夢中でした。“3.5、3.5”と唱えながらゴールを目指しました。残り1kmの表示を過ぎたとき3.5を確信しました。最後のコーナーを曲がり競技場の入口が正面に見えました。競技場の入口で応援してくれていたヒロ君、ナミさんにハイタッチしながら“3.5、3.5”と叫んでいました。夕日に照らされた競技場を最後の力を振り絞って4分の3周してゴールしました。

グロス3時間27分45秒、ネット3時間25分56秒という結果でした。
自己ベストを約11分更新して初めてのサブ3.5を達成することができました。







信じられないです。記録更新に向けての特別なトレーニングをした訳でもありません。30kmどころか20kmのPR走も1回もやっていません。ゼーゼーハーハーの追い込む練習も1回もやっていません。相変わらず普段のチンタラJOGと11月の下関と福岡マラソンを走ったくらいです。
普段のJOGも6分20秒位から入り、せいぜい上げて5分0秒くらいまでです。練習では4分台で走ったことは1度もありません。よっぽど運が良かったのでしょう。奇跡としか言いようがありません。

自分なりに良かった点と反省点を振り返ると

良かった点
①今までのどの大会よりも絶対完走するという気持ちが高かったこと。
②少しでも良い体調で臨もうと約3週間禁酒したこと(厳密には途中3日ほど飲んじゃいましたが)
③好天に恵まれたこと。寒さに弱いので今回のように少し暑いくらいがちょうど良かったです。
④最後までほぼ同じペースを保つことができたこと。

反省点
①事前にもう少し身体を絞りたかった(1.5kg位減量したかった)
②地元の応援して頂いた方たちにもっとありがとうを言えば良かった。
③苦しい時こそ笑顔を意識したがあまりできなかった。

最後にいつもながらですが
「大会関係者の皆様、沿道から熱い声援を送って下さったたくさんの方々、本当にありがとうございました。」
そして「家族のみんな、今日も一日好き勝手やらせて頂きすみません、そしてありがとう」

皆様本当にありがとうございました。