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走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

ジョグトリップin生月島 2019年8月

2019年08月27日 12時43分37秒 | イベント・大会



8月25日(日)ジョグトリップ「生月島」26km大会に参加してきましたのでその様子をレポートします。


ジョグトリップは前回7月に「平戸のマチュピチュ」に参加しました。その後7月後半に行われた「冷水岳」にも参加予定でしたが、前日にある試走会(伊都国マラニック前半の部)を走り、この日はかなり暑かったため帰宅後、体か火照って全く寝付くことができませんでした。スタート時間が早かったため深夜から出発予定でしたが、寝ていないのと体が熱く少し気分も悪く無理しないようにとあみりんへ連絡を入れDNSとしました。どうやら軽い熱中症にかかったみたいです。

実は今回の「生月島」も前日に同マラニックの試走会(後半の部)があり、参加してきました。
この日は気温が下がり、暑くもなく諸先輩方達と快適に走ることができました。
生月島は大好きな大会で参加すると決めていたので、早々と前日より会場へ向け出発しました。


今回の「生月島」大会は昨年までと2つの点が変更になっています。
1つ目はスタート時刻が30分繰り上がって5時半となりました。これはゴール後にお風呂に入られる方へ平戸にある「ホテル旗松亭」さんがこの大会参加者のために特別に9時~11時に開けて下さるので11時までに間に合うようにと30分スタートが繰り上がりました。

2つ目は集合場所(スタート、ゴール)地点が昨年までの「道の駅生月島」から数百メートル先の「ふれあい広場」へ変更となりました。道の駅は生月大橋のすぐ下でロケーション的には最高なのですが、駐車場があまり広くないため、十分なスペースがある「ふれあい広場」へ変更となりました。

前夜、早めに夕食を済ませ19時に福岡市の自宅を出発し、いつもの西九州道路経由で向かいました。21時半に生月島へと到着しました。


しばらく道の駅に車を停め景色を楽しみました。


窓を開けていると波の音、風の音、虫の音が聞こえます。また空気がひんやりして少し肌寒さを感じました。

その後スタート地点のふれあい広場へ車を移動させ仮眠することとしました。熟睡はできませんでしたが4時間くらいは休めました。4時を過ぎた頃から参加者が少しずつ集まってきました。

今回の参加者は約70名。うち初参加者も25名ほどおられ、毎年ですが非常に人気がある大会です。最遠来は東京都からお越しの方が2名いらっしゃいました。


5時になり開会式が始まる直前に主催者の“あみりん”が言いました。「しまった、選手宣誓をしてもらう方を決めていなかった」嫌な予感がしました。「谷崎さん、久しぶりにお願いします」もちろん断ることもできず、ありがたく?3回目の選手宣誓をさせて頂きました。


選手宣誓の中で発表しました「実は本日、ゆっくり走るための仕掛けがあります」と言って背負っていたリュックサックを仲間の女性ランナーに渡しました。「重ーいっ!」びっくりしていました。実はリュックサックの中に鉄アレイ3kg×2個を忍ばせているのです。


前日試走会で約40kmを走り、今日は重り6kgを背負って走れば、否が応でもゆっくりとしか進めない、ゆっくりであれば景色も堪能できる、またいろんな方ともお話しできると考えたのです。(←アホですね~)
結果、ゴールまで6kgを背負って走りましたが、重さどうこう言うよりゴツゴツと腰に当たって痛いのと、リュックが重みで肩に食い込んで痛くて苦痛でした。家に帰って鏡を見ると腰の皮が直径2cmくらいずりむけていました(笑)たぶんもうやらないでしょう。でもおかげでゆっくり走って景色も会話も堪能することができました。

スタート時刻の5時半になりました。人数が多いため2組に分かれてのウェーブスタートです。私は後の組で出発しユルユルと進んで行きます。

前半は生月島の西海岸に沿って走ります。ゼッケンにも書いています、島の西側「牛はいますが、トイレ・自販機はありません」と。

この大会、今年で3回目ですが大好きな大会の一つです。何といっても景色が素晴らしい。
非日常的な体験をさせてくれます。
あいにくスタート直後から雨が降り出しました。でも全く気にならないです。むしろ涼しくて心地よく感じます。

しばらくいつもご一緒するベテランランナーさん達と進んで行きました。2km位行くと先の組で出発された「ジャンプなべ」さんとご一緒の仲間たちに追いつきました。ここから私も仲間に交ぜて頂くことしました。なべさん、井○瀬さん、たにーさん、さっちゃん、途中から合流した竹○さん、最後までありがとうございました。
井○瀬さんはサンダルで走っておられます。走るたびにペタッペタッと音がして走りにくいのではないかと思うのですが、快適でまったく普通に走ることができるそうです。

雨は降ったり止んだり、途中虹が出ました。


牛さんのマーク、長閑さを感じさせます。


ダムでしょうか、珍しい風景です。


山の上には風車が見えました。


しばらく山道を上って行き4km程進むと左手に海が見え始めその先にトンネルがありました。「鷹の巣トンネル」です。開会式であみりんが言っていました「鷹の巣トンネルを過ぎて少し行ったら後ろを振り向いてください、素晴らしい景色が見えます」と。


トンネルを出るとあみりんが待ち構えており、皆の写真を撮ってくださいました。


ここからしばらく絶景が続きます。先の海に向かって道路が続いているような光景です。








さすが映画やCMなどのロケ地だけのことはあります。

早くも稲刈りがされていました。あちこちでガードレールにぶら下げている光景を見ました。




10km地点にあるオアシスに到着です。カフェPaYaLaの敷地内にありました。


暑くなく汗もさほどかいておらず、喉もあまり渇いていませんが水分補給します。

オアシス食は「夏香のジュレ」平戸蔦屋さんの夏季限定高級デザートです。


蔦屋さんのお菓子やデザートはどれも品があってとても美味しいです。

一休みして先へ進みます。オアシスを出発するとすぐ「塩俵の断崖」の看板が立っており、海に向かって階段を下って行きます。するとそびえ立つ断崖絶壁の景色が広がりました。


南北に500メートル広がっており、長崎県新観光百選にも選ばれているそうです。自然の力はすごいな。感動します。

ここから4km先にある「大バエ灯台」を目指します。途中アップダウンを繰り返しながら進んで行くと早くも折り返して来られたランナー達とすれ違います。お互い「お疲れ様でーす、頑張ってくださーい」と声を掛け合います。

大バエ灯台にやってきました。生月島の最北端に位置し、80m程切り立つ断崖の上に建つ無人灯台です。




断崖の下を覗くとゾクゾクします。

ここで竹○さんも合流し、皆で記念写真を撮ってもらいました。


そしてお約束の「せーのピョ~ン」もやらせて頂きました。


しばらく絶景を楽しみ後半へと向かって折り返します。
しばらくは先程通って来た道を戻っていきます。

18km地点のオアシス(先程のカフェPaYaLa)に到着しました。


もうほとんどオアシス食(桃の水大福)が残っていないので、もしかしたらベストジョグトリッパーを狙えるのではなどと話ました。

写真を撮り忘れましたが、「桃の水大福」これまた絶品で一見、梅の実に見えるが実は桃の果肉という不思議な大福です。

さぁゴールまで残すところ8km。一同進んで行きます。


ここからは島の東海岸に沿って進んで行きます。西海岸と違って途中には民家やお店が点在しており生活感を感じます。


あちこちにジョグトリップとは違う長めの白線矢印が引かれており、昔初めて公式大会に参加した「生月ロードレース」を思い出します。わずか10kmでしたがこれをきっかけに現在に至ります。

ファミマで一休みして乾杯します。といっても車なのでノンアルのオールフリーです。


ゴール少し手前に大きな観音様が見えました。そうそう昨年も気にはなりましたが寄ったことはありませんでした。せっかくなので皆で寄ってみました。高さ18mもあり間近でみると迫力があります。台座内部にも無料で入ることができました。


500m位進むとゴール地点に到着しました。ちょうど10時、みんなで無事ゴールしました。この頃になると、すっかり雨も上がり日が差していました。




記念撮影をしてもらい、参加者の声(ヒーローインタビュー)を述べます。マイクスタンドには「本日の主役」とぶらさがっています。最近どんどん派手になってきています(笑)
何度参加してもこの景色には毎回感動させられること、ゆっくり走ってみんなと楽しい時間が過ごせたことなどを感想で述べました。

スタートまでは雨も降っておらず、あいにくの天候でしたが十分に景色を堪能することができました。何よりもゆっくり走ったことで仲間ともいろんな話しができたこと、今まで立ち寄ったことがなかったところへ寄れたことが今回良かったです。

それと背負って走った“鉄アレイ”は失敗でした。腰に当たり擦れて痛いは、肩に食い込んだリュックが痛いは、踏ん張ったせいか足の指(つま先親指)が変色して痛い思いをしました。途中オアシスに置いていこうかとも思いましたが意地で担いでゴールしました。
その後、しばらく余韻に浸り身体を休め帰路へとつきました。

今後の予定は、9月7日、8日で昔開催されていた「玄海100kmウルトラマラソン」のコースを○広さん始めウルトラ界のスター達とご一緒させて頂きます。初めてのコースなので不安と期待が入り乱れています。翌週15日は「第9回伊都国100kmマラニック」に参加させて頂きます。翌16日はジャンプなべさん企画の「福岡マラソン前半コース試走会」に参加させて頂きます。多分全コースは無理なので途中から合流になると思います。
9月のジョグトリップはまだエントリーしていませんが「平戸街道」を検討中です。

少し涼しくなったとはいえ、まだ残暑続くと思いますので皆様どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

あと、大濠公園のひまわりも8月上旬に立派な花を咲かせて楽しませてくれました。


立ち寄ってくださった皆様、水やり等どうもありがとうございました。来年も大きなひまわりを咲かせたいと思います。この場を借りてお礼申し上げます。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、本日はどうもありがとうございました」
「家族のみんな、前日から留守して好き勝手やらせて頂きすみません、そしてありがとう」

本日の走行距離…約27km

ジョグトリップin平戸のマチュピチュ2019

2019年07月15日 20時29分01秒 | イベント・大会


7月14日(日)ジョグトリップ「平戸のマチュピチュ」27km大会に参加してきました。その様子をレポートします。

今年は北部九州の梅雨入りが統計観測上最も遅い6月26日でした。梅雨入りが遅かった分、明けるのも遅いのではないかと言われていますがどうでしょう。
昨年のこの時期に行われた「春日集落と安満岳」では各地に被害をもたらす大雨の直後に開催されたことが印象に残っています。
あれから1年経ちました。
そんな梅雨真っただ中ですが運良く雨も上がり、気温もさほど高くなく、まずまずのコンデションで大会当日を迎えることができました。

今回の「平戸のマチュピチュ」のスタートゴール地点となる西浜エリアは平戸島内の西南部に位置し、釣りが好きな方はご存知の宮ノ浦に向かう途中にあります。
平戸大橋から約28㎞車、40分程進んだところです。福岡の自宅から約140㎞、西九州道経由で約3時間と今まで開催されたジョグトリップの中で最遠の地での大会です。

スタート時刻は13時30分とジョグトリップにしては珍しく午後からのスタートです。
8時半自宅を出発、予定通り11時30分頃到着しました。が集合地点(駐車場)が分かりません。進行方向を示す白線矢印に沿って車を進ませます。
幹線道路から山道に向かって矢印が引いてあります
。かなり狭い道だが上ってみようと進んでいくと上った先に主催者の‟あみりん“とベテランランナー‟ヒデさん”が白線を引いていました。
挨拶するとびっくりしていました。ここはランナーのコースで車道ではないとのこと。
とりあえず直進すれば抜けて幹線道路に出ることができるとのことでそのまま進んで山を下って行きました。
そんなハプニングもありましたが何とか車を停め目の前の海岸を散策します。

すぐ前には海の中道を渡って行く「淀姫神社」があります。






この頃は曇りでしたがゴールした夕方には青空から太陽の光が注いでいました。日差しが降り注ぐ海浜の光景は後ほどお伝えします。


13時20分開会式が始まりました。本日の参加者は24名、久しぶりの先輩方達とも再会し、また初めての方ともよろしくお願いしますと挨拶しスタートを待ちます。


本日の大会タイトル平戸のマチュピチュこと果樹園「善果園」を営んでおられる善三さんと地元まちづくり協議会の緒方さんにご協力頂きました。




途中、心暖かいおもてなしをして頂きありがとうございました。

選手宣誓は福岡市から参加の〇田さんです。


ピシャっと天に腕を伸ばしてお手本のような宣誓でした。
この度ジョグトリTシャツをゲットされ、また本日のベストジョグトリッパー(時間いっぱい楽しんで最後にゴールした方を称えてこう呼びます)にも輝きました。おめでとうございます。

あみりんより、一通り説明や注意事項を述べられ開会式が終わりスタート時刻の13時半になりました。
珍しくスタート(ゴール)ラインが引いています。
いつもであれば「スタート地点はこの辺で」とゆるゆるなのですが、本日は長崎新聞の方がスタート時の写真を撮ってくださるとのことでマラソン大会らしくラインを引いたとのことです。


まずは海岸線に沿って穏やかな起伏を進んでいきます。中津良地区に「絶景ポイント」の看板が立っていました。町の方々が生い茂る木を伐採して展望所にして下さったそうです。


こちらが実写↓




少し先にもう一ヶ所絶景ポイントがありました。


またまたこちらが実写↓




坂を下った6㎞地点の「中津良ふれあい会館」が本日最初のオアシスとして開放してくれていました。


オアシス食は「夏香のジュレ」でした。夏季限定で本日お世話になる善果園と蔦屋のコラボ商品です。柑橘のさっぱりした味で冷たく美味しかったです。


一休みして先へと向かいます。

ここから山道を上っていきます。林道になっており、ほとんど車は通らず走りやすいのですが、なにせダラダラと上り坂が続きます。
山の下の方ではセミの合唱が聞こえていましたが上るにつれセミの声は聞こえなくなり代わりにウグイスなどの鳥の声や虫の声が聞こえるようになりました。




上り坂が7~8㎞続きます。勾配はきつくないのですがゼイゼイハーハー滝汗をかきながら上っていきました。
次のオアシスまであと2㎞位のところでまちづくり協議会の緒方さんが車でやってきて臨時オアシスを開設してくださいました。
のどがカラカラだったので助かりました。これこそ本当のオアシスと感じました。元気をもらいこの先にあるオアシスへ向かいます。
17㎞地点のオアシス「お塩の慈眼堂」に到着です。山の中に突然現れびっくりしました。


ここでは天然塩を作っており、塩上げ体験ができます。窯の中から塩をすくってみました。初めての体験でした。真白な塩がたくさんすくえました。


このお塩で作った塩むすびとお漬物をふるまってくださいました。最高においしかったです。あまりのおいしさに本来のオアシス食「いなり寿司」の写真を撮り忘れました。


山を下って国道383号線に出ました。平戸高校前を通過してその先から左へ入っていきました。


そして再び山道です。あみりん今日もいっぱい山道ありがとう。とりあえず文句を言わず黙々と上ることとします。
有僧都岳(ゆうそうづだけ)という標高350mの山沿いを上っていきました。


遠くに海が見えました。青々とした水田の先に海が見えるきれいな光景でした。


ゴールまで残り約3㎞。ここから本日のクライマックスです。平戸のマチュピチュ?に向かって上っていきます。
ちなみに朝車で通った際、下の道を直進すべきところ、矢印につられて右上へと入っていくというコースアウトした場所です。

急坂を上っていきます。たこさん語録の内の一つ「激坂パラダイス」です(笑)


途中まで走って上りましたが諦めました。本日ずっとご一緒させて頂いているK坂さんと一緒に歩いて上っていきました。


今朝方まで降っていた雨で所々ぬかるんでいます。




トレイルコースを進んで行きます。トレイル特に下り坂は滑ってこけそうで怖いです。
広大な景色が広がっていました。青空も出てきて海がキラキラと反射して眩しいです。

2㎞ちょっとあったでしょうか。果樹園の山道を抜けて下ってきました。


ここ平戸夏果で有名な「平戸善果園」で収穫した果実で作ったジュースを頂きました。天然100%甘酸っぱくてとても美味しいです。
おかわりをもらいました。お土産で平戸夏香を頂きました。ありがとうございました。




そして16時35分無事ゴールしました。すっかり天気も回復し一段と海がきれいでした。
いつも通り、記念写真を撮ってもらい参加者の声を述べました。


平戸にて新たに海と山を発見できたこと、上り坂がきつかったこと、手造りの塩のおむすびが美味しかったこと、果樹園からの景色が素晴らしかったこと等々…
ある参加者が言いました「ところでマチュピチュどこにあったと?」まぁ本物のマチュピチュとは比べられないでしょうが平戸の絶景のひとつであることには間違いないと思いました。




来年も是非参加したい大会のひとつです。来年はぜひ宿泊して夜の部も楽しみたいと思います。

話変わりますが6月2日に種まきした大濠公園のひまわりが、ぐんぐん成長しています。




他の区画より早めに種蒔きしたこともありますが、皆様が愛情もって水やりや雑草取りをして頂いているおかげでどこよりも大きく育っています。
きっと7月下旬には立派な花を咲かせてくれることと楽しみです。どうぞ皆様近くにお寄りの際には覗いてみてください。
美術館寄り区画No26「ジョグトリップ」の看板が目印です。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、本日はありがとうございました。ご一緒頂きましたおかげできつい坂も上りきることができました。」
「家族のみんな、今日も好き勝手やらせて頂きすみません、そしてありがとう」
しかし平戸のマチュピチュは遠かった、特に帰りが。インカ帝国に比べれば近いものだが…

今後の予定は7月27日「伊都国100㎞マラニック試走会前半の部」28日ジョグトリップ「冷水岳」へ参加します。

本日の走行距離…27km

ジョグトリップin唐津鷹島2019年

2019年06月11日 22時37分39秒 | イベント・大会


6月9日(日)ジョグトリップ「唐津鷹島」54km大会に参加してきました。その様子をレポートします。

6月に入り気温と共に湿度も上昇し、間もなく北部九州も梅雨入りすることと思います。
しかしここ数日間は良い天気が続いており大会当日も薄曇り時々晴れで雨の心配はありませんでした。この唐津鷹島は今年で3回目の参加となります。

5月は橘湾岸を急用発生でDNS、ジョグトリップ度島とあづち大島にエントリーしていましたが主催者事情により大会中止となり、イベントへの参加は「水と緑の久留米マラソン大会」だけでした。月間走行距離も420kmにとどまってしまいました。4月後半のジョグトリップ九十九島ウルトラでは初のワープを経験し、このところまともにロングを走れていない状態が続いていました。そんなモヤモヤを払拭しようと思い、今回は自宅(福岡市城南区)から会場の唐津城までオーバーナイトランで向かい、そのまま大会に参加することとしました。トータルの距離は約100kmです。大会終了後、参加されたランニング仲間約20名で宴をやろうとなっており、車で向かうことができないのでちょうど良い機会です。

今回のスタートゴール地点は佐賀県唐津市の「唐津城下」広場です。参加していませんが2週間前の「博多唐津ウルトラ106km」の折り返し地点でもあります。受付開始は8時から、スタートは9時となっています。

当日(9日)午前0時に自宅を出発しました。辿りつけるだろうかと不安がありますが、無理そうだったら早朝途中から電車に乗ればいいと思い、JR筑肥線に沿って202号線を西進しました。




前原のあたりまでは街灯も多く安心して走れたのですが、その先からは暗い夜道をヘッドライト頼りに進んでいきました。3時から4時にかけては睡魔との闘いで転ばないように気をつけてゆっくり進みました。4時を過ぎると少しずつ空が白み始め、やがて夜が明けました。6時頃会場最寄のファミレスに到着し着替えて一休みしました。

7時半に会場の唐津城下へ向かうと主催者の“あみりん”が会場の設営をしていました。まだ他の参加者は来られていません。あみりんに挨拶し、唐津城をいつも遠くから見るばっかりで、まだ登ったことがなかったので散策しようと上へと登ってみました。景色が良いです。虹ノ松原もきれいに見ることができました。




8時過ぎになると電車で来られた方も一気に到着し、会場が賑やかになりました。今回の参加者は約70名です。最遠来は千葉県からのご参加で他にも数名九州以外からの参加の方も見受けられました。私もいつかは遠方の大会に参加して、今まで見たことがない景色の中を走ってみたいものです。


8時50分になり開会式が始まりました。いつも通り、あみりんからコースの注意点やエイド(オアシス)情報、ゴール時間などの説明があり、選手宣誓に移りました。本日の選手宣誓はお馴染み“ジャンプナベ”さんです。ナベさんはいろんなイベントを企画して下さり、時折楽しく参加させて頂いております。本日大会終了の「一杯やりましょう」もナベさんが企画してくださり声を掛けていただきました。いつも通り派手な出で立ちで元気よく宣誓してくださいました。


スタート時刻の9時になりました。いつも通り、あみりんの「5・4・3・2・1はいスタートです。楽しんで行ってらっしゃい」の掛け声のもと一同スタートしました。


まずは少し道なりに進んだ先から左折し、山へと向かって街中を進んで行きます。
3kmほど進むと郊外へと抜け、次第に山道へと入っていきました。ここから暫く上りが続きます。


3kmから4kmくらいダラダラと上ったでしょうか。空模様は薄曇りですが湿気もあり汗がダラダラでます。上りきった少し先の8km地点に本日最初のオアシスがありました。




オアシス食は写真撮り忘れましたがコーヒー大福でした。だいたい最初のオアシスはかっぱ巻きなどご飯ものが多いのですが、今回はコーヒー大福です。なんでだろう、今度あみりんに聞いてみよう。麦茶と水でたっぷりと水分補給して先へと向かいました。

途中茶畑が見えました。他にも所々で見かけました。このあたりは茶葉の生産地なのでしょう。


看板に「鷹島」の文字が見え出しました。


左前方に大きな風車が見えてきました。


下り坂になるとやっと楽になれると嬉しい反面、帰りはこのしんどい坂を上るのか、脚はもつかなぁと心配になります。鷹島まで13kmと表示があり少しずつ近づいていきます。
左手に先ほどの風車が大きく見えるようになってきました。やがて18km地点にある2番目のオアシスに到着です。ガソリンスタンドの一角を開放して頂いております。


オアシス食は「マーコットプリン」です。夏季限定のオレンジ味のプリンです。(写真撮り忘れました)大福系も好きですが、つるんとした喉越しが良くてとても美味しいプリンです。水と麦茶をお替りして鷹島に向かって出発します。

視線の先に鷹島へと続く肥前大橋が見えてきました。少し雲がかかっていますが良い景色です。


あと2kmで本日3番目のオアシス「道の駅鷹ら島」です。


肥前大橋を渡って鷹島へと入っていきます。高い所は苦手ですが、海を覗くと所々エメラルドグリーンに染まりとてもきれいでした。






橋を渡りきって鷹島に踏み込みました。ここ鷹島は長崎県です。県境を越えると遠くまで来た気分になります。


23km地点のオアシス「道の駅鷹ら島」に到着しました。


あみりん達が先回りして迎えてくれています。オアシス食の「いなり寿司」「押し寿司」が並んで置いていました。まずは「いなり寿司」を頂いて、これから7km島内を巡ったあと、もう一度ここへ立ち寄り「押し寿司」を頂くことになっています。


テーブルとイスがあり、腰掛けてゆっくり休むことができます。本日のいなり寿司はいつもと違い、この道の駅の加工所で製造しているそうです。美味しく頂きました。

このあと島内の手前側をぐるっと回って、途中「鷹島海中ダム」を通って再び道の駅(オアシス)へと帰ってきます。


先を走っていたS見さんがダムの方へ右折する所を直進して行ったので「S見さん、こっちですよ」と声をかけたところ、この先にある「モンゴル村まで行ってきます」とのことでした。私も次回は脚を伸ばしてみようかなぁ。

坂を下っていくと漁港に出ました。そこから少し先に進んだところに「鷹島海中ダム」がありました。


昨年の記事にも書きましたがおさらいです。実際は海中にダムがあるわけではなく、次のように説明があります。以下引用です。
「鷹島の日比港近くにある日本初の海水淡水化ダム。入江を締め切って、海面よりダム湖面を高くし、比重差を利用して脱塩、淡水化しています。島内のほぼ全域の耕地に対する農業用水を確保します。
ダム堤体には鷹島の伝統芸能「六本幟」が描かれており、ダム湖周辺はジョギングコースや公園として整備されています。」とのことです。


堤防を挟んで左側は海、右側はダムというなんとも珍しい光景です。


ダム周辺のジョギングコースに沿ってしばらく走っていきました。

ダムを過ぎると先ほど通った道に出ました。他の参加者の方々とすれ違います。「お疲れ様です。頑張って下さい」と声を掛け合いながら時にはハイタッチをしながらすれ違いました。

再び道の駅(オアシス)に戻ってきました。ここでスタート地点から30kmになります。「押し寿司」を頂きます。


なかなかボリュームがあり、お腹が空いたお昼時にぴったりです。疲れた体に酢飯が染み渡りとても美味しかったです。ジョグトリップでも滅多にお目にかかることができない貴重なオアシス食です。

お腹を満たし、水分もしっかり摂って復路につくこととします。
再び大橋を渡っていきます。何人かの方とすれ違い声を掛け合いました。
橋の上は強い風が吹いていました。風に当たり気持ちいいのですが、ゼッケンがパタパタしないよう、また帽子が飛ばされないよう押さえながら渡って行きました。




長崎県から唐津市内へと戻ってきました。


夜中に自宅を出発してもうすぐ80kmになります。脚に多少の痛みはあるものの大丈夫です。それより日が差してかなり暑くなってきました。大量に汗をかき脱水状態気味なのか少しふらふらします。次のオアシスまではまだ3km位あります。一旦立止まろう、自動販売機の前で立止まり冷たいお茶を買って飲みました。気持ちいい、やっぱりキンキンに冷えたお茶は最高です。半分飲んで残りは持って走ることにしました。ここまでは歩かず走ってきたのですが、無理をし過ぎないようにとこの先の上り坂は歩くことにしました。


38km地点のガソリンスタンドのオアシスへやってきました。するとジャンプナベさんがいました。ナベさんは前半はかなり飛ばして走っていました。ゴールまでお会いできないだろうと思っていたのでびっくりしました。オアシス食は「桃の水大福」これまた夏季限定で一見梅のような桃が入っておりとても美味しいです。脱水症状にならないようにたっぷり水分補給して出発しました。


ナベさんの後方300m位を追っかける感じでしばらく進みました。するとナベさんファミリーマートの前で立止まりこちらに向かって手を振っています。待ってました、麦汁投入です。よく冷えたビールを購入し駐車場で「カンパーイ」飲み干しました。いやー染み渡ります。なんという美味さでしょう。普段は車なので飲めないのですが、本日は行きは走り、帰りは電車なので心置きなく飲めます。でも本番はゴール後の宴でということで350ml缶1本を飲み干してすぐにゴール目指して再出発します。
ここからゴールまでナベさんとご一緒させて頂きました。上りは歩き、下りは走るを繰り返しながら進んで行きました。

本日最後のオアシス45km地点に到着しました。あみりんが待っていてくれました。ミニトマトお一人様5個以上OKと書いています。




ジョグトリップで食べるミニトマトはあみりんの地元の平戸産ですがとても美味しいのです。甘くてまるでフルーツです。頬張るように5~6個食べました。

ゴールまであと9kmです。しばらく下り坂が続きます。上りより楽なのですが結構脚にきているのでスピードを落として走りました。山を下りきって残り3km街の中を進んで行きます。今日は日曜日なのに小学生たちが普通にランドセルをからって下校しています。そういえば去年も同じ光景を目にしました。何か行事があっているのでしょうか。

坊主町の交差点を過ぎた先から右に曲がるとゴールまでは一直線です。最後に気合を入れてラストスパートします。15時半無事ゴールしました。山を下って残り3kmがとてもしんどかったです。


写真はヒーローインタビュー(参加者の声)を受けるナベさんです。


私も感想を述べました。深夜0時に自宅を出てゴールまでの15時間半長かったこと、ジョグトリップは相変わらず山道がきついこと、暑かったけど肥前大橋での海風が気持ちよかったこと等…。

このあと仲間数名で唐津シーサイドホテルへお風呂に入りに向かいました。入浴料1,550円とかなり高いのですが、目の前が海で露天風呂からの広大な景色は素晴らしかったです。


風呂上りはビールで軽く乾杯しくつろぎながら、この後の大宴会に備えました。宴会もかなり盛り上がり、初対面の方とも知り合いになることができ輪が広がりました。帰りの電車の中でも“わいわいガヤガヤ”他の乗客の方騒がしくてすみませんでした。

こんな感じで長かった1日を無事楽しく過ごすことができました。次の予定は「夏至の湾岸103km練習会」に参加予定です。春のDNSのもやもやを晴らしたいと思います。しかしそれまでに筋肉痛治まるかなぁ(汗)

そうそう、今年も大濠公園であみりん達とひまわりの種まきをしました。


6月2日に種まきして6日に芽が出てきました。現在は30本くらいが四つ葉まで育っています。




もし大濠公園にお越しの際は覗いてみて下さい。場所は昨年の真横の区画です。スターバックスと美術館の間「No26」の看板が立っています。今年も順調に育てば7月下旬に開花予定です。

最後にいつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、本日はありがとうございました。新たな知り合いもでき楽しかったです」
「家族のみんな、長い時間留守して好き勝手やらせて頂きすみません、そしてありがとう」

本日の走行距離…約100km

第4回水と緑の久留米マラソン大会

2019年05月25日 12時13分17秒 | イベント・大会


5月19日(日)久留米の筑後川河川敷で行われた「第4回水と緑の久留米マラソン大会」に参加してきました。昨年に続き2回目の参加です。
この大会は「久留米のかっぱ先生」が“久留米走ろう会”の会長を務められており、毎年この時期に開催しており今年で4回目を迎えます。
大会のテーマは「安・近・短・楽(参加費安い!会場近い! 距離短い!楽しい!)」。10マイルと5マイルの2部門に加え、今年は5マイルウォークが新設されました。


参加料は10マイルが1,000円、5マイルが500円と格安です。かっぱ先生曰く日本で一番安いマラソン大会を目指しているとのことでした。
久留米走ろう会のメンバーによる温かいおもてなしで、途中の給水エイド、ゴール後は冷やしぜんざい等でおもてなしをして頂きました。
特に冷やしぜんざいは絶品です。昨年食べてとても美味しく、ぜひ今年も食べたいと楽しみにしていました。


天気予報がコロコロ変わり、曇り空です。ほんの少し雨も降っていますが気になるほどではありません。むしろカンカン照りの暑さよりマシです。
コースに隣接する「久留米リサーチパーク」が受付会場となっています。8時15分受付開始、10マイルは9時30分スタート、制限時間2時間となっています。
8時半受付を済ませゼッケンと参加者一覧を頂きました。


ゼッケンNoは“2番”どのような順番でしょうか。申し込み順でしょうか。一桁の番号だとなんだか招待選手みたいな感じで嬉しく思えます。
本日の参加者は参加者名簿によると10マイル部門が51名、5マイル部門が41名、5マイルウォークが7名です。


いつもお世話になっているジョグトリップ主催者の“あみりん”も参加しています。ちなみにあみりんはゼッケンNo“1番”です。ぜひ1番にふさわしい走りを見せて頂きたいものです(笑)。
実は昨年あみりんとデットヒートを繰り広げたのです。あみりんには失礼ですが、あみりんが調子良すぎたのか、私が調子悪かったのか。
昨年そんな出来事があったので、対抗心を抱いてレースに臨みました。


9時20分になり開会式が始まりました。
「ショートカットして手前で折り返していただいても結構です。但し、10位以内ではゴールしないで下さい。10人以上に抜かれたことを確認してゴールしてください(笑)」説明がありました。
順位や記録を競わない大会なのですが、上位10名は参考で記録を録るそうです。

スタート時間の9時30分となり、スタートの合図のもと一同元気よくスタートしていきました。普段ゆるゆるジョグしかしていないので気合を入れて走るのは久しぶりです。
順位や記録は計測しないといっても皆スピードを上げて走って行きます。
メジャーな大会ではあり得ない最前列からのスタートです(笑)

スタート後まもなく5~6人ダッシュで遥か先へ消えていきました。
で私は最初の1㎞4分36秒(おー早いじゃないか、普段5分も切れないのに)今日の作戦は「前半から飛ばす、飛ばして潰れたらその時考える」でした。
こんな走り、一人ではできないので良い機会と思いながら10マイルなので最初からガンガン攻めることとしました。

どこまで行けるか分かりませんが女性ランナートップの方と並走ペースで前半進んで行きました。

折り返し地点前でトップランナーとすれ違いました。トップランナーは1.5㎞位先を走っています。早いなぁ。




折り返しました。まもなくすると“あみりん”とすれ違いました。あみりん「ばてた」と辛そうです。

10㎞過ぎの給水地点、いつもジョグトリップでご一緒させていただくF房先生から力水(といってもただの水です)を頂きました。
F房先生、先日の橘湾岸でのアクシデントびっくりしました。大事に至らなくて本当によかったです。

脚よ、なんとか持ってくれ、ゴールまで持ってくれという思いでゴールを目指しました。
もっと細くて長い脚になれたらなぁと常々思うのですが…まぁどうしようもないですね。
脚の短さは仕方ないにしても、もう少し細くならないものでしょうか。誰か脚痩せできるフォーム教えてください。


ゴールです。一人ずつゴールテープを張って迎えてくれます。そしてかっぱ会長も迎えてくれます。
1時間18分14秒、ペース4分53秒/㎞でした。以外と頑張れました。5分5秒平均で行けたらいいなと当初思っていましたが、5分切りできました。


ゴール後はお楽しみの「冷やしぜんざい」を頂きます。



白玉が幾つも入っています。最高の触感です。もちろんお替りを頂きました。


その後、あみりんたちと一緒に昼ごはんを食べ帰路につきました。手作り感満載の大会で、おもてなしをして頂き楽しく過ごすことができました。
久留米走ろう会の皆様、ご一緒させていただきました皆様どうもありがとうございました。
来年も是非参加させて頂きます。

本日の走行距離…16km

(幻の)ジョグトリップin「度島(たくしま)ランチャリ」

2019年05月14日 06時38分34秒 | イベント・大会


5月11日(土)ジョグトリップ「度島(たくしま)ランチャリ」30km大会に参加(?)してきましたのでその様子をレポートします。

実は「大会に参加」してきたのではなく、「自主的に走ってきた」というのが正解です。どういうことかと言いますと、大会前夜に主催者“あみりん”から都合により11日の度島ランチャリと12日の的山大島の両大会を急遽中止しますと連絡がありました。詳細は分かりませんが、やむを得ない事情があったのでしょう。こればかりは仕方ありません。
一瞬どうしようか考えましたが、出掛ける準備も終えており、せっかくなので個人的に行ってみよう、天気も良さそうだし、ということで予定通り現地へ向かうこととしました。

この「度島ランチャリ」は今年初めてジョグトリップに取り入れられた新大会ですが、まず「度島」を「たくしま」と読めません。そして、その島がどこに存在するのかもわかりませんでした。
そこで度島について以下引用ですが概要です。


★度島は長崎県平戸市の北東約4㎞に位置し、面積3.49km人口は約800人の小さな島です。北側は崖が多く、南側に3集落があります。陸続きの丸島の飯盛山が標高103mでここが一番高いところ。全体的に小高い丘が続き、平坦な場所は少ないです。
★先土器時代の遺跡や古墳などもあり、人が住み始めたのは古いようです。中世にはキリシタンの島となったこともありますが、秀吉のバテレン追放令(1587年)により改宗が進み、以降、信者は途絶えました。
★お盆に行われる"盆ごうれい”は、大名行列形式で島内の神社や寺を回って奉納する行事で、県指定無形文化財です。
とあります。

今まで行ったことがないところに始めて行くときのワクワク感は子供のようです。車に自転車を積み、朝4時に自宅を出発しました。久しぶりに松浦平戸方面へと向かいます。
途中、松浦海のふるさと館の辺りで朝日が昇ってきました。とても良い天気です。


昨年8月の「生月島」大会以来に平戸大橋を渡ります。


本日は今までにない試みとしてラン&バイク(チャリ)で島内を計3周する行程となっています。これが本日の相棒であるマイチャリです。


今から19年前に購入した自転車です。一時期通勤に使用していました。最近は息子が休日の日に時々乗るくらいでほとんど置きっぱなしになっています。

度島行きフェリーの出航時刻は8時20分。あと1時間程あるので自転車に乗って近くを散策しました。




8時になり待合所で切符を買いました。片道640円+自転車260円です。



フェリーへと乗り込みました。全部で10数名でしょうか。搭乗者の半数以上は業務用車輌と共に乗船しています。残り5~6人は釣り客です。定時になり平戸港を出航しました。
平戸城や平戸大橋がだんだん遠くに小さくなっていきます。




出航して約30分でアナウンスが流れました。「本船はまもなく飯盛港へ接岸します」あれ?定刻では9時5分到着のはず。慌ててスマホで調べると島内2箇所に接岸するようになっています。先に飯盛港に接岸し、その後目的地の度島本村港に接岸します。この2つの港間は3km位しかないのですが高齢化が進む島民を考えてのことだと思います。ここ飯盛港から平戸へ向かう数名が乗船してきました。




そして定刻の9時5分に本村港へ到着しました。


海を覗いてみると透き通ってエメラルドグリーンのとても綺麗な海でした。


小さな待合室がぽつんと建っています。静かです誰もいません。


着替えを済ませ自転車を待合所に置かせてもらい走る準備をしました。ちゃんとエコカップも持ってきました。たぶん使わないでしょうが(笑)。今日は一人なので選手宣誓はなしです。
スタート時刻の9時30分に合わせてスタートしました。


まずはランにて一周します。大会規定ではまずランで一周、次に自転車で一周、そしてフリー(ジョグや自転車)で一周となっています。本来の規定とは異なりますがジョグで2週したあと自転車で散策しようと計画しました。大会が中止になったので白線矢印は引いていません。そんなに広くない島なのでなんとなくこっちの方向だろうと進んでいけば大きく間違うことはなさそうです。

それにしても静かです。ほとんど車も通りませんし信号機も一つもありません。時折農作業をされている島民の方と出会い挨拶します。途中ルートが不安な所は立止まってルートラボで調べます。やがて島の反対側(北側)へとやってきました。島の裏側は田んぼや畑があるくらいで民家は全くありあせん。




のどかな田園に雲ひとつない真っ青の空、そして蒼い海、自然そのものです。鳥や虫の声しか聞こえません。まさに貸切状態です。私はこのような自然に包まれゆっくりと時が流れるどこか懐かしさを感じさせる離島が大好きです。




以外でしたが、港近辺以外は平らなところがないくらい小刻みなアップダウンが続きます。上り坂といっても急勾配ではなく、わずか数百メートルですのでそんなにはきつくありません。






まもなくスタート地点の港が見えてきました。


距離は9kmちょっと、途中写真撮影で何度も立止まり1時間3分かかりました。


もう一周するのだからその時写真を撮ればいいのではとも思ったのですが、だめですねぇ、美しさのあまりどうしても立止まってしましました。帰って何枚写真を撮ったか確認するとなんと400枚を超えていました。
2周目へと向かいます。




1周目は海岸線に沿って進みましやが、今度は内陸を進んでみました。走りながら次の3周目の自転車ではあそこへ行ってみようなどと思いながら進んでいきました。




島の裏側では海岸に降りてみました。岩がゴロゴロしていますがとても綺麗な海が広がっていました。




明日開催予定だった「的山大島」が見えます。風車のすぐ下を走ったことを思い出します。






2周目を走り終えました。時刻はまだ12時前です。帰りの船は13時30分出航なのでまだ1時間半ほどあります。これから持参してきた自転車に跨って散策に向かいます。




普段自転車に乗ることがないので新鮮な感じがします。上り坂のきついこと、乳酸が溜まります。走って上った方がよっぽど楽だと感じました。しかし風を切って進む下り坂はなんと気持ちよいのでしょう。ジェットコースターに乗ったような気分でした。あちこち寄り道してみます。




今回行きたかった場所へとやってきました。「崎瀬の鼻」です。あみりんがここで撮影した写真が今年の度島カレンダーに採用されたことでも有名(?)です。




あみりんの真似をして写真を撮ってみました。




来年のカレンダー応募してみようかなぁ。カレンダーはさておき素晴らしい風景が広がります。感動してしばらくこの場所を離れられませんでした。




ひと通り散策して港へ戻る途中、丘の上にある保育園へ寄ってみました。元々ここは小中学校があったようで跡地の石碑が建っていました。




こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいました。


港に戻ると帰り便への乗船が始まっていました。待合所で切符を買い乗り込みました。どことなく名残惜しい気持ちになります。


ビールではありません、麦茶です(笑)


島内の飯盛港を経由してあっという間に平戸港へと戻ってきました。約半日ほどの旅でしたが、非日常を感じさせるとても印象深いものとなりました。
やっぱり島はいいです。これからも機会があればぜひ離島巡りをしたいと思います。

帰り道あることを思いつきました。ゴール写真を撮っていなかった。そうだ、あそこで撮ろう。あそこにはきっと“あれ”があるはずだ。あそこの“あれ”とは、いつもゴール記念写真を撮ってもらうときに傍らにいる“とりたん”の「のぼり旗」のことです。あそことは、その“とりたん”の「のぼり旗」生まれ故郷の某精肉店です。ちょうど帰り道沿いにその精肉店があります。で、立ち寄りました。いつもの「のぼり旗」とは異なりますが違うバージョンの“とりたん“がいました。一緒にゴール写真を地鶏いや自撮りしました。


これで無事任務完了です。幻の大会となりましたが、きっといつまでも忘れることができない思い出の「度島ランチャリ」を満喫しました。

本日の走行距離…ラン約20km+自転車約10km