走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

(幻の)ジョグトリップin「度島(たくしま)ランチャリ」

2019年05月14日 06時38分34秒 | イベント・大会


5月11日(土)ジョグトリップ「度島(たくしま)ランチャリ」30km大会に参加(?)してきましたのでその様子をレポートします。

実は「大会に参加」してきたのではなく、「自主的に走ってきた」というのが正解です。どういうことかと言いますと、大会前夜に主催者“あみりん”から都合により11日の度島ランチャリと12日の的山大島の両大会を急遽中止しますと連絡がありました。詳細は分かりませんが、やむを得ない事情があったのでしょう。こればかりは仕方ありません。
一瞬どうしようか考えましたが、出掛ける準備も終えており、せっかくなので個人的に行ってみよう、天気も良さそうだし、ということで予定通り現地へ向かうこととしました。

この「度島ランチャリ」は今年初めてジョグトリップに取り入れられた新大会ですが、まず「度島」を「たくしま」と読めません。そして、その島がどこに存在するのかもわかりませんでした。
そこで度島について以下引用ですが概要です。


★度島は長崎県平戸市の北東約4㎞に位置し、面積3.49km人口は約800人の小さな島です。北側は崖が多く、南側に3集落があります。陸続きの丸島の飯盛山が標高103mでここが一番高いところ。全体的に小高い丘が続き、平坦な場所は少ないです。
★先土器時代の遺跡や古墳などもあり、人が住み始めたのは古いようです。中世にはキリシタンの島となったこともありますが、秀吉のバテレン追放令(1587年)により改宗が進み、以降、信者は途絶えました。
★お盆に行われる"盆ごうれい”は、大名行列形式で島内の神社や寺を回って奉納する行事で、県指定無形文化財です。
とあります。

今まで行ったことがないところに始めて行くときのワクワク感は子供のようです。車に自転車を積み、朝4時に自宅を出発しました。久しぶりに松浦平戸方面へと向かいます。
途中、松浦海のふるさと館の辺りで朝日が昇ってきました。とても良い天気です。


昨年8月の「生月島」大会以来に平戸大橋を渡ります。


本日は今までにない試みとしてラン&バイク(チャリ)で島内を計3周する行程となっています。これが本日の相棒であるマイチャリです。


今から19年前に購入した自転車です。一時期通勤に使用していました。最近は息子が休日の日に時々乗るくらいでほとんど置きっぱなしになっています。

度島行きフェリーの出航時刻は8時20分。あと1時間程あるので自転車に乗って近くを散策しました。




8時になり待合所で切符を買いました。片道640円+自転車260円です。



フェリーへと乗り込みました。全部で10数名でしょうか。搭乗者の半数以上は業務用車輌と共に乗船しています。残り5~6人は釣り客です。定時になり平戸港を出航しました。
平戸城や平戸大橋がだんだん遠くに小さくなっていきます。




出航して約30分でアナウンスが流れました。「本船はまもなく飯盛港へ接岸します」あれ?定刻では9時5分到着のはず。慌ててスマホで調べると島内2箇所に接岸するようになっています。先に飯盛港に接岸し、その後目的地の度島本村港に接岸します。この2つの港間は3km位しかないのですが高齢化が進む島民を考えてのことだと思います。ここ飯盛港から平戸へ向かう数名が乗船してきました。




そして定刻の9時5分に本村港へ到着しました。


海を覗いてみると透き通ってエメラルドグリーンのとても綺麗な海でした。


小さな待合室がぽつんと建っています。静かです誰もいません。


着替えを済ませ自転車を待合所に置かせてもらい走る準備をしました。ちゃんとエコカップも持ってきました。たぶん使わないでしょうが(笑)。今日は一人なので選手宣誓はなしです。
スタート時刻の9時30分に合わせてスタートしました。


まずはランにて一周します。大会規定ではまずランで一周、次に自転車で一周、そしてフリー(ジョグや自転車)で一周となっています。本来の規定とは異なりますがジョグで2週したあと自転車で散策しようと計画しました。大会が中止になったので白線矢印は引いていません。そんなに広くない島なのでなんとなくこっちの方向だろうと進んでいけば大きく間違うことはなさそうです。

それにしても静かです。ほとんど車も通りませんし信号機も一つもありません。時折農作業をされている島民の方と出会い挨拶します。途中ルートが不安な所は立止まってルートラボで調べます。やがて島の反対側(北側)へとやってきました。島の裏側は田んぼや畑があるくらいで民家は全くありあせん。




のどかな田園に雲ひとつない真っ青の空、そして蒼い海、自然そのものです。鳥や虫の声しか聞こえません。まさに貸切状態です。私はこのような自然に包まれゆっくりと時が流れるどこか懐かしさを感じさせる離島が大好きです。




以外でしたが、港近辺以外は平らなところがないくらい小刻みなアップダウンが続きます。上り坂といっても急勾配ではなく、わずか数百メートルですのでそんなにはきつくありません。






まもなくスタート地点の港が見えてきました。


距離は9kmちょっと、途中写真撮影で何度も立止まり1時間3分かかりました。


もう一周するのだからその時写真を撮ればいいのではとも思ったのですが、だめですねぇ、美しさのあまりどうしても立止まってしましました。帰って何枚写真を撮ったか確認するとなんと400枚を超えていました。
2周目へと向かいます。




1周目は海岸線に沿って進みましやが、今度は内陸を進んでみました。走りながら次の3周目の自転車ではあそこへ行ってみようなどと思いながら進んでいきました。




島の裏側では海岸に降りてみました。岩がゴロゴロしていますがとても綺麗な海が広がっていました。




明日開催予定だった「的山大島」が見えます。風車のすぐ下を走ったことを思い出します。






2周目を走り終えました。時刻はまだ12時前です。帰りの船は13時30分出航なのでまだ1時間半ほどあります。これから持参してきた自転車に跨って散策に向かいます。




普段自転車に乗ることがないので新鮮な感じがします。上り坂のきついこと、乳酸が溜まります。走って上った方がよっぽど楽だと感じました。しかし風を切って進む下り坂はなんと気持ちよいのでしょう。ジェットコースターに乗ったような気分でした。あちこち寄り道してみます。




今回行きたかった場所へとやってきました。「崎瀬の鼻」です。あみりんがここで撮影した写真が今年の度島カレンダーに採用されたことでも有名(?)です。




あみりんの真似をして写真を撮ってみました。




来年のカレンダー応募してみようかなぁ。カレンダーはさておき素晴らしい風景が広がります。感動してしばらくこの場所を離れられませんでした。




ひと通り散策して港へ戻る途中、丘の上にある保育園へ寄ってみました。元々ここは小中学校があったようで跡地の石碑が建っていました。




こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいました。


港に戻ると帰り便への乗船が始まっていました。待合所で切符を買い乗り込みました。どことなく名残惜しい気持ちになります。


ビールではありません、麦茶です(笑)


島内の飯盛港を経由してあっという間に平戸港へと戻ってきました。約半日ほどの旅でしたが、非日常を感じさせるとても印象深いものとなりました。
やっぱり島はいいです。これからも機会があればぜひ離島巡りをしたいと思います。

帰り道あることを思いつきました。ゴール写真を撮っていなかった。そうだ、あそこで撮ろう。あそこにはきっと“あれ”があるはずだ。あそこの“あれ”とは、いつもゴール記念写真を撮ってもらうときに傍らにいる“とりたん”の「のぼり旗」のことです。あそことは、その“とりたん”の「のぼり旗」生まれ故郷の某精肉店です。ちょうど帰り道沿いにその精肉店があります。で、立ち寄りました。いつもの「のぼり旗」とは異なりますが違うバージョンの“とりたん“がいました。一緒にゴール写真を地鶏いや自撮りしました。


これで無事任務完了です。幻の大会となりましたが、きっといつまでも忘れることができない思い出の「度島ランチャリ」を満喫しました。

本日の走行距離…ラン約20km+自転車約10km

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2 コメント

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走ってもらって感謝です! (あみりん)
2019-05-14 07:08:35
自主ジョグトリしてもらって、超うれしー!
度島の人も喜んでいただけるはずです。
ジョグで2周した後、チャリで一周ってのも良さそうですね。☺
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Unknown (たにざき)
2019-05-14 12:22:39
あみりんさん、コメント頂きましてありがとうございます。
いろいろ大変だったと思いますが、落ち着かれましたでしょうか。
島は私にとってジョグトリップの原点なのでぜひ走ろうと思い向かいました。
快晴ですばらしい景色を堪能することができました。
先にジョグで2周して、ジョグだとちょっとためらう離れた場所へもチャリなら楽なので最後にチャリで周りました
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