パーキンソン病リハビリ・気まぐれ日記

患者自身が発信するリハビリなあれこれ

リズム、まずはリズム

2015年06月22日 07時35分57秒 | こんなんしています




リズム、リズムと申しておりますが。。。
はじめが、なぜ、音楽ではなくメトロノームだったか、ということですが、思い付きではありましたが、私の場合、直観的に「音」は「合図」、「信号」でした。
動きの合図、動き始めの指示、といえるでしょうか。
そのうち、同じリズムで、動きを持続させることも、重要だとわかりました。。



日常動作は微小な動きや大きな動きが複雑に組み合わさっています。

動作緩慢で何がもんだいかを私自身について申しますと、瞬発力がないことです。動作を素早く起こせないのです。


ですから、まず、即座にすばやく、を復元する合図としての、メトロノームの音です。

そして、それを同じ間隔で持続するためのメトロノームの音です。


手をたたいたり、足でリズムをとったり、楽しければなんでもあり!!!

皿洗い、着替え、日常動作を、ロボットダンスまがいでやっていると、笑えてきますよ、きっと!



お医者さまに、人差し指と親指でパクパクする検査、手を裏返し、表返しなど、受けられた経験は、おありですか。

同じ間隔で続けられないとすれば、なぜでしょう。





失ったものをとりもどす、復元することが、私のリハビリへの執念?趣味?のようなものです。

自己観察して、試行錯誤の過程が、そのままリハビリになれば。。。とねがいつつ。。。

あれ・・・・・・?

前におなじこと、書いていましたな。

首の傾斜

2015年06月16日 09時41分57秒 | こんなんしています
以前にも書きましたが、私流のセルフケアの基本は、一に、自己観察、二に、自己観察です。
意識の底に生まれたちいさな気づきが、セルフケアの工夫にそだっていくことがよくあります。

それは、私が考えるというよりは、私の中に「気づきのムズムズ虫」がいて、私の脳とからだに
「こんな実験してみたらどお?」と言っているかんじです。



どうなるのだろう」という不安と期待の混じったワクワクが、「実験」の醍醐味です。


今、その「実験」中です。


パソコンに向かっているといつの間にか、首が垂れて、まっすぐ前も向けません。
薬キレでも同様です。
歩くと増悪します。
ふだんから首は左に傾斜しています。
姿勢も前傾、左に傾斜しています。

「首下がり」は4年程前からひどくなってきました。

歩くとひどいです。(5月20日の日記をご覧ください)
じっさい、まったく、ひどいのです。



このごろ、ますますたいへんになってきました。
ネットで色々検索しましたが、「これだ!」という情報になかなかヒットできません。


ところが、最近、「気づきのムズムズ虫」が少しうごいたのです。

はい、

進言にしたがって、首をブルブル、肩をブルブル、腕、背中ついでに顔面ブルブル体操。。。

要するに、ほぼ全身、貧乏ゆすり状態でございます。。。。


鏡を見て「アレッ?」
頭が左傾しておりません!

目的は「首下がり」是正だったのですが、。。。。。 
不平不満はございません!


なんせ、まだ「実験中」。。。ですが、
しばらくは、経過報告いたします。

首の傾斜がある方は、筋違いに気をつけてブルブル実験をおためしください。
効果があれば、コメントお願い致します。

  




「杖」のつかい方2

2015年05月21日 23時46分26秒 | こんなんしています



先ほど、富山に帰ってきました~
金沢から新幹線に乗りました~
おバスさま。かんにんねっ。。。。
ごぶさたのおわびに、・・・・もっと?


今日はじつは夫の付き添いがありました。
ひとりではかえれなかったかもしれません。
天気予報はらしいですが、体調はかもね、といっています。。。

京都の夜空にはくっきりときれいな
三日月がかかっていました。。。


おっと。
杖のことです。。。
夫は「早よ寝ろ」と言って寝てしまいました。。。。
おっとっと。
杖のことです。

今回久々につかってみて、骨董屋さんの狭い通路とか、人の多いところなどでは安心できました。
多少練習が必要です。

いつも移動の時は、キャスター4個付きのスーツケースを押したり引いたりして歩きます。
よっかかっても大丈夫,安定していて杖代わりに最適。ガラガラと音が大きいのが難点。





追記

今日は快晴でした。富山は雨一滴降りませんでした。
不調の原因、お天気ばかりではありません。
そーそー。。。。。

生活激変

2015年05月15日 00時03分42秒 | こんなんしています




この1週間は、まさにリハビリ三昧!

9 日/土 絵画サークル
10日/日 京都へ移動(金沢まで北陸新幹線初乗り!)
11日/月 阿比留睦美さんの音楽療法「カラコロクラブ」
12日/火 小林三悠さんのダンスのワークショップ
富山へ移動(金沢から各駅停車!)
13日/水 訪問リハビリ・脳神経内科診察
14日/木 フェルデンクライス、FI
15日/金 フェルデンクライス ATM
16日/土 デイサービス「地球の子」



何処へも行かずひきこもっていた5年ほど、私は一体何をしていたのでしょう。
母の介護に専念していたわけでもなく。。。

しかし、一所懸命にしっかりと生きてきた人が認知症になるのは、本人はもちろんたいへんでしょうが、家族もかなりのものです。何がどうってことはないのですが、私はよく、ケアマネージャーのTさんに愚痴をきいていただいていました。
そして、今度、私が要介護2になってケアマネージャーさんが変わり、母がお世話になった、Tさんに私もお世話になることに。。。。

さんざん母の愚痴を述べてきましたので、なんとなく気恥ずかしい気分。。。。
今のところは私に対する愚痴をTさんにいう介護者は、ありません。。。ざんねんながら。。。


それはさておき、今後、どうしたいかを聞いてくださり、訪問リハビリのOTさんとも話をしてくださり。。
介護保険適用になってからつらつら思いますに、自分の生活について、こんなに「かまってもらった」経験は今までなかったのではないかと。。。。

で。。。なにがなんだか、底が抜けたように、生活激変ということになった次第であります。。



お喋りしたいことがいっぱいの今週で、おろおろです。
まず今、気になっていることば「対称性」について


<よーださんの情報から>

ミラーセラピーは脳卒中患者の脳の働きの非対称性を正すように作用するのではないか


脳卒中患者の リズムに合わせた歩行訓練で、単に歩くだけの訓練に比べ スピード、歩幅、歩数、対称性が明らかに向上した。簡単に実行できるのでオススメ、


この対称性ということばが気になっています。
私はよく体をゆすります。左右の足に体重移動もよくします。両手を左右対称に動かします。
すると、なんとなく、動きやすくなります。これは、左右のバランスが良くなるからでしょうか。

もうひとつ、明日はフェルデンクライスのATM(グループレッスン)がありますが、これを受けた後、みんな顔が変わります。美男美女になります。観察してみると、顔の左右差が是正されて、左右対称に近くなるのです。


フェルデンクライスを受けた後は、私は一時的に確実に姿勢が良くなり、動きやすくなります。
これと、顔の左右差が是正されることとは、関連していると思います。フェルデンクライスでは、動きの面からも左右差が是正されるのではないか。


対称性はリハビリに重要な要素だだと。。。。。。


メトロノーム体験・裏話

2015年05月02日 06時34分21秒 | こんなんしています

「まだねむいのに~」

 

 

 

「鏡の効用」を書きながら、思い出したことがあります。

もう、十年経ちましたが昨日のことのような記憶です。

 

メトロノーム体験を、報告するため病院へ行きました。

診察前には毎回、歩行速度と握力の計測がありますが、その日は、メトロノームを聴きながら歩いて測っていただきました。

すると、、「今までの一番速い記録よりも、速い」とのこと。思いがけない結果でした。

この時の記録を手元に残しておかなかったのは残念でした。

 

3月末のその日は、あらましを書いたメモとメトロノームを先生にお渡しして帰りました。

先生は4月に転勤され、私も病院をかわり、その後お目にかかる機会はありませんでした。

 

ここからは先生の患者さんから聞いた話です。    

先生は、転勤前、メトロノームの効用を、入院患者さんに試してみられたそうなのです。

しかし、、誰一人歩けなかった、とのこと。。 

そりゃそうでしょう! 

患者さんにすれば、突然,キンコンと鳴らされて、歩けと言われても。。。面食らって緊張し、ますます歩けなかったのではないでしょうか。

私が初めてメトロノームを使った時は、おもしろい実験をしているような、不安と期待のまじった高揚感がありました。

一方、先生には「聞くと見るでは大違い」の結果で,私の説明不足、申し訳ないことでした。

 

この一件には、PDリハビリの特徴がよく表れていると妙に納得させられました。

自分が脳と身体、心身一体としてのリハを求めていることがはっきりしました。

そして、主治医とリハの現場が分離していること、すばらしく優秀なお医者さまもリハに関しては専門外であること、PDに特化したリハ自体、途上のものであること、通院中で介護保険適用でなければ病院でのリハは受けられない、などなどから、リハを病院に期待しても難しいのではないか。と、思い至りました。

私の命は、与えられた私が大切にしなければ「命がもったいない」と、今まで自分をお医者様任せにして来たことを、痛烈に反省。

 それから、患者自身が発信するPDリハがあってもいいのでは?と模索を始めました。

10年前に比べると、PDのリハビりは一般的になりましたが、ちょっと油断すると逆戻り、すぐ廃用症候群が待っています。

 自分の体験を顧みて、PDリハは病気のごく初期から重要だと確信しています。

そのだいじな初期に病院でリハを受けられないなあんてとんでもないことであります。

PD診断から18年、介護保険適用になり、やっとリハビリを受けられています。

現在の 、とんでもないリハビリ制度下では、セルフケアが初期に自覚すべきことでありました。自分の病気に対し、あまりにも無知な私でした。