ミエがこんな顔で座っている今の状況はこうである。
そして、
[直前の状況はこうである]
巻き戻し!
「俺たち、本気で勉強してみない?」
[似たような日常、似たような反応]
ジョンウクがミエを勉強に誘った場合、この人が黙っていない。
「つーかお前!止めろよな!なんでいつも豆子に絡むんだよ!こいつ勉強しねーだろ!?」
[・・・と思ったのだが]
ミエが声を上げる前に、ジョンウクはホンギュに向かってキッパリとこう言った。
「俺がいつお前と勉強するって言った?俺はミエとするんだけど」
「はぁ?!」
ジョンウクの言葉に、ホンギュのみならずチョルも驚いた。
何だって?
そして一応当事者であるはずのミエも驚いた・・。
えっ?!私?!
「お姫様は大人気ね」
ジョン・ソラが皮肉を吐いて行った。苦い顔をするミエ。
ホンギュは当然納得がいっていないようだ。
「おいジョンウク、ちょっと話が・・」
するとそこに、ゆらりとジョ・ハンが現れた。
「ベ・ホンギュ・・」
そしてジョハンは、伝家の宝刀を繰り出した——・・!
シャラララララ
それはベ・ホンギュが地道にパンを食べて集めている、ポケ○ンシールの束だった。
「見たこともないレアポケ○ンたちが・・!?おいこれどこで手に入れ・・」
バシッ!
「・・欲しいか?僕とゲームして、お前が勝ったらやるよ」
文字通りの切り札としてシールをかざすジョ・ハン。
ホンギュはそんなジョ・ハンの提案をせせら笑った。
「は?何言ってんだ?模試終わってちょっとおかしくなってね?レア全部俺に捧げてーのか?」
それを聞いてジョハンは言った。
「いや、当然条件はある」と。
早送り!
「いつも通り、ファン・ミエと僕が1チーム。一人当たり黒騎士(ジョンウクとチョル)一人ずつ使用可能。
「でも僕たちが勝ったら、
ジョハンの書いた筋書きを聞いて、思わずホンギュの口から息を吐くような笑いが漏れた。
「・・おい本気か?お前ら。こいつらのせいで俺と戦うって?
親友二人は、敵側チームでただ黙って立っていた。
どうやら腹を括るべきは自分の方らしい。
「はー・・マジかよ・・・・はぁ、分かったよ」
「・・一回かかってこいよ!みんなまとめて跪かせてやんよ!」
男、ベ・ホンギュ覚悟を決めた。
さてホンギュ対全員の、ポケ○ンシールと誇りを賭けた戦いが始まる——・・・!
第七十六話④でした。
短め記事ですみません
ジョハン・・どうやってレアシール集めたんだろう・・?!
ホンギュに戦いを申し込みたくてパンを食べまくっていたとしたら・・健気すぎて泣ける!!
そんな七十六話の表紙絵はこちら↓
一人壁ドンのソ・ジス!
「前髪切れよ」って言われちゃう!w
第七十七話①に続きます