青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第七十一話②

2022-10-28 | 第七十話〜第七十二話

気が遠くなるような現実の中、ミエの意識は今、宇宙空間へと旅立っていた。

[遠い宇宙・・幾千万の星の中で]

[地球上、セモドン地方に住んでいるこの少女は]

[16歳にして、これまで経験したことのない衝撃を次々と味わっていた]

宇宙空間を漂っていたミエは、ゆっくりと地球に戻ってきた。

パチ、と目を開ける。

暗い部屋の天井に、ぼんやりとミエの星々が光っていた。

そこでようやくミエは実感した。自分がチョルにどう思われていたかを。

え、は?!

何?!わざと見たと思われてる?!

 

ミエは、チョルが帰って来てからの自分の行動を、

もう一度思い起こしてみることにした。

パッ

「おーい!チョル・キム!」

[そもそもカーテンも締めずにいきなり脱ぎ出したのは自分・・]

[じゃん・・]

気がついたら、上半身裸のチョルが立っていた。

目を逸らさずにいたのは、ミエの方だ・・。

胸の中が、ワーワーと騒ぎ出した。

「ちょっとー!なんなの!?どうしたっていうん!?ありえないってー!!」

「マジありえないってば・・」

引っ被った布団の中で、ミエがそうつぶやいていた頃、

同じくキム・チョルも布団団子になっていた。

先ほどの迂闊な自分の姿が浮かぶ。

そこにいた、目を丸くしたミエの姿も。

バタバタバタッ!!

チョルは恥ずかしさのあまり布団をパンチし、何度もキックした。

しかしチョルの脳は、更に恥ずかしい記憶を彼に見せる。

パタパタパタパタパタッ!!

チョルは布団の中で悶えた。

言葉にならない叫びを上げながら。

ブルブル・・・

そしてまた恥ずかしい場面を思い出し、再び暴れる・・を繰り返した。

マンションの向かいの二室から、同じようなくぐもった叫びが響いている。

それは夜更け過ぎまで続いたのだった・・・。

 

[あぁ眠れない、16歳達の夜]

 


第七十一話②でした。

 

あー・・分かりますね〜 恥ずかしいこと思い出してわーっ!ってなっちゃうやつ・・

思春期には辛いわ〜〜

 

第七十一話③に続きます