青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第六十九話④

2022-10-07 | 第六十七話〜第六十九話

<エビのアドバイス>

 

さて、とばっちりを受けたミエともう一人のエビ、ジョハンは非常階段で密談をしていた。

「だからさ・・」

「もう一回、もう一回でいいからホンギュに声を掛けてくれよ。

俺が言っても鼻で笑うだけで、全く会話にならないんだから」
 
「いや〜私だって同じようなもんだって・・。
 
ていうか、とにかくうちらとゲーセン行くの面白くないんだってさ。
 
ネカフェに行くんだって
 

 

ジョハンは、なんとかしてもう一度ホンギュとゲームセンターに行きたいらしい。

「あ、そんじゃネカフェに追いかけて行ってみる!?」

「いや、それはちょっと・・」
 
「?・・じゃあ私と遊ぼーよ!絶対にベ・ホンギュがいいの?私とゲーセン行こうよ!」
 
「いや・・」
 
 
 

「あんたと行っても、ゲーム下手だから面白くない・・言っちゃなんだけどクソ下手・・

「?!なに言ってんじゃこのガキャー」
 
 
ジョハン、案外失礼だった(笑)
 
二人はポカポカと互いを叩きながら言い合いをする。
 
「はぁ?!あんたよりは上手いし!」
 
「本気で言ってる?!ベ・ホンギュが行きたがらないのはあんたのせいだろ?!」
 
「ふざけんな!」「ふざけんな返し!」
 
「ローリングウルトラスペクトルオーロラふざけんな返し返し!」
 
「意味不明なんだけど!」「あんたこそ!」
 
ひとしきり言い合った後、ミエは疑問に思っていたことを聞いてみた。
 
「てかソラとテグァンが話に出てこないけど、なんでベ・ホンギュばっかり?
 
二人とも一緒の学校でしょ?仲悪いん?」
 
「仲良くない・・二人とも、一言も喋ったことない・・」

「あの人(テグァン)とは・・・なんか気まずいし・・あの人(ソラ)怖いし・・」
 
「うん・・」
 
 
ちょっとわかる、とミエは何も言えなくなってしまった・・。
 
「それじゃあチョルとジョンウクは?声掛けて一緒に行こうよって誘ってみようか?」
 
「えっ?」
 

ミエからの申し出にパッと顔を上げたジョハンだったが、すぐにキム・チョルのことを思い出して身をすくめた。

ひいっ!

「あ・・いや・・いいや・・」

あれも嫌、これも嫌。

ミエはそんなジョハンに、自分なりの考えを話してみる。

「あんたはホンギュとどうなりたいの?仲良くなりたいの?勝ちたいの?」

「とにかく私一人じゃ大変だからさ、あんたも他の方法考えてみてよ。

そんなら協力するよ」

「どうなりたいにせよ、私が全部お膳立ては出来ないじゃん。

あんたの希望なんだから、あんたが方法を見つけないと!そうしてこその解決ってもんでしょ?」
 

ジョハンはただ黙って聞いていた。

そしてミエは、ガラスドアの向こうにキム・チョルがいるのを発見した。

「あっ!私行くね!」

「とにかく私は用があるからこの辺で・・!ファイト!だよ!」

そしてミエは、ダダダ・・と大きな足音を立てて行ってしまった。

ジョハンはミエから言われた言葉を、今一度反芻する。

「方法・・」

 

 


第六十九話④でした。

少し短めの記事ですみません!

 

ジョハン、すっかりミエには気を許してるんですね・・

ホンギュにはバカにされながらも、近づきたくて気になる存在なのかな・・

 

第六十九話⑤に続きます