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北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

議会改革特別委員会は重量級

2016-03-08 | 珠洲市議会

北國新聞(3月8日)

昨日の本会議、一般質問終了後、議会改革特別委員会の設置と所属委員が決められた。
議会改革はすべての自治体議会の最重要課題の一つであり、私も5年前から設置を求めてきた。
これに対して珠洲市議会最大会派の政友会は行政改革特別委員会の中で議会改革も議論すればいいという方針で、議会改革特別委員会の設置は必要なしとしてきた。

行革と議会改革は全くの別モノで、前任期の4年間は、行革特別委員会の中で議論された時期あり、議論がストップしてしまったも時期あり、議会改革の諸課題は議論の遡上には上っても、実施は軒並み先送りである。
結果として2014年の日経新聞社産業地域研究所の議会改革度調査で珠洲市議会は全国813市区(790市・23区)の中で最下位となってしまった。
この調査の柱は三本。
情報公開と住民参加、そして議会運営である。
首長と議会という2元代表制の下、議決機関としての役割を最も果たしていない議会という評価を受け、珠洲市のイメージを大きく損なってしまった。なによりこのような議会制度のもとで市政の重要な決定を行ってることを市民の皆さんに謝罪しなければならない。

昨年の改選後も引き続き行革特別委員会の中で議会改革を議論することになったが、このままではいけないという思いで向山委員長以下、私を含む各委員が行革と並行して精力的に(珠洲市議会としてはかなり精力的)議会改革についても議論を重ね、県内自治体議会で唯一発行していない議会広報も発行することを決め、多くの議会が導入している一問一答方式も試行時期を議論する段階まで来た。委員会の見直しの議論も重ね、基本的な方向を提案するまでたどりついた。

ここで、意外にも政友会から議会改革を独立して議論する特別委員会を新設すべきという提案が出てきた。
ようやくという感の一方で、なぜ今ごろという感も否めず、新メンバーによる議論は、この1年間の議論を後戻りさせるのではないかとの懸念もあり、私としては当初の予定通り、任期の前半2年間はこのままでいくべきではと意見を述べたが、政友会の議会改革特別委員会設置への意思は強い。
珠洲市議会も議会改革に本腰を入れるぞという市民の皆さんへのメッセージとなることは間違いなく、私も同意することにした。

新委員は上記新聞記事の通り。
6人のうち5人が議長経験者、現議長、副議長もオブザーバーとして参加するので、これ以上ない重量級の委員会である。。
ともすれば議会改革に消極的な発言も聞かれたベテラン議員であるが、最下位脱出へのアクセルを力強く吹かしていく決意と受け止めたい。
新聞記事にある課題以外にも、議会基本条例や政治倫理条例の制定はじめたくさんの課題が山積している。
議会改革のトップ集団はすでに2つほど先の山道を軽快に駆け上っている。
ようやく1つ目の山の坂道を上り始めた珠洲市議会。
重量級委員会が自らの重みでずるずると坂道を逆戻りすることないよう、市民のみなさんからも期待の視線、期待の声を各委員に寄せていただきたい。


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