北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

質問通告、奥能登国際芸術祭で集中質問へ

2017-12-07 | 珠洲市議会
今日は一般質問の通告締め切り日。
あれもこれも取り上げよう!と思案を続けたが、結局今回は奥能登国際芸術祭関連で埋め尽くすことに。

今回の通告内容は下記の通り。

一般質問は12月12日(火)10時から。
今回は8人登壇し、私は6番目。
(質問順と各議員の質問項目はこちらから)
午後の1番目くらいか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1.来年度予算編成方針について
「各種活性化事業に鋭意取り組む」とのことだが、第2回芸術祭関連予算が当初予算に盛り込まれる可能性はあるのか。

2.奥能登国際芸術祭の総括について
(1) 来場者について
ア.来場者数の把握はパスポート・個別鑑賞券の売上を基準にするとしていたが、開幕後、4地点の合計へと変更したのはなぜか。来場者数目標はいつから「4地点の合計の3万人」に変わっていたのか。
イ.トライアスロン珠洲大会や珠洲まるかじり、穴水町の雪中ジャンボ牡蠣まつり、金沢市の風と緑の楽都音楽祭など他のイベントと比較し、奥能登国際芸術祭を含め各地の芸術祭は総じて自治体が投入する予算に対する来場者数はかなり少ない。費用対効果が悪い原因はどこにあると考えるか。
ウ.実行委員会予算2億2600万円の北アルプス国際芸術祭のパスポート販売数は25,420冊、個別鑑賞券22,775枚であった。奥能登国際芸術祭は実行委員会予算約4億円に対してパスポート28,471冊、個別鑑賞券26,753枚である。奥能登国際芸術祭の費用対効果はさらに悪いが、原因はどこにあると考えるか。

(2)経済効果について
ア.計算の前提となる来場者数は何人と捉えるのか。
イ.県内の経済効果、市内の経済効果について、それぞれの推計額を聞く。
ウ.珠洲市の補助金が200万円であるトライアスロン大会の市内の経済効果は6000万円以上、金沢市が9000万円を支出する金沢マラソンの経済効果は20億円と言われる。4億円の実行委員会予算、珠洲市の負担金が実質2億円余の奥能登国際芸術祭の経済効果は他のイベントと比較し、各段に低いとみられる。原因はどこにあると考えるか。
エ.50日間の会期でありながら、その間のボランティアはほぼ無償である。アルバイト、あるいは有償ボランティアとして、地域経済に貢献する方策はなかったか。

(3)予算及び契約内容の透明性について
 ア.アーティストとの契約内容は、なぜプライバシーとして非公開としなければならないのか。
イ.北アルプス国際芸術祭の38作品の制作費は約1億5千万円である。奥能登国際芸術祭は39作品で約2億5千万円である。一作品当たり200万円以上高額となっているが、その要因は何か。
ウ.作品制作費を約2億5千万円とする判断はどのような議論を経て決まったのか。
エ.昨年12月議会では半数以上の作品の常設展示を想定している旨の答弁があった。10作品程度と削減した理由は何か。また残す作品の判断基準、維持管理予算、所有権や管理責任の所在について聞く。
オ.珠洲市から実行委員会への支出は補助金ではなく分担金である。補助金としなかった理由は何か。分担金と補助金の執行手続きの違いについても聞く。
カ.すでに「次回開催に向けた提言」や来年度予算案までもアートフロントギャラリーに業務委託しているが、その理由を聞く。
キ.アートフロントギャラリーから今年度末までに実行委員会に提出される予定の活動報告書は公開対象となるか。

(4)コンセプトに関して
ア.「日本の祭りと食文化の源流を探る」がコンセプトだったが、会期中はむしろ「最涯」イメージが前面に出たように思える。「昼はアート、夜は祭り」との発言もあったが、各町内の祭りと芸術祭との連動についての評価を聞く。
イ.まつり御膳の提供数は1店舗当たり1日2.6食、ヨバレ体験ツアーの参加者は36人だが、どのように評価しているか。

3.奥能登国際芸術祭」運動論について
(1)半島先端の珠洲は大都市と比べて優れている面もあるが、劣っている面があるのも事実。提案理由にあるような、見方、考え方を変えれば済む問題ではなく、政策の実現で改善できることは改善する努力すべきではないか。

(2)珠洲で暮らす幸せを広く伝えることは大切だが、大都市で一生を終える人の人生と「幸せ比べ」をするのはいかがなものか。人の価値観、人生観に踏み込んで「珠洲の方が幸せだと解らせる」という運動は行政としてやるべきではないと思うがどうか。

4.芸術祭から見えてきた珠洲市政の課題について
(1)初めての取り組みに挑戦する中で、珠洲市政の新たな課題や可能性も数多く見えてきたのではないかと思うがどうか。

(2)市職員の動員はのべ1,271人だが、多くの市内外からの来場者との触れ合いを通じて、それぞれの担当部門に関わらず幅広く市政の課題を考える機会ともなったのではないか。職員の声を吸い上げる場を持ってはどうか。


コメントを投稿