北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

12月議会 いきなり混乱

2017-12-05 | 珠洲市議会


珠洲市議会12月定例会開会。
市長提出議案は予算や条例改正で15件、人事案件で諮問一件。
市長の提案理由の説明に続いて、人事案件の採決。
人事案件は申し合わせで質疑、討論、委員会付託を省略することになっている。
ご異議ございませんか?」「異議なし!」という簡易採決がおこなわれるはずだった。

ところがここでY議員から「動議!」。
事前の十分な説明がないので最終日まで採決を延ばすよう求めるというものだった。

人事案件について質疑、討論、委員会付託なしで即決するのは、いきなり丁か半か、開けてみてのお楽しみという採決をするためではない。
「この人はここがダメ」とか「こんな経歴があるから好ましくない」といった議論を大場でやるのは好ましくないので、事前に各会派、議員に説明し、できるだけ全会一致で賛同が得られる人物を提案するというプロセスを前提とした「即決」だ。

ところがなぜが泉谷市長はこの事前の説明や調整をやろうとしない。
私も以前、前副市長の再任議案で質疑をおこなったことがあるが、会派を超えて議会内では市長の手法に不満が溜まっていた。

今回も、議会はどうせ賛成するんだからと、通り一遍の説明で済ませた感ありありだったので、Y議員の動議となった。

事前に議会運営委員会や議員全員協議会で確認していた議事の流れから外れたので、議長は暫時休憩を宣言。
約20分間の休憩中に再度議員全員協議会が開かれ、市長からの再度の説明もあり、その後の議事進行も確認され、本会議再開。
ところが今度は動議の扱いに慣れていない議長がしどろもどろの進行で議場は不規則発言の嵐。

なんとかたどり着いた簡易採決でようやく「異議なし!」となったが、課題をいっぱい残した議会初日だった。


コメントを投稿