北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

平家の郷御膳 試食会

2011-12-20 | 活動報告
 平清盛の妻・時子の弟「平時忠」が生涯を終えた珠洲ではかねてから「平家の郷」として地域おこしの取り組みが進められてきたが、来年1月から大河ドラマ「平清盛」が放映されることに合わせて、さらに様々な企画が練られている。

 その中の一つとして、平家ゆかりの料理で平家の郷を発信していこうという試みが始まった。NPO法人能登すずなりが企画。
 ご飯は「平時忠と一族の墓」がある市内大谷町則貞で栽培された「黒米」を使った「古代米ご飯」。おかずも時忠の妹で源義経の妻とされる蕨姫(わらびひめ)にちなんで、珠洲の塩や大浜大豆使用の木綿豆腐を使った「わらびの白和え」はじめ、義経ゆかりの「義馬藻(ぎばさ・海藻)」を使った味噌汁など、当時の食生活をうかがい知ることができる古文書も踏まえ、ちょっぴりこじつけも含め、試作品が出来上がった。


 料理は民宿まつだ荘の松田恭造さんが担当。11月29日の市長らを招いての試食会に続いて、今日は市議会にも案内をいただいた。
 (北國新聞11月28日夕刊でも紹介されました)

 献立は
・古代米ご飯
・義馬藻、しただめの味噌汁
・がんず和え(当時、すでにがんもどきが食されていた記録あり、珠洲の大納言小豆も使用)
・ミルク茶碗蒸し(当時、牛乳が加工食品として上流階級では食されていた。宗教のしばりもなく、獣の肉も食されていた)
・わらびの白和え
・季節の野菜 七種盛り合わせ(弁慶の七つ道具をもじって)
・香の物
・今日はさらに鱈の昆布締めとイカの刺身がつきました。

 これか完成品ではなく「すずなり」ではさらに市民にアイデアを募集中! 



 料理に箸をつけるまえにみんなそれぞれ記念撮影。


 これが古代米。「こがらす米」として道の駅すずなりでも販売されています。
 「こがらす米」だけで炊くと真っ黒になるそう。試作品のご飯はうるち米5合に「こがらす米」大さじ1杯とのこと。

 いただきながら、参加者それぞれからも様々な提案や感想が。

 みなさんもぜひアイデアをすずなりへ!
「平家の味」アイデアメニュー大募集!は1月27日締切!


コメントを投稿