
珠洲市議会3月定例会が開会。
5月25日投票の市長選挙を控え、12月議会で3選めざし出馬表明した泉谷市長にとって、今任期最後の定例会となる。
自民党を中心とした最大会派「政友会」は、12月議会で市長に出馬の意思を問いながら、いまだ推薦を決めていない。
そのためかどうかはわからないが、対抗馬の具体的な動きがないにもかかわらず、いまだ、市内で次期市長選に向け現職推薦を決定した組織があるとは聞かない(私が知らないだけだとしたらお詫びする)。
現在選挙戦がたたかわれている石川県知事選挙(3月16日投票)が終われば、市内は市長選モードに切り替わり、推薦決定も相次ぐかと思うが、今議会の一般質問での市長答弁はなにかと注目されることだろう。
今日は今議会に提案された一般会計予算案など53本の議案が提案される。予算自体は市長選を控え、新たな政策的な事業は抑え気味。7月に迎える市制60周年事業や珠洲-佐渡の高速チャーター船の運行実証事業は6月補正では間に合わないし、大谷地区の小中一貫校整備事業費などはこの間の議論の経緯もあるので盛り込まれているが、さしづめ準通年型予算といったところか。
市長選を控え、私の質問もさることながら政友会からどんな厳しい質問が出るやら出ないやら、10日の一般質問は注目してほしい。
今日の本会議前の議員全員協議会では執行部から3月補正予算と条例改正の議案について説明があり、その後、議員間の討議。
まず「大規模災害発生時の珠洲市議会・議員の行動マニュアル」について確認をする。
このマニュアルは昨年から災害対策特別委員会で議論してきたもので、この種のものは、県内で昨年10月にかほく市議会が行動マニュアルを定め、金沢市議会も昨年12月に運用指針を定めている。県内では3例目ではないか。
続い革正会から提起のあった議員倫理条例の扱いについて協議する。
県内のいつくもの自治体議会ではこの種の条例や要綱を定めており、珠洲市議会でも何らかの定めを設けることについては私も異論はない。定めるべきだと思う。
しかし、内容次第では議員の身分や立候補の制限にもつながりかねないものであり、議員間の政治的な駆け引きの道具とすべきではない。
かつて入札絡みの議員の不祥事が相次ぎ、この種の条例が相次いで制定された時期もあった。珠洲市内でも、原発問題で揺れていた当時は、議員どころか市長の親族が建設業に携わっていたことから政治倫理条例を制定すべしと要求したこともあった。
が、現時点は政治倫理条例に特化した議論を先行させるよりは、議会はどうあるべきか、そして議員はどうあるべきか、という議会改革の議論の中に議員の政治倫理も位置づけて議論していくべきというのが私の立場である。できれば市民を巻き込んだ幅広い議論が展開されることが望ましい。
結論として議会改革も所管する行革特別委員会で議論していくことになった。
今後、どこまで議論されるのか、されないのか、注目していただきたい。
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オマケ。
今晩は今年初めてのカジメの味噌汁。

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