北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

やはり志賀原発年度内再稼働はない?

2012-01-14 | 志賀原発

 今日は社民党石川県連合の新春の集いに参加。
 
 主催者である盛本芳久代表はもちろんのこと、来賓の谷本知事、山野金沢市長、社会法律センターの岩淵弁護士もそれぞれ志賀原発の再稼働問題に触れる。

 マスコミもテレビカメラを構える中、あいさつに立った知事は、福島第一原発の事故がいまだに収束しておらず、原因究明もまだという段階で、なし崩しに進んでいくのが心配と指摘。さらに政府の中でエネルギー政策の方向性が見出されていない、防災対策も範囲についての指針が示されただけ、政府関係者の間で原発問題で様々な発言があるが、統一した見解かどうかも不明、と野田内閣の原発対応を暗に批判し、みんなでしっかり議論していくことが大事だと述べた。

 山野市長も、福島第一の1号機は志賀1号機と同じ型だとして、原因究明と安全対策はこれからだが、志賀原発の安全が担保されることが大事と機会あるごとに北電に伝えていると述べた。

 岩淵弁護士は、原因究明がまだだと知事が述べた点を評価し、昨年暮れに政府の事故調査・検証委員会が中間報告を出したが事故原因は究明されておらず、国会で設けられた調査委員会でも、報告が出るのは6月とされていることから、少なくとも6月までは再稼働の判断はなしだと念を押した。

 知事のあいさつは先般の県平和運動センター新春の集いでの発言からさらに踏みこんだ内容で、知事も少しずつ軌道修正を図っている?

 ところで、先般1月5日の連合石川、そして平和センターの新春の集いでは、知事は新年会のピークということもあり、あいさつを終えたらすぐに退席だったが、今日は日程に余裕があったのか終盤まで参加。そこで昨春の選挙後、一度もあいさつをしていなかったのでお酒をつぎにいく。
 開口一番、知事は「北野さん、あたま薄くなったね!」・・・知事に言われたくはないが・・・「平和運動センタ―の事務局長で苦労したんやろ。今の方がやっぱり向いているんじゃない?」と、いつもの調子で一気にしゃべりまくられ、さらに昔の議会質問に触れて、環境部長と北野さんとで2人だけしかわからんやり取りやってたよ、マスコミも理解できてなかったから何を記事にすればいいか困ってたよ、などなど今年も知事は絶口調のようである。

 

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