北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

老朽原発このまま廃炉!

2021-12-05 | 脱原発


運転開始から40年を超えながら再稼働の審査合格となった高浜1、2号機、美浜3号機、東海第二原発の廃炉を求める「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」が12月5日、大阪市内のうつぼ公園で開催された。この4機の中で唯一今年6月に再稼働した美浜3号機は10月23日、特定重大事故等対処施設(いわゆるテロ対策施設)が完成していないため、約4か月運転し、再び停止となっている。
集会名の「このまま廃炉!」はもう2度と動かすな!動かさせないぞ!という決意を込められている。



福井や関西圏を中心に全国から集まった訳1600人の参加者を前に、実行委員会を代表して中嶌哲演さんがあいさつ。
昨年から今年に今年にかけて政府や関電から地元自治体に対して再稼働への猛烈な圧力があったと指摘し、老朽原発廃炉への高まる世論をさらに可視化していこうと述べ、集会の成功に感謝を述べた。



続いて美浜3号機の再々稼働阻止に向けて仮処分の裁判に取り組む弁護団を代表して井戸謙一弁護士は、「40年超え原発の再稼働が順調にいくのかどうかを他の全力会社は注視している。40年廃炉の原則を徹底させることができれば、他の原発の再稼働に向けた経営判断にも大きく影響を与える」と述べ、さらに活断層の巣の中に立地する美浜3号を再稼働させようとする関電の主張は十分論破できると自信を示した。



ステージにはさらに老朽原発廃炉訴訟に取り組み名古屋からの報告、老朽原発の地元若狭からの報告、全国からの参加者の紹介(志賀原発を廃炉に!訴訟原告団もステージにあげてもらいました)、関西の市民グループや政党代表者、労働組合など老朽原発の廃炉を求め活動している組織やグループからの報告と続き、最後に集会アピールを採択し90分に及ぶ集会は締めくくらた。



引き続き大阪市内をデモ行進。
コロナがかなり収まって多くの人出で賑わう日曜日の御堂筋に沿って、本町から難波まで区間約1時間45分、老朽原発の廃炉を求める1600人の熱いアピールが響き渡った。


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