北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

大谷道路全線開通!事業期間なんと27年間

2014-04-27 | 珠洲、能登のお薦め
半島周遊道路でもあり、珠洲市内では外浦と内浦をつなぐ重要な生活道路でもある一般国道249号大谷道路が今日、全線開通した。
1987年の事業開始から27年である。
工事はまず最大の難所・大谷峠の頂上まで登らなくていいように大谷トンネル(全長782m)からスタート。林幹人市長の一期目である。
続いて若山町側を整備し、そして残った大谷側の工区の工事が2004年から進められていた。
能登半島外浦特有の急峻な地形、そして地滑り地帯ということで工事期間が予想以上に長引き、10年を経てようやく完成である。

大谷工区の特徴は昨日紹介した烏川(からすがわ)大橋、そしてループ道路である。
現地で写した写真を並べてもどうも雰囲気が伝わらない。
ということでパンフに掲載された航空写真で紹介。



右側の海に並行する橋が烏川大橋、そして大谷の町に向かう道路はぐるりと一回りである。



いよいよテープカット。



地元の皆さんも大勢見守る。



緑丘中学校と飯田高校合同のマーチングバンドが開通式を盛り上げる。



橋の下を流れる烏川は平時忠の伝説が語り継がれ、上流には時忠の墓もある。この道路ができて、グンと行きやすくなった。



橋のたもとには寄り道パーキング。道路自体が観光スポットである。



橋から下を見るとご覧の通り、地上約70m。



馬緤側をみると・・・



大谷中学校、そして大谷の町。夕日もこの方向に沈む。





大谷中学校で開かれた祝賀会では地元の皆さんが砂取節や獅子舞を披露。



大谷川では今年30回目を迎える鯉のぼりフェスティバルの準備が進んでいる。



大谷道路全線開通も掲げられ、5月3日、4日開催される。



本日(4月27日)午後3時から供用開始。


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