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北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

議員のなり手不足問題

2015-06-08 | 雑感
自治体議員、特に町村議員のなり手(立候補者)不足が全国的に問題となっている。
珠洲は「市」だが、今春の市議選を巡る状況を見ると似たような課題を抱えてるように思える。

世界7月号で片山善博元総務大臣(前鳥取県知事)は成り手不足の原因を分析している。
商工業や農業を営む自営業者、しかも概ね60代の男性が議席の多くを占めてきたが、地域の自営業者は先細り。
替わりのなり手としての民間企業の勤め人や主婦は制度や議会運営面でハードルがある。

加えてもう一つ片山氏が指摘したのが心理面でのハードルである。
なかなか的を射ているので、少し長いが抜粋する。

「選挙とは所詮は自分を売り込む作業にほかならない。居並ぶ他の候補と比べて自分がいかに誠実かつ有能であるか、吹聴して回る。それを街頭の見ず知らずの人の前で白昼公然と行うのである。職場や近所にこんな振る舞いをする人がいたら、周囲の人から胡散臭いと思われているに違いない。筆者自身、最初の選挙で車の天井に乗って演説をするときはいつも、「こんなことは、慎みと教養を重んじる人がやるべきことではない」と冷めた気持ちになっていた。おそらくこれが普通の感覚ではなかろうか。」

この心理的ハードルを軽減する方策として片山氏は政党ないしは支援団体がその役を引き受けるのがとりあえず現実的と述べる。
一理あるとは思うが、私は正攻法で、心理的ハードルを上回るやりがいが議員にはあると思ってもらえるかどうかが大きな鍵を握っていると思っている。

さて、今日は改選後、はじめての行財政改革特別委員会。



2~3時間はかかると思っていたが1時間余りで終了。
新しい行財政改革プランの策定に向けてたくさんの質問を用意していたが、総論的な質問だけで打ち切られてしまった。

こんな議会を変えようと、4年後に向けて新たな材が次々名乗りを上げてくれればうれしいが、そんな議会の中に入ってもしょうがないと見切りをつけられる可能性の方が大きいかも・・・
これから議会改革や議員定数についても議論も始まるが、さてどんな展開になることやら。






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