北野進の活動日記

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副市長に橋本良助氏 3月議会開会

2016-02-29 | 珠洲市議会
珠洲市議会3月定例会が今日から始まった。
初日は市長からの議案提案理由の説明が中心だが、副市長の選任同意案件など人事案件3件についてただちに採決となり、3月31日退職される水元英樹副市長(健康上の理由とのこと)の後任として、現・教育委員会事務局長の橋本良助氏の選任が全会一致で可決された。

橋本氏の副市長選任は、市役所内はもちろん、多くの市民の皆さんの間でも意外な人事と受け止める向きが多いのではないか。
私も最初に聞いた時は驚いたし、誰よりこの人事に一番戸惑ったのは本人ではないだろうか。
なかなか首を縦に振らなかったとも側聞する。

しかし、一呼吸して考えてみるとなかなかの妙案、味のある人事ではないかと思う。

昨年の3月議会で水元副市長の再任の議案が提出された際、副市長の人選は県庁から中堅の職員を迎え入れる案あり、民間から招く案あり、庁内から登用する案あり、その時々の市政の課題や市長との役割分担なども考慮して行う市長の最大の人事だと指摘してきた。

この6月で10年を迎える泉谷市政、前半は財政危機の中の大胆な職員削減、組織改編の期間だった。さらに能力や業績評価に基づく人事制度も導入されていった。
副市長が県庁OBで隣接する能登町出身だからこそ大ナタを振舞えたとも言えるかもしれない。

この間、職員はかなり入れ替わり優秀な若手職員も増えてきた。
そろそろ庁内の雰囲気を変えてもいい時期ではないかと思う。

就任10年の市長は市内外を飛び回り、政策にも精通してきた。
そんな中、市長に対する不満や批判を直接ぶつける市民もいるが、言いたくても言えない市民も多い。
橋本氏は飯田町出身で三崎町在住。
地元の幅広い人脈で市民と市役所の間をつなぐ新しいパイプ、クッションの役割も期待できそう。
不安要素がゼロとは言わないが、まずは楽しみの方が上回る人事ではないかと思う。

就任に向けたあいさつでは緊張気味に「身の引き締まる思い」と述べたが、その体のどこが引き締まってる?と職員から突っ込みを入れられる独特のキャラが、庁舎内に新しい化学反応を起こすことをまずは期待したい。

一般質問は3月7日(月)10時から。

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