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北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

北陸電力、脱原発の社民は志賀原発に入れない!?

2012-09-05 | 志賀原発

(北陸中日 9月5日)


 志賀原発直下の活断層問題で揺れる北陸電力は、原子力基本法が掲げる公開の原則すら忘れてしまったようだ。

 北陸電力は「原発の必要性を理解いただけない方への対応は優先順位が下がる」という。そもそもそんな基準自体おかしいが、北陸電力に申し入れなどのアポイントをとったことのある人なら大概経験していると思うが、北電はお役所以上に役所体質がしみ込んでいる会社である。バッジつけた人は来ますか?何人?県議?市議?町議?などなど申し入れ内容以上に気にして、対応する人、対応する部屋を決めていく。
 今回は国会議員が入る要請である。しかも党は小さいとはいえ党首である。従来の北電の対応からみればやばり異常である。

 私が思うに、社民党福島党首は5年前の臨界事故隠し発覚時、その翌日ただちに志賀原発に入り、北陸電力が公表するつもりのなかった原子炉内のデータの提出を約束させた「実績」をもつ。私も同席していたが、福島党首の迫力に北電の担当者は押されっぱなしであった。これがその後の臨界事故を巡る議論にも影響を与えたのだが、それがいまだに北陸電力にとってトラウマになっているのではないか。

 活断層隠しを継続できるかどうかの瀬戸際に立つ北陸電力にとって、社民党だけは、福島党首だけは何としてもいれさせないという大方針があるのかもしれない。

 だけど、こんなことをしていると、北陸電力は志賀原発とともに市場から撤退させられてしまうのではないか。


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