


視聴率10%まで回復したようだ。裏番組等が普通で、前回の手パンみたいな気持ち悪い件が長々と無ければ今のガッキー作ならやはり底堅いんだな。話の方も牛歩ながら一応これまでよりかは動いた。牛歩は時間経過と直結した縦線案件が介護中の京谷の父親だけというのもあるんだろな。縦線といっても段階的に病状が変わるでもなし、書き手次第なんだけど。今回のラストで急にトリガーが引かれていた。京谷といえば何か失敗したコンパみたいな会社の懇親会の後で後輩達のKY喧嘩(同じKYでも男の後輩だけ悪酔いしてるから後輩によって勝手に総括されちまった男の主張の方がバカ度が高いみたいな構図に細工されていて少々ずっこい)に当てられてメソメソ口喧嘩した挙げ句「今の晶可愛くない」と女友達みたいなこと言っていて脱力したぜ。作中未消化だが晶が超特殊設定持ちの為、相談する女友達も親族もおらず、唯一の男友達の恒星は『雄』とカウントされているから結果的に優柔不断キャラの京谷に女友達みたいな台詞が回されていた。交際で揉めてる張本人の男なんだがっ! 元々中性キャラでもないから困惑する。可愛くないと言われつつ、恒星パートではリラックスして柔らかくなってきた晶。ただ柔らかくなった結果、恒星に元カノの事好きなんでしょ? 好きなんでしょ? 好きなんでしょ? と煽りまくりっ。意外と煽りマンだったんだな晶。一方で仕事と京谷は詰んでいたりとテンションが安定しない晶でもあった。原因の一人である朱里はお邪魔忍者みたいになってきた。普通に泥棒だ。酢ハンター。あとは出てこない橘カイジが偽装結婚を疑われた傍から恒星の元カノから体の事情を話せるくらい愛されていることが発覚したが、視聴者的には誰やねんっ、と。不在人物で回す技法は確かにあるが微妙だ。機能化したラーメン屋のキャラ立ちには活用されていたが、お前の為にかよっ、というね。