程好いもっさり感。
いやこれは高校聖日記つ。見た目と設定が合致するようにはなったが暴走ボーイからゲスボーイにクラスチャンジした黒岩くんに戸惑う我々一般視聴者っ！ 登場人物達からもツッコまれまくりだったが。お前よく皆からハブられないな、と。主人公補正のバフ強力過ぎる。何回か腕掴んだら教師に惚れられるし、生きてるだけで同級生にグイグイ迫られるし、まぁ母親にやや粘着されたりもしていたりもするが・・・。あれだけ色々あってめっちゃすぐ近くで再就職していた聖の方は相変わらずトラブルを招き易く、押しに弱く、無自覚にフェロモン散布する困った人物のままだった。あとは吹っ切れた（？）風の元彼が荷物を持ってきてくれていたけど少ない。あの紙袋四次元ポケット？ 一部屋分だぜ？ 何か軽い物しか入ってないっぽいけど。せめて聖のパソコンだけでも返してあげてっ。元彼にパソコン没収されるという激罰っ。絶対『黒岩くん監察日記ファイル』とか見られてるよ。取り敢えず、聖と全く関係無いルートを歩き出した元彼が、また聖ルートに戻ってくるのかこないのか？ が一つの肝かな、と。原作が終わってないらしく、オリジナルとなるとドラマ用に最終解決要素が必要になるが元彼がバイ上司に告白するのがちょっと早い。まだ回数があるから上司とは最終回まで持たない気がするなぁ。
蟹江とタッグ回。上手く噛み合うまで結構掛かり人も死んじゃうしオイオイっ、というところもあったが何とか解決。最後は自分も逮捕上等で迫って起訴せずモニョっと片すという荒っぽい着地。あのインチキ社長、またやらかすだろうな・・・。蟹江は持ってるメタ属性がやや渋滞気味だから、もう少し整理されていれば見易かったかもしれない。たぶん原作からして渋滞キャラなんだろうけど。蟹江が活躍し鈴木は平常運転だった分、甲斐は要所要所で出張るのみだった。あんまり仲良くなると今後回し難いから最後は無理から蟹江と喧嘩させられていたりもした。強引っ。一方、仕事はいつも通り適度に手こずりつつ、鈴木は悪友が田舎に帰っても妹とは切れない様子。ただ妹にせよ同僚のツンツンした娘にせよ、恋愛云々の線はわりと淡白だからむしろどちらか片方だけでも成立するかどうか微妙なくらいだ。それこそ最終回マジックで押し込まないと厳しい。鈴木が対応していたハッカー娘（やたらチートハッカー）の案件は随分フワッとした決着だった。誰か無理矢理開発された島民達を助けてあげてっ！ 今回はそんなとこか。