ちょっと父の怒りが無理からだったかな。晴子の家が旧家とか、世間体の悪化が命取りになりかねない代議士一家等ならわからんではないけど、前回まで相当気のいいオジさんだったしね。それにしても晴子も本当に大人しくなった。ほぼ別人のように見える。揉める理由ないのとさっさと結婚しなきゃいけないからあんま下手なことはできないってのもあるんだろうな。四谷はアドバイスくらいでコーチまではしなかったが、そこそこフォローには回ってくれたが、あっさりした立ち回りだった。らしいといえばらしいが。結婚と隕石以外だと、あとは自称神の正体とピアニスト云々か。神は最初から神っぽくはなかったが、ピアニストはわりと急にきたのと前回触れたのみで落とし所の予測は難しい。神でない、となると隕石自体マジか? という気もしたりもするが、話の前提自体が崩れそうで、どこまで嘘でどこから本当なのか? てとこなんだろな。
美穂子の告白の後半までは大筋は原作通りだったが、ドラマでは谷原が意識不明の重傷だった為(意識が戻ってからは超回復)美穂子が深瀬を拒絶して自首する流れに。おおっ? 思っている内に元刑事が刺される全く原作に無い展開にっ。これは違う事件! 結局、村井達の過去は誤解と悪足掻きが重なっただけで殺してはないという流れではあるが、いずれも誰かが喋って説明しただけのことなので『実は全部嘘』となるとどうにでもなる状況ではある。後日談以外は概ね原作通りという畳み方と思ってきたが、原作自体がオチの一点以外は淡白な作りであるのと、ドラマでは色々足しているからそのまま過ぎるとただの時間稼ぎ感が強過ぎるから真相自体に手を加えだしたのかもしれない。深瀬の致命的なミス自体は変わらないだろうが美穂子も不起訴になるはずで、そんな悲惨な結末にはならんと思う。ちょいちょい深瀬のコミカルなノリがまだ入っているし、村井達の筋も失職濃厚ではあるが段階的に人間関係は整理されつつある。総破綻は回避してほしいなぁ。