100万パワーズ日記

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バンドの話

2014年04月10日 | SATORU




さてさて先日はバンドマンの結婚式でした。

バンドマンの結婚式は、それはそれはお洒落な式で、大学時代にバンドをしていたからか、来ている人も何かお洒落な人が多くて、何の仕事なんやろって髭の生やし方や、髪型をした人がいました。

それはそれは見た事あると思ったらアローズの店員さんなんかがいるお洒落な感じでした。

女子も女子で、大丸の受付をしていた新婦の会社の同僚なんかで、それはそれは美女揃いでした。


さてさてバンドマンの結婚式には3つの優れた点があります。

1つは、余興が滑っていないと言うこと。
大抵の結婚式は素人が、下手に笑いを狙いに行って目も当てられない大惨事になりがちですが、バンドマンは男性の余興がなく、新婦の同僚の可愛い女の子達が、可愛い音楽にのせて、可愛いダンスをするだけといった、ただただ可愛い余興でした。

2つ目は二次会でビンゴをしなかったと言うことです。

そして最後はファーストバイトでお約束のひとくちがめっちゃデカいスプーンで食べさすみたいな下りがなかったこと。

ナイスセンスです。

結婚式では元相方をはじめ、地元の友達と顔を合わせました。

自分が会場に入ったのが遅めだったのもありますが、西脇からやって来た西脇の民達は、渋滞を恐れたのか、既に全員やって来ていました。

しかも渋滞を恐れ過ぎた西脇の民は受付の数時間前には三宮に着いたらしく、時間をもて余したあげく、酒をあおり、会場入り時には、ただの酔っぱらいになっていました。

その酔っぱらい具合と言えば、式が始まる前に、テーブルについた時点でネクタイを外して頭に巻く感じでした。
因に小走りで時間ギリギリに会場入りした自分は汗ダラダラでした。

汗ダラダラのまま会場に通された自分は、両サイドに長椅子が設置された部屋に通されました。

ただただ汗が気になっていた自分は、他の事はあまり考えておらず両サイドに設置された部屋の真ん中の通路を通ろうとしました。

その瞬間タキシード姿の男の人が出てきて、まあまあの勢いで「バージンロードです!」と言いました。

いやーただの赤っ恥でした。
元相方がケラケラ笑っていました。

もう少しででバンドマンにノーバージンロード、いや、セカンドロードを歩かせるところでした。

地元の小中学校の同級生は大学には行かず、地元で就職しているパターンが多く、大学進学に伴い少し疎遠になっていたので、久々に顔を合わせるのに少し緊張をしていましたが、やっぱりみんな昔と変わらない雰囲気で、ほっとしましたし、自分も全く変わらないと言われました。

そんなこんなで、久々に会う楽しさ、バンドマンが結婚する嬉しさ、会場の雰囲気、何よりアルコールの影響で、完全に自分達のテーブルだけ明らかに異質な雰囲気を醸し出していました。

それは良い意味でも悪い意味でも金曜日の夜の居酒屋の雰囲気と似ていました。

心から式を楽しんでいる、しかし楽しみ方がガチャ付き過ぎと言った感じです。

やがていつもに増してキレイな新婦と、いつもに増してプレッピーなバンドマンが入場して来て、それぞれ指輪を交換し、そして近いの言葉を交わし、口づけをしました。

バンドマンが口づけする際にテレてびっくりする位ニンマリしていて何だか微笑ましかったです。

そんなこんなで笑いあり、涙ありのハートウォーミングな披露宴は楽しい雰囲気のまま終わりました。

個人的には、バンドマンが、今まで育ててくれた、おばちゃんにケーキを食べさせるシーンで、おばちゃんが涙ぐむところが染みました。

二次会は自分は乾杯の挨拶を頼まれていました。

どうせ二次会の乾杯の挨拶なんて誰も聞いていないだろうと思い挨拶なんて考えてないまま当日を迎え、更に人前で話すのが苦手なので、二次会が始まってからの緊張具合は半端なかったです。


自分は、こんなに可愛い新婦と、こんなにプレッピーな新郎おらんでしょ?
みたいな話と、(プレッピーと言う響きだけでややウケすると考えていた)「二次会」、「素敵」で検索したら1番上に出てくる様な二次会になったらと思いますみたいな話をして、乾杯しました。

びっくりする位波がたたない乾杯の挨拶でした。

いやーバンドマンにも愛ちゃんにも申し訳ない。

なんて思っていましたが、乾杯が終わると、新婦の愛ちゃんが「素敵な言葉をありがとう」と言ってくれました。
お世辞にも素敵とは言い難い挨拶に逆に素敵な言葉を貰って何だかじんわりしました。

いや、バンドマン良い嫁もろたなーっと思いました。

そんなこんなで、プレッシャーから解き放たれた自分は無茶の1つや2つはしたかったのですが、次の日が仕事だったので、二次会を途中で抜け出して帰りました。

何だか帰りの運転は軽やかでした。