あれです、今日はバイトでキャンプ場の便所掃除と炊事場掃除をしたわけですが、いやはや、なんともかんとも、言葉も無いほどに参っちまいました。
いや、トイレが汚いとか、炊事場が汚いって程度なら勤務して半年の間に幾多の悲惨な現場を乗り越え免疫を持っているわけであります。
今日自分が凹んだ理由の一つが、大勢の中の孤独、でありました。
なんと申しましょうか、キャンプ場は昨夜から泊まっている人とディキャンプの人が入り乱れ賑わっていたわけであります。
が、私もその混雑の中に身を置いてはいるんですが、一人だけ異質と言いますか、全員がレジャーなのに自分だけバイトで便所掃除なのであります。
そーか、俺だけ異質な存在なのかと思った時、切ないものがこみ上げてきたのであります。
で、心が折れたのは炊事場の掃除の時でありました。
掃除をしたってどーせすぐに使われて元の木阿弥と知りつつもゴミキャッチャーに溜まった食べ物のカスなどは取り除かないと不衛生だし、夜間に小動物などが集まる原因になるのであります。
で、残飯を袋に集めナイロンたわしにママレモンをつけて流しを洗うんですが油汚れがひどく一筋縄ではいかないのであります。
が、金属タワシなども併用しつつせっせと掃除に励むのでありました。
あれです、流し場に残飯が散らかっている所での炊事を躊躇うのは当然なんで掃除をしたとこらからまた汚れるってのは仕方がないと諦めているわけです。
が、掃除をしているジジイがいて、それで綺麗になったシンクを使う時ってのは大概遠慮がちに酷く汚さず使ってくれるわけであります。
しかし、本日は違いました・・・まっ、偶々客ダネが悪かったのかも知れませんが、表向き善良そうな父ちゃんと母ちゃんとガキが二人の家族などは、鉄板に残った熱い油をシンクにジューって感じで流すし、仲睦まじそうなカップルは、イチャイチャしながら洗い終わったばかりの流し台で野菜など刻み野菜クズはシンクに残したまま笑顔で立ち去るのであります。
この時のカップルの会話を聞くとも無く耳にしたわけですが、彼氏が「アウトドアーが好きなんで、時々マンションのベランダで料理するんだ」と言うと彼女が「スゴイ!!!・・・」と返すわけです。
いや、この後の会話がアレでして、男がなにか言うと女が「スゴイ!!!」と言うのでありますが、自分にはスゴイのは彼女のボキャブラの少なさと思いましたが、まっ、いいでしょう。
いや、炊事場の掃除で人間の本性を見たと言いますか、掃除する人のことなど御構い無しはまだ呑み込むとしても、次の人とか、このザマを人に見られるのが恥ずかしくないのか、と自分は思うのであります。
なんと申しましょうか、日本では誰も見ていなくても「お天道様が見てる」って事で恥ずかしい事はできない民族と思っていたんですが・・・あっ、察し!!!
そーか、そー言うことか!!! 日本人とは限らないもんね、なんちゃって。
いや、マジで公共って感覚が薄れているなぁ、としみじみ思った本日でありました。
で、なんか人間のエゴとでも申しましょうか、そんなモノが剥き出しで見えちまうバイト先が嫌になったのでありますが、まっ、いいでしょう。
いやいや、ここに記したのは断片でして、水の入った大きな灰皿にはティッシュやアイスクリームの棒やトンボの死骸なんてのも突っ込んであるんですぜ。
あれです、植木屋仕事も汚れ仕事に違いないんですがキャンプ場の汚れは異質と言いますか、そうしなくても良い筈なのにって理不尽さが付いて回る分気持ちが参っちまうのであります。
こりやぁ早晩意思決定の日が来そうな予感がひしひしでありますが、まっ、いいでしょう。
いや、まぁ、今日のキャンプ場の様子は私の創作なので・・・まっ、そう言うことであります、なんちゃって。
おおっと、今日の一句を忘れる所だった
残り柿烏啄ばみ高笑い なんちゃって
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