結局橋下弁護士出馬

大阪府知事選、橋下弁護士が出馬へ(読売新聞) - goo ニュース

以前、こんな話を聞いたことがある。
「大阪の顔は、大阪市長。大阪府知事なんて、たいしたポジションじゃない。だからタレントでも務まるのだ」
大阪から遠く離れたところに住み、しかも地方行政の素人である自分には大阪府知事にどれだけの権限が与えられているかは知らない。
ただ、なんとなくうなづける話である。

大阪府知事と聞いてすぐに思い出すのは横山ノック。
ただ、４年以上に上る在籍期間中何をやったかは知らない。
「セクハラ」の４文字しか思いつかない。

そして現職は太田房江氏。
思い出せるのは史上初の女性府知事である事、大相撲大阪場所の表彰式で女人禁制の土俵に上がって表彰状だかトロフィーだかを渡したいと言ったこと、梨田監督が表敬訪問をした時には近鉄ファンと言ったくせに２００３年のタイガース優勝の時には大喜びで優勝パレードに参加していたこと、そして翌年の球団合併の際には「おらが球団」の消滅の危機にもかかわらず表立った行動をとらなかったこと、ぐらいである。
残念ながら政治家として「何かをやった」話が伝わってきていない。

ただ、府知事なのだから、それなりの権限があって、それなりの事はやれるはず。
一度はやらないとしていた橋下弁護士が出馬の意向を固めたのも、自分にやれることがあるはずだという強い意思があってのことと思う。

景気が良くなろうと悪くなろうと、日本全体における大阪のポジションが低下し続けている。
それを一気に変える、というのは難しいだろうが、大阪発の新しい話題を提供して欲しい。
橋下弁護士が当選した暁にはそれを願いたい。