琵琶湖は外来魚の無法地帯

小学生の頃、家の近くの道端で干からびていた亀を拾ったことがある。
家に持ち帰り、水を張った洗面器の中に入れるととたんに動き出し、そのまま数ヶ月飼っていた。
ただ亀なんて鳴くわけでもないし、飼っていても特に面白くなかったので、近くの池に離しに行った。
亀は勢いよく池の中に入っていき、そのまま・・・

自分もそんな経験があるので、飼えなくなった、いや、飼うのが面白くなくなった亀やら魚やらを池に放すのはまあいいとは思う。
ただしそれが外来種、しかも肉食では・・・

今琵琶湖では、アリゲーターガーやらピラニアが捕獲されるらしい。
これは何れも、飼っていたものを琵琶湖に放してしまったもの。

琵琶湖はブラックバスやブルーギルなどが大繁殖したせいで、名物の鮒すしの材料になるモロコブナの数が激減したことで知られるが、ブラックバスやブルーギルがいるから、アリゲーターガーでもピラニアでも放していいやと思って離してしまったのだろうか。

以前は西東京市の隣の練馬にある石神井公園で、カミツキガメが見つかったと言うことで大騒ぎになったが、遠い南米などが原産の魚や亀を日本の池や湖に放すとどうなるのか、飼う人に想像力を働かせてもらって、飼う人の常識に働きかけていくしかない。

まあ、もし想像力が働かないと言うのなら自分で煮るなり焼くなり食うなりして始末しろと。

１日１押し！お願いします。