「新しい公」という言葉が最近よく出てきます。ググると、「行政が担うものとされていた地域の課題に、市民自身が主体的に向かい合い行政と協働しながらその解決を図っていくあり方のことです。」とあります。
とうほうTVでは毎週1回1時間番組を制作しますが簡単な打ち合わせや終了後の雑談の中に情報があり、交流があり課題解決のさりげない話し合いがあります。ただお互いの日頃を話しているうちに話は展開します。村が森林組合の2階に創った「メディアカフェスタジオ」が「新しい公」のセンターのようなものです。
住民ディレクター合宿では内外の人が集まりこのように結構絵になるし壮観ですね。15年前から住民ディレクターの番組づくりをしていた頃から「番組づくりのスタジオ」が「公共」になっていくとイメージしていました。くまもと未来国体の時は県庁に98市町村から代表選手が集まりいつも議論や情報交換をしていました。特にメンバーの取材や企画に何か問題があればとことんみんなで話し合い結論を出してから総合プロデューサーのわたしが県庁の担当職員に報告していました。一回もトラブルになったことはありません。
また住民だけではクリアできない話題には県庁職員やその職責にあたっている方に参加していただきました。この15年間全国の地域でこの場づくりはやってきましたのでわたしにとっての「新しい公」は全国各地にあると感じます。この場を構成する住民のみなさんがネットでつながり日常的に意見を交わし、議論し、共に行動していく基礎を作るのがICTによる地域活性化になっていくと考えます。
東峰村では週に1回は収録を続けています。熊本、人吉、佐用、杉並、長野、千葉、東北、北海道・・・というように広がっていくためには中心となるプラットフォームといわれる場が必要です。長くかかっていますが只今準備中です。