
昨日から東峰村は豪雨、雷が凄い。ググると雷神さんは天神さん、菅原道真のことらしい。数ヶ月前から急に気になってきた人で太宰府天満宮にも行ったが、実はさらに前に京都に泊まった時、ホテルのすぐ隣が道真の生家といわれる神社だった。御所の真ん前。産湯をくんだ井戸や例の梅の木と伝えられる色々なものと出会った。
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
道真が京で藤原時平に謀られて太宰府に左遷となった折に京の自宅の庭に咲く梅の花を詠んだといわれている。その梅が道真を慕って一夜にして太宰府に飛来したと言われているのが写真の飛梅。
昨夜東峰村竹地区の盆踊りの編集仕上げをやっていた。盆踊りの晩現地にお邪魔して、昨夜は随分と映像で盆踊りと唄を見て聞いた。何とも懐かしく自然と身体が動き出すリズムで唄う言葉がとてもやさしい響きだ。そして盆踊りの唄の歌詞に当時の役人が「人の恨みを買って病になり・・・」、という箇所があった。
天神さんは謀られて藤原氏に京を追い出された。その恨みで京に天変地異が続出し、政敵藤原時平も39歳の若さで病死、関係者たちの病死も相次いだ。そこで藤原氏らは慌てて道真を天神様として祭って霊を鎮めたと伝えられている。恨みが病を起こすというのは古代日本では普通で今は怨霊信仰と呼ばれている。
民衆に愛された人達は時の権力によって追い落とされ、儚い人生を送って亡くなった人が多い。現代に比べると情報操作はいとも簡単に行われただろう。いや、現代に於いても状況はそんなに変わらないかも・・・。しかし民衆はそれを歌にし、浄瑠璃にし、カタチを変えて伝承してきたのだろう。盆踊りもしかり、と感じる歌詞だ。
天神さんの影響はここ東峰村にもあって、祭を見てると八百万の神々を大事にしてるので天神さんも自然と信仰してきたようだ。天神さんと竹地区との関係はまだわからないが村民の皆さんの和やかな盆踊りで雷神(天神さん)も癒され、何かのメッセージをこの地へ伝えようとされているのかな?とイメージを膨らませる。
と、これを書きはじめたら雨も治まってきたような・・・。
何事も良き方向へと考え、展開する。これ住民ディレクターの信条也!