75歳の宗春じいの年齢差の対局にいるのが匠太朗くんです。今は小学校4年ですから10歳の住民ディレクターです。
匠太朗くんは平成19年からわたしが東峰村に入った頃にお母さんとのコンビで素晴らしい自宅周辺の自然リポートをしてくれました。博多で行われた地域メディアのシンポジウムでご一緒した元NHKアナウンサーの木村太郎さんが驚嘆して絶賛してくれていました。その匠太朗くんは6歳から10歳の今まで窯元の父とご自分も焼き物をするお母さんと中学生のお姉ちゃん、皿山地区という小石原焼の窯元にいっぱいいる親戚と大自然大家族生活をしています。
チップという名犬は毎日正午と夕方を知らせる村内音楽放送に合わせて犬語で歌を歌う迷犬!?でもあり本当に子どもたちはほのぼの逞しく育っています。RKB毎日放送の取材チームにも全くものおじせず堂々と質問や依頼された即興リポートをやってしまいました。卓球界の愛ちゃん以上に地域メディア界の大物!?になりそうです。
東峰村には匠太朗くんのように「総合的な生きる力」がすでに十分備わっていて、しかもITに振り回されず生活の道具として上手に使える子どもたちが多いのです。みんなとても可愛らしく思いやりあるやさしい子どもばかりです。地域でこどもを育てる大人がいっぱいいるからです。さらにその親の世代の大先輩に米作り名人、宗春じいがいます。昨日も奥様と黙々と田んぼの草取りをしていました。