岸本晃の住民プロデューサーNEWS

Facebookとこたつさんの地域SNS

 一人がはじめたちょっとしたいい道具も大資本と結びついて一気にマスになると最初の個人がはじめた動機は忘れ去られ、勝手に道具が一人歩きする。資本はあるから技術はどんどん進歩する。益々使われて行く。広告が成り立つ。こういうサイクルがあります。

 例えば東京という街をFacebookに例えてみる。一方で地域SNSという地域づくりや地域活性化に役立ててもらおうと開発された道具がある。お金がない、ボランティア運営のようなものばかりなのでなかなか技術的な課題はわかっていてもクリアできないことが溜まる。Facebookに比べて使い勝手が悪いという話が出る。当たり前です。この地域SNSをこたつねこさんこと和崎宏さんには悪いけど(いや、東峰村に悪いかも・・)東峰村に例えてみる。(つまり、東京=Facebook 東峰村=地域SNS)

 さて何でもある東京と、コンビニも100円ショップも六本木ヒルズも何とかヘルスもない東峰村。東峰村の地域活性化を実践するには東京にあるものも必要です。しかし今東峰村に無いコンビニはやはり無く、もしそれで使い勝手が悪い地域だといわれても東峰村を活性化するには村で実際に生活する村民がやるしかなく、その使い勝手が悪い地域の中でおばあちゃん達が頑張っている下川商店や毎日リハビリに村を歩き回りながら何でも作れる坂本食堂のおやじがいる。

 セブンイレブンがないからできない、ではなく下川商店と坂本屋でどうしていくか、です。ふたつとも経営者が高齢者店なので10年後をイメージして今どうするか、です。逆にこの使い勝手が悪い村が(わたしはそうは考えていませんよ。素晴らしさをいっぱい知ってますから。念のために。)東京や東京の人や東京の道具を活用して活性化する手だてを考えることで村を住み良くする。

 「東峰村」という「地域SNS」を使い勝手の良いものにする・・、そういうことがメディアやツールや道具というものの本質、実体だと感じています。道具の使い方をわかってないと本来の目的がずれると感じる話が最近多いので。


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