岸本晃の住民プロデューサーNEWS

ホリエモンとまちづくり 2(宇宙開発と説明責任)

 USTREAMのホリエモンインタビュー番組は印象に残っていて聞き手が田原総一郎さんだからこそかなり琴線に触れる本音発言が続いたとおもいます。宇宙開発については以前は「遊び」だろうとみていましたがホリエモンは結構真剣に考えていてロケットが何故飛ぶのかなども相当勉強しているようでした。そのへんは頭脳が追いつきませんが発想は「宇宙に一番乗り」とかいうことではなく「どうすれば安く宇宙へ飛べるか」を考えているのでした。その一貫としてネジ1本もそこらへんの日曜大工対応などのスーパーで買えるものや町工場でいじれるものを使って飛ばすことを考えているのです。そうじゃないと安く出来ない!特殊なネジやそのネジを扱う特殊な道具がいるなら高くなる。なるほど、と聞いていていちいち頷きます。生活人の発想です。

 例えば我々が総務省のICTに関するアイデアや使い方を提案するときもこれまではあまりにも特殊な技術や道具を必要とする企画ばかりでなかなか普及しなかった事実があります。基本的に規模は違えど発想の根元は同じです。また株主総会で5000人を前にして全質問に答えてきたと自信を持って話しています。どの質問も軽んじること無く誠意を持って応えてきたと、そのため時には総会が5時間にも及んだと。本人曰く説明責任を果たすべきと考えているから。全ての株主に誠意を持って応える責任が代表取締役にはあると。

 例えば熊本県山江村の内山慶治前村長はまさに村の議会でホリエモン状態でした。どの質問にも自分の言葉で誠意を持って応えていました。本人もそういってますし、議場にいる議員も確かにそうだったといつも話しています。残念ながら7月11日の参院選と同時に行われた村長選で破れまもなくただの人になります。わたしはホリエモンが無実であるにもかかわらず逮捕された経緯を聞いていてこれも本当だと確信しましたが、結果的にあの経験でホリエモンが大きくなったのだとも感じました。状況は全然違いますが内山さんも今回の落選を前向きに捉えてさらに大きくなってもらいたいと心から願っています。それにしてもホリエモンは面白い。

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