今朝から東福井地区の獅子入れでした。さなぼりといって田植えが終った頃に鬼や獅子が家々を回って悪魔払いをして歩きます。伝統の祭も高齢化がぐんぐん進み今では鬼も獅子も40代後半から60代、地区では80代までが現役という状況です。
しかしこの祭は間違いなく集落のコミュニケーションを深め、一人暮らしのじいちゃんばあちゃんを元気づけます。きょう休憩タイムに近所からぽつりぽつりとやって来た米寿のじいさまはこの獅子入れの様子をみて「もう村は終わりだ」と叫ぶというよりはつぶやきました。わたしはすかさず「まだまだ米寿、終らせんように一緒にやりまっしょ」と答えました。
最近確実に120歳まで生きる気になっているので米寿というとまだまだって感じになっております。わたし自身は人生やっと半分近くに来てこれまでの倍の時間がまだあるのでやることやっていくしかないな、との気概。獅子や鬼の怖い面にも励まされまだまだ走り続ける力をもらいました。少数精鋭ですが東峰村の皆さんはまだまだ元気です。あのじいさまにも近いうちに酒でも持ってゆっくりと話しましょう。