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総選挙の意味

子供殺人  バリケイト伊東

2019-05-29 08:35:16 | 社会
  トランプ訪日と皇室賛美に沸く日本で、また凄惨な誰でもいい殺人が起きた。昨日、東京郊外の登戸で19人がナイフで襲われる事件が起きた。女児と外務省勤務の若い男性が亡くなった。51歳の犯人も自殺した。なんでこんな凄惨な事件が起きるのか。被害者のほとんどが小学生だ。彼女等が味わった恐怖は想像を超える。ホラー映画を地でゆくような殺人事件に日本中が震撼した。今まで多くの誰でもいい殺人が起きた。秋葉原の通り魔殺人事件、池田小殺人事件、少し意味あいが違うが、相模原での障がい者殺人事件、新幹線内での殺人事件、池袋での通リ魔殺人事件、荒川沖での通リ魔殺人事件、高校生によるバスジャック事件、古くは、新宿西口でのバス内への放火事件等、永山則夫による4人の殺人事件、大量殺人を狙った犯罪が続出している。政治性もない、いじめへの報復でもない、金目的でもない、動機が不明なのだ。動機が不明と言いながら動機はあるのだ。心に鬱積したものを爆発させてる。登戸での殺人事件の犯人も長い間、引きこもり状態であった。報道されたところによると、切れやすい性格でもあったようだ。社会に入れない、社会に溶け込む努力をしない、人間関係も築けない、自分を受け入れてくれない社会に恨みを抱くようになったようだ。加えて切れやすい性格が犯行を引き起こしたのだろう。日本には16歳から39歳まで50万人を超えるひきこもり者がいるのだ。誤解を与えるかもしれないから断っておく。すべてのひきこもり者が凶悪犯罪を起こすわけではない。殺人を起こすようなひきこもり者は本当に一部だ。私が述べた一連の通リ魔殺人の犯人達はひきこもりではない。普通の社会生活をしている。しかし、社会に対してなんらかの不満、イライラ、モヤモヤ感を抱いてる事は、確かだ。それは多くの日本人の精神状態でもある。多くの日本人は病んでるが、病んでる自覚がないだけだ。通リ魔殺人を行う人間も普通の人間も紙一重なのだ。人を殺す行為は、近代では日本だけでなく、世界中で禁止、抑止されてる。ブレーキがしっかり掛けられてる。法以前にモラルで人に危害を加えていけないと、多くの人間の心の共通認識だ。しかし、日本だけでなく世界中で毎日殺人が行われてる。子供や女性、高齢者などの弱者に対しての殺人、暴力事件は後を絶たない。残忍な犯罪が絶えないのは、心のブレーキが壊れてるか、設定が間違ってるかだ。キリスト教が言うように、人間の本質は悪と罪なのだ。人間の深層心理には言い知れない悪のマグマが渦巻いてる。悪のマグマを暴走させないようにしなければならない。こんな凄惨な事件が起きても、日本社会は、一か月もすれば忘れるだろう。被害者本人、家族は生涯忘れる事はないであろうが。明日は我が身なのだ。日本中どこでも、警察力を強化しても、通リ魔事件は起きる可能性があるのだ。気をつけても、防ぎようがないのが実情だ。普通の顔をした人間が突然、ナイフを持って襲ってきたら逃げるしかないのだ。逃げる時間もない。運のなさを嘆くだけだ。誰もが被害者になる可能性があり、誰もが加害者になる可能性すらあるのだ。そのぐらい日本人の心は病んでる。心のブレーキが壊れてしまえば、人は簡単に暴力や殺人を行う。今後も、誰でもいい殺人は起きるだろう。被害者本人、家族が早く心の傷から回復されるように祈ります。

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