日本政界のなんともいえないだるい雰囲気は、世紀末の様相だ。例の山田広報官の7万円の会食問題は、総理からの厳重注意だ。本人も給料から70万円を返納すると弁明。軽い処分だ。野党も攻めきれない。世論も、ネットやテレビでぐたぐたと同じ事を放送している。全体に緊張感がなさすぎる。今年は衆議院選挙の年だ。もっと緊張感があってもいいのではないか。外国では政権支持派と反対派が激しくぶつかってる。日本では、政治暴動なんて全然起きない。愛知のリコールは80%の不正投票なんて、民主主義の危機だ。こんな不正が堂々と行われる日本は、政治後進国だ。アフリカの貧困国と変わらない。本当に今の日本には何もいい事ない。あるのは、不安と絶望と不完全燃焼の大衆だ。政治不正が行われても大衆は怒らない。革命が起きる可能性は、まったくない。扇動する革命家もいない。沈没する日本、100年後に東アジアに栄えた国があったと歴史書に書かれるだろう。閉塞中毒の中で死んでゆくだけだ。