選挙の効果

総選挙の意味

桜井誠 バリケイト伊東

2020-07-07 12:49:42 | 政治

 桜井誠って誰だ。都知事選に立候補したヘイト組織の元幹部だ。今は日本第一党の党首だ。政治通なら少しは知られた存在だ。今まで過激な言動で世論をわかしてきた。朝鮮人の首を真綿で絞殺す、朝鮮人、日本から出ていけ等の発言は、日本のリベラレル、左派、保守からも激しい反対反応を引き起こしてきた。今回の都知事選では約178000人の投票を得た。以外と多いのだ。マスコミは、ほとんど取り上げなかったのに、約18万人だ。おそらくネット右翼が投票したのだろう。政権放送はした。テレビで朝鮮人を殺すなんて言う発言はしなかったが、都知事になったら在日の生活保護を即取り消すと言っていた。よほど在日朝鮮人が嫌いなようだ。小池、宇都宮、小野、山本、立花と同じぐらいマスコミが取り上げてれば、もっと投票数は伸びたのではないか。落選したとはいえ、桜井は、かなり手応えを感じたのではないか。東京で18万人だ。全国なら100万人位の支持者がいるのではないか。国政選挙の比例で当選するかもしれない。支持を伸ばすには、今の日本のどぶ沼のような閉塞感漂う社会に問題があるかもしれない。ヒットラーがユダヤ人を地球上から抹殺すると言って、第一次世界大戦後の閉塞したドイツ社会に熱狂的に受け入られた。当時のドイツは、英雄を求めていた。ドイツ人としては小柄の男の演説に依存し、酔ってしまった。導いて欲しい大衆、道を切り開いて欲しいと切望する大衆心理にヒットラーは、うまくはまった。政権を取ったら本当にユダヤ人を殺し始めた。桜井にヒットラーのようなカリスマ性はない。見た目、居酒屋の店長見たいな風貌では、支持も限界がある。演説も品のない言葉を連発して、社会全体には支持は広がらないであろう。コロナで社会は崩壊寸前だ。生活に追い込まれた人からすると、桜井になんとかしてほしいと願ったのかもしれない。既成政党の常識的公約には、飽き足らない人々にとって過激な思想は魅力的なのだ。日本には、桜井を受け入れる土壌は十分にある。不安やストレスを他民族の排除、差別で晴らそうとする心理は、正当化される。彼らにすれば、正義で差別、排除を行ってるのだ。今後、18万人の指示を得て、桜井は、活動を活発化させるだろう。日本社会が桜井をどのように扱うのか、興味はつきない。日本第一党が国会に議席を持つかもしれない。