失った７０年

２４歳の時長男の嫁になった母は
９４歳の今、実家に帰りたいという
兄弟のことが記憶の全てを占めている
もう一人しか残っていないのに
私のことも忘れてしまう

お通夜

叔父が亡くなりました
９０歳ですから、長生きした方です
大病を患った割に、最後まで元気でしっかりしていました
今日は東京の叔父を家に泊めて、通夜と葬儀に出席です
年の順に亡くなっていくのも寂しいものです

喜び

二人目の孫を年内に見ることが出来るかも知れない
長女が二人目を身ごもった
つわりが酷く檀那が休日出勤の日に孫を連れて休みに来たのだ

孫はまだ２歳半、手が掛かる
食事の支度も満足に出来ないようだ
１０時間ほどの休息を楽しんで、帰った

私の息子はね

認知症の母は時々私が誰なのか判らなくなる

母が兄弟姉妹のことを話すのはよくあること
私に質問をする
「私には姉があったけれど、知っているか？」
「ひろ子さんですか？」
「違うよ、ひろ子は妹・・・」
と、亡くなった兄弟も含めて紹介してくれる

会話が気に入ったのか、そのうち息子のことを語りだした
「私の息子はね、アフリカに居たことがあってね・・・」
「ふーん」としばらく聞いている
何処にいたのか、何をしていたのかと聞いても解らない

暫くして
「その息子は、私だよ」というと
ニコッと照れ笑い「ああ、そうか・・・」

おもらし

今日はすでに二度、おもらしです
一度はトイレで
もう一度はベッドのうえで

でも、ベッドの上のおもらしのほうが
私には楽なのです
因みに、大きいほうでした

おかあさ～ん

家での母の介護は、ほぼ１００％、私がします
ほぼ、というのは姉が来ているときトイレに連れていくこともあるからです
ヘルパーをお願いしているときでも私がいれば私を指名することすらあります

ところが、母の機嫌が悪い時、私に悪態をつき
「おかあさ～ん」と大声で呼ぶのです
因みに、おかあさんとは私の妻のことです
妻は病気になってから一切母の介護はしません
出来ないと言ったほうが正確かもしれません

母は病気だからと解っていても、よい気持ちはしません
気持ちがへしゃぎ、つい母に大きな声を上げます
「全部俺が看ているのに、なんでおかあさんを呼ぶの！！」
無駄だと解っていてもついそうなるのです
私の性の拙さと思いつつ

一日だけ

落ち着く昨日でした
予想通り梅雨には入りましたが
何と今日は晴れです

梅雨の晴れ間、と言うのには抵抗があります
来週は大雨のようですが・・・
台風も来るのでしょうか

気象は少し狂い気味

いよいよ？

雨です
本格的な、止みそうも無い雨です
このまま梅雨になるのでしょうか
落ち着きます

おっとまちがい

母のデイサービスの日
だと思っていたのに、迎えが来ない
予定はショートステーになっていました
準備するものが違いぼやきながら用意して
無事送り出しました

一年半ぶり

母をデイサービスに送りだし
サッカー少年団の練習に行きました
２年生以下の１２名をみました
元気で素晴らしかった
張り切りすぎて、足はパンパンです
昼寝も爆睡１時間