昨日から大祭りが始まりました。
1街から5街までは屋台の上踊りと地踊りです。
地踊りを舞う若い衆は祭りの前に全街一堂に集まります。
挨拶口上をした後に衣装合せなる物をします。
頭の先から足の先まで粋に着こなします。
私が子供の頃とは大違い。
女性は髪を結い、鉢巻き法被、法被の下には肉襦袢。
下半身は黒の股引、黒足袋に紅白の鼻緒の藁草履。
粋を演出できるところは髪型と鉢巻きの結び方。
そして法被の裏生地の豪奢さと肉襦袢。
それらをちらちらと覗かせながら踊るのが格好良いのです。
親父が祭りを楽しんだころも、法被の裏生地には手書き模様の絹でした。
これが金持ちともなると絞り模様の豪華なものも。
決して見せびらかすことはしません。
ちらちらと僅かに見えるのが、粋なのです。
屋台の上で長唄を歌うのは、歌舞伎座の歌い手さん。
有名どころを招待して本物を聴かせるのも、島田の粋です。
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