古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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うつくしいもの

2022-02-21 10:27:03 | 主夫のつぶやき
家を出て5分もたたず太鼓橋を渡る時、富士山が正面に立つ。
低い山並みの上に立つ真っ白な富士は東側が白く煙っている。
強い西風が粉雪を巻き上げ数キロに亘る白い旗をなびかせるのだ。
今朝の富士山は荒れているな。
病院に向かい30分を過ぎた頃トンネルを抜ける。
その直後、やや右手に先ほどの富士の何十倍もある富士山が上半分を真っ白にして現れる。
この富士山を見るたびに、この土地に産まれて良かったと思う。
風が少し弱まったのか、白い旗はうっすらと短い。
道路の屈曲に従い、富士は佇まいを変えて私を楽しませてくれる。
そして、街の中に沈んでゆく。

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