松本晴雄氏の功績
帯広開拓先駆者・依田勉三を調べはじめたのが5年前。
松山善三氏の「十勝野」を読み「新しい風」の映画を見た。
さらに萩原実氏の「十勝開拓史」、田所武氏の「拓聖・依田勉三」
それらを読んでいるうちに「依田勉三礼賛濃厚」と思った。
そして、ネットで「風吹け、波たて」松本晴雄氏の依田勉三の軌跡が
肌理こまかく記載されていた。松本氏は松崎町在住の「郷土史家」と知った。
松本氏は萩原実氏とご交誼があり、資料の継承者だという。
松本さんとメールでやりとりするようになった。
それから私の胸に「官製の依田勉三紹介」ではなく、
また「勉三英雄視の礼賛ものでない」勉三の実像に近い物語を・・・
家族や周りの人々との関係を描く(しかし下世話にならない)
そんな気持ちがめばえてきた。
そして、勉三関係の資料、談話、回顧談、をあさった。
あまり知られてない、渡部哲雄、角田東耕など両氏の野帳も読んだ。
多くの勉三研究者は鬼籍に入られ、現在はもっとも詳しく語り合える
のが松本晴雄氏である。年齢を超えて親しくさせてもらっている。
学ぶには「時の余りを」「身分の差を超えて」という土屋三余の
教えそのもの。また福沢諭吉いわく「天は人の上下をつくらず」
だからこそ「学問が大事といえり」そうありたい。
松本様は健康に留意され、長生きしていただきたい。
まだまだ、語り合いたい。頭脳溌剌な方である・・・。
ゆきすぎた対象への肉薄?・・・遺族の悶着など懸念もあり子孫への
校正をお願いしました。依田博之氏の了解をいただく。
このような手間を惜しまない。
「著作権のハンドブック」を制作した者として、引用、著作権侵害には
誰よりも神経質だ。誰のおとがめ受ける必要はない。私が人物を描くには
あたりさわりのない話にはならない。これは草森紳一氏の指導でもある。
「流転」続編へ。入手できた資料、写真もふんだんに使い、ビジュアルに工夫したい。
前篇とは違う体裁になるだろう。
ところで 囲炉裏端 ブログは 昨年 2015年で 中止したとか メッセージが ありましたが 是非 継続してください。
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haruko-a@sf.tokai.or.jpまで。