よしだルーム

吉田政勝の文学的な日々

依田勉三の歩みを書く動機

2015-12-17 07:34:45 | 日記


松本晴雄氏の功績

帯広開拓先駆者・依田勉三を調べはじめたのが5年前。
松山善三氏の「十勝野」を読み「新しい風」の映画を見た。
さらに萩原実氏の「十勝開拓史」、田所武氏の「拓聖・依田勉三」
それらを読んでいるうちに「依田勉三礼賛濃厚」と思った。
そして、ネットで「風吹け、波たて」松本晴雄氏の依田勉三の軌跡が
肌理こまかく記載されていた。松本氏は松崎町在住の「郷土史家」と知った。
松本氏は萩原実氏とご交誼があり、資料の継承者だという。
松本さんとメールでやりとりするようになった。
それから私の胸に「官製の依田勉三紹介」ではなく、
また「勉三英雄視の礼賛ものでない」勉三の実像に近い物語を・・・
家族や周りの人々との関係を描く(しかし下世話にならない)
そんな気持ちがめばえてきた。
そして、勉三関係の資料、談話、回顧談、をあさった。
あまり知られてない、渡部哲雄、角田東耕など両氏の野帳も読んだ。

多くの勉三研究者は鬼籍に入られ、現在はもっとも詳しく語り合える
のが松本晴雄氏である。年齢を超えて親しくさせてもらっている。
学ぶには「時の余りを」「身分の差を超えて」という土屋三余の
教えそのもの。また福沢諭吉いわく「天は人の上下をつくらず」
だからこそ「学問が大事といえり」そうありたい。
松本様は健康に留意され、長生きしていただきたい。
まだまだ、語り合いたい。頭脳溌剌な方である・・・。



ゆきすぎた対象への肉薄?・・・遺族の悶着など懸念もあり子孫への
校正をお願いしました。依田博之氏の了解をいただく。
このような手間を惜しまない。
「著作権のハンドブック」を制作した者として、引用、著作権侵害には
誰よりも神経質だ。誰のおとがめ受ける必要はない。私が人物を描くには
あたりさわりのない話にはならない。これは草森紳一氏の指導でもある。


「流転」続編へ。入手できた資料、写真もふんだんに使い、ビジュアルに工夫したい。
前篇とは違う体裁になるだろう。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (浅ちゃん)
2016-01-06 11:44:13
松本さん。おはようございます。静岡新聞で依田家の保存の話が 出ていて 松本さんも いろいろ 努力をしていると事。  これからも 頑張ってください。

ところで 囲炉裏端 ブログは 昨年 2015年で 中止したとか メッセージが ありましたが 是非 継続してください。
ブログ アドレスを 連絡ください。
haruko-a@sf.tokai.or.jpまで。
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