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体育館の玄関前の花壇に「すずらん」が咲いていた。スマホで撮ってから、玄関に入り、いつものトレーニング室に入った。中では健康体操をしている女性グループがいた。わたしは邪魔にならないように空いている器具を使って、ランニングやエアサイクルを踏んだ。少し汗ばんで、次の器具に移動すると声をかけてきた婦人がいた。
「よしださんですよね」といわれ婦人は名前を名乗った。
「あっ、・・さん!」と声を出した。
私はある事情で町民のお世話になった方にお礼を言ったり、御礼の物を贈れない立場にある。手紙や年賀状で「あの節はお世話になりました」と伝えることができない不自由な立場だ。・・・・法、という制約がある。
「でもよくやりましたよ」と・・婦人はなぐさめてくれた。
「今日も健康運動ですが、あの運動は・・日まで3週間しかなかったから・・・」と苦笑いして応えた。
トレーニングが終わって、その健康体操のグループに同級生の女子がいたのに気づいた。
「やあ、Sさん!」とわたしは声をかけた。
「終わったけれど、貴方はめげてないんでしょう?」
「ええ、落ち込んでいられないです。やりたいこと他にもありますからね~」と応えた。
「そうだよね~」と言い、彼女は笑った。
まるで何もなかったように彼女はまちづくりや自身の小指を切った顛末について語った。むしろ、そのことで「えっ!、それで病院へ行ったの。どこへ・・・」と話が弾んだ。
不注意な怪我も、自身の失敗もそこから学ぶことがある。めげて下をむいていられない。
上を向いて歩こう♪、という歌があった。今の私の心情だ。(2019年5月24日)