恐山へ

朝４時に出発して
東北自動車道　八戸道　第二みちのく有料道路　
下北半島縦貫道路を通って約５時間…
今年も青森のむつまでやってきました。

それにしても、遠い・・・・

目的地は恐山。



硫黄のかおりが強く漂っていました。



石の積まれた賽の河原を進みます。



あの世に一番近い場所と言われる恐山。



家族で何年かごとにここまで来るのには目的があるのだけれど



気持ちを慰めるために来ている、って言う感じかな。



今日もうそり湖は神秘的な色合い。



極楽浜。



静かな波。透明な水。白い砂。




湖を見渡せる場所に、石を置いたのはもう何年も前の事。

今でもちゃんと、その場所にありました。

その付近に低く生えているススキのような穂を母が、



一生懸命結んでいました。
鬼がひっかかり、転ぶようにと子を思う親が結ぶのだそうです。


石がちゃんとあることを確認することでちょっとした満足感を得られます。

何かに納得したような気持ちでその後、
地獄を通って戻ってきました。



日帰りで下北までやってきた私たちは
また長い道のりを帰ります。

最初に来たのは９年ほど前。
あと何回ここに来られることか。

遠い遠いところに置いてきた
いつまでもそこにある石を拝みに







下北半島　　恐山