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自動車産業とFTA

2010年04月21日 | お仕事(Business)
ちょっと真面目なお話。。。

でももし良かったらちょっとお付き合い下さい




先日のテレビの部分でも触れたが中国や韓国を始めとする新興国の

自動車産業が急成長をしている。

時代は軒並みEV(電気自動車)のほうへ向いているようだが

これまで自動車産業を支えてきた部品供給会社は不要となり

電池開発が自動車産業の鍵を握ることとなりこれまでの

ピラミッド構造は根本から変わることになるだろう。

こうした変化にいち早く対応していくことが今後の自動車産業の勝者となる上での条件となるのか、

そしてこれまでの北米などの成熟市場の不振を尻目に新興国が快進撃を果たすのか。

中国での電動自転車の販売については2400万台と既に小型電動車に対するニーズは高く、

今後も中産階級における需要は伸び続けるだろう。

中国対チリのFTA(自由貿易協定)発行によりGMチリは上海製の小型車を

輸入販売を始めた。

ちなみに日本でも07年にチリとのFTAは発効済みであるが

チリでのシェアは09年韓国の現代(ヒュンダイ)自動車が5月にゼネラルモーターズ(GM)の15.7%を抑えシェア17.8%で1位となった。

さらに韓国キア自動車は日産の8.4%、トヨタの7.1%を上回る10.1%で3位である。

韓国の2004年のチリとのFTA発効により6%の関税撤廃が価格を引き下げられたことが大きな要因であろう。

チリについては一部の例だがASEANを中心とした新興国とのFTAの活用、そして今後のFTA交渉の行方によって

自動車産業のみならずアジアへの投資戦略は大きく左右されていくこととなるだろう。

FTAの存在を知りながら上手く活用していない企業も多いのではないだろうか。

実際ニュースでは多く取り上げられている話題ではあるが産学官が一体となって

そこに関わる人たちが寝る間も惜しんで交渉を続けいているという事実をビジネスに関わる人以外案外認知度は低いのかもしれない。

しかしながら、米の輸入自由化問題や経済連携協定に基づくフィリピンや

インドネシアからの介護、看護士の派遣など実は我々の身近な問題に密着しているのである。


身近な問題に密着してはいるのだがこうした各国の経済連携協定や交渉の実情を

理解していないと様々な問題の本筋が見えてこないということが実は最近非常に面白くてたまらないのである。



EPAシンポジウムで面白い話を聞いたのだがバナナにかかる関税は季節により異なるというのだ。


季節関税といい国産品と競合する輸入品に高い関税を課することにより

国産品を保護するという目的で4月から10月までは20%だが

それ以外の時期は25%とりんごが出回る時期は高くなるというのだ。

そんなことを知った上でスーパーに行くとなんだか面白い、

と思っているの人は。。。私だけ。。。?



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