五月乃家

へい、ご案内!(某師匠のHPをパクってみました)

トンデモ落語の会@浅草大黒屋別館

2011年08月26日 | 落語
天丼の大黒屋さんでの落語会。
ここの天丼は子供の頃から食べ慣れた味。
身体に悪そーな濃いタレが好きなんです。
天丼付きの会なので、開演前に1階でお食事。
天丼食べて3000円は安すぎない?って思ってたら、
ミニサイズでした。1000円分くらいかな(笑)
そりゃ3000円でフルサイズの天丼出したら採算とれんよね。

ブラックさんの毒演会は行く勇気ないんですけど、
この会は毎回「快楽亭ブラックと愉快な仲間たち」
ってな雰囲気みたいなので、ちょっと覗いてみようかなと。
大黒屋別館の4階には立派なイベントスペースがあるんですね。
常連さんらしき人が「今日も歌の会ですか?」って聞いてて、
白鳥さんが通ったときには「ほぉー快楽亭ブラックっちゅう歌手か!」
と貼り紙を眺めていたそうです。

『もし寄席の席亭がドラッカーのマネジメントを読んだら』三遊亭白鳥

「はい、みなさん開演ですよ~!」と客席の後ろから現れた白鳥さん。
今日は出囃子なしらしいです。しかもいきなり白鳥さん!!
先週もそうだったけど、金曜日に新潟のTVの仕事があるので、
木曜夜は新幹線に乗らなきゃいけないそうですよ。
ウソじゃなかったんだね(笑)
白鳥さんの「もしドラ」聴きたかったのですよ。
寄席がマネジメントされちゃったら、確かに落語家存続の危機!
この噺も実名バンバン出ててオモロかった~。

『立川談志一代記~沖縄開発政務次官しくじりの段』立川談之助

談之助さんは家元の激動の時代、特に政治活動をしていたとき、
ずっとそばについていたそうで、だからこその秘話もいっぱいお持ち。
今度本を上梓するそうで、今が一番いいタイミングの出版だとか。
講談仕立てで談志の政治活動について1時間位熱弁ふるってました。
しかし、立川流の噺家さんたちは、家元をネタにいろんな仕事してるな。
上納金とられても仕方ないかも(笑)

=仲入り=

『キウイ調べ』快楽亭ブラック

「歳は取りたくないもんです」と、物忘れの多い噺家とか、
台詞を忘れる歌舞伎役者の話から始まり、
「価値観が狂って正しい判断ができなくなるのがアルツハイマー」
と、キウイさんを真打にした家元を認知症扱い(笑)
この「キウイ調べ」は、いうまでもなく「大工調べ」の改作で、
出演料のかたにカメラを取られたカメラマンが与太郎役、
大家がキウイさん、棟梁がブラックさんというキャストで、
キウイさんの悪行を暴露するブラックさんに
開き直って逆上するキウイさん、気弱でトンチンカンなカメラマンと、
どこまでが真実でどこまでが脚色かわかんないけど、
とにかく抱腹絶倒の噺でした。

『街角のあの娘』瀧川鯉朝

鯉朝さんお初~☆
落協に芸協に立川流にフリーのブラックさん、
これもすごい小規模な四派(三派+1?)連合とも言えるな。
南千住駅前にいる不二家のペコちゃんが主人公のお話です。
いつもはアンハッピーエンドの結末らしいんですが、
今回ペコちゃんを泣かせるちょっと危ない店長に春が・・・。
通常の話がどうなのかも知りたいところです。


お腹ペコペコで行ったので、ミニ天丼で仲入り頃にはすでにお腹が空いてた(笑)
そんなことなら、仲見世で揚げまんじゅう食べるの我慢しなけりゃよかった。
ちょっと上乗せでフルサイズも選べるとかだとよかったかな。
お父さんたちも絶対お腹ぎゅるぎゅる鳴ってたと思うよ~。
もらったチラシの「鬼畜大変態スペシャル」というタイトルの会、
出演芸人の肩書がいちいちおかしい。しかしこの会こそ行く勇気ないなー。
「立川左談次大須演芸場出演記念前夜祭」は休みだったら行く!!

帰り道、仲見世はすべてシャッター閉まってて人通りもまばら。
こんな遅い時間に仲見世通るの初めてかも・・・。なかなかいいものです。