五月乃家

へい、ご案内!(某師匠のHPをパクってみました)

アピール!

2009年06月30日 | 日々是好日
夕方、日テレの天気予報を見ていると、
一般の人々がTVに映ろうと集まっています。

我が子の名前を書いたウチワやボードを持って、
子供を少しでも前に出そうとしたり、
抱き上げて揺らしながらアピールしたり・・・。
中にはコスプレまでしてる子供もいます。

あのフサフサのついたウチワを作るのは、
元アイドル好きな奥様なのでしょうか。
ダンナさんは、持たされてるのでしょうか。
それにしちゃ、嬉々として振ってますけど。

パパやママが、我が子がTVに映る一瞬のために、
ウチワを一生懸命振って目立とうとするアピールと、
アイドルの名前を書いたウチワを振って、
視線をもらおうとするアピール。

行為自体は、似たようなものですが、
子供が一瞬映ったVTRはお宝になり、
近所の人に「見たわよ~」なんて言われる。

でも、アイドルへのアピールは、
ただの「自己満足」にしか終わりませんね。
あ、でも「○○と絶対目が合った!」っていう、
妄想でしばらく幸せに暮らせるならいいのか(笑)

などと、せっかく目立とうとしてるのに、
木原さんに隠れてしまってる親子を見ながら、
どうでもいいことを、考えておりました。

やる気なし

2009年06月29日 | 窓際ナースのお仕事
最近、すっかりやる気が起きず、
日々どーでもいい感じになってます
疲れもとれず、ストレスがたまっていく一方

原因はわかってるんです。
職場の人間関係とかじゃなくて、
うちの病棟にだけ存在する「ある事情」のせい。
スタッフ皆このせいで辞めていくから、
ホント諸悪の根源なんです・・・

今の仕事は嫌いじゃないんですけどね。

何年もガマンし続けてきたけど、
別にガマンする必要ないじゃん!
って思ったら、もう気が楽になった

それを見越したかのように、
昨日から今日にかけて、何回も人材会社から電話が!!
メールも送ってくるし、ものすごい熱心。
地元まで来るっていうから話だけでも聞いてみます。

ところで・・・

電気ケトルを買いました
1日に何杯も飲まないのに、保温電力がもったいないと思って。

ホントにあっという間に沸騰します!
なーんだ、これで十分だったじゃないか!
っていう目からウロコ商品でした


人手不足の季節到来

2009年06月27日 | 窓際ナースのお仕事
来月のボーナスが出たら、辞めるスタッフが2人。
年内に辞めることが決まってるスタッフ1人。
妊娠が発覚して、辞めそうなスタッフ1人。

先月~今月産休に入ったスタッフが2人いて、
1人は出向で系列の老健施設へ行っちゃったし、
来月あたりから、またまた深刻な人手不足です。
(ってか、常に人手が足りてる時なんてないけど)

私ものんびりしてられないなぁ
入職6年半でもうすっかり古株って、どうなのよ?
私の前からいるスタッフ、かなり少なくなっちゃいました

長く働いてた方が得とは限らないこの業界。
転職したもん勝ちってこともあります。
私も、負けずに転職先探さないと!

・・・ってことで、新たに人材バンク数箇所に登録しました

就職祝い金10万円プレゼントっていうところがあったので、
よく説明を読んでみたら、就職後3ヵ月経ったら5万、
さらに6ヶ月経ったら5万くれるそうです。

なるほどー。すぐ辞められたら困るものね。
ま、とりあえず6ヶ月働いたらその先も続きそうだし、
人材会社としても、面目が立つしってわけですな

よーし!いい職場探してもらって、10万もらうぞー

臨死体験

2009年06月25日 | 窓際ナースのお仕事
今日、入院してきたくも膜下出血の患者さん。

つじつまの合わない会話をずっと繰り返していて、
なかなか意思の疎通が出来ない方だったのですが、
たぶん、倒れたときの臨死体験であろう話を語り始めました。

「川が流れていて、きれいな花がいっぱい咲いていて、
 向こう岸で母親が”来ちゃダメだ”と叫んでいたんだよ」

これって、三途の川でしょうね。
臨死体験された方共通の光景です

「8畳間には、親戚がみんな集まっていた」

というのは、病院で幽体離脱して見ていた光景でしょうか。

臨死体験をした人のエピソードが同じだから、
自分もそれを見たような気になってるだけor夢でも見たのか・・・。

それとも、実際に三途の川のほとりまで行ったからこそ、
皆とまったく同じ体験談を語るのか・・・。

私はそのような体験をしたことのないので、
死んで(または死にかけて)みるまで真実はわかりません。

でも、この患者さん。
倒れた時のことはもちろん、前の病院のことも、
今いるところも、いまだよくわかってない方なので、
話を作ってるとは思えません。
だからこそ、見た光景は本当のことなのかもしれません

三途の川が本当にあったとしたら、
果たして踏みとどまることが出来るでしょうか。
うかうかと渡ってしまうかも・・・

ヨン様効果

2009年06月24日 | 窓際ナースのお仕事
いま、入院してる92歳のおばあちゃん。
韓国旅行中に骨折したとのこと。

「92歳で海外旅行!?」って、それだけでも驚きだったのに、
韓流スター好きで、韓国へはよく行くそうです。
特にヨン様の大ファンだそうで、
治ったらまた会いに行くわ~と言ってます。

オシャレでとてもキレイで、頭もクリア!
お肌もツヤツヤしてるし、92歳にはとても見えません。

ヨン様のファンって、かなり幅広いんだろうけど、
最高齢っていくつくらいなんだろう?
この方より上のファンっているのかしらん

ヨン様は、確実に日本女性の平均寿命を上げてますなぁ

届いた♪

2009年06月23日 | 日々是好日
烏龍茶で当てたpandaoのバッグ!
これを当てるまでに、どれだけ烏龍茶を飲んだことか(笑)



思ったより大きくてしっかりしてます。
荷物の多い夜勤のときに持って行こうっと

次は時計を狙ってるんだけど、なかなか当たりませぬ

「私はうつ」と言いたがる人たち

2009年06月22日 | どくしょ


だいぶ前に、別な精神科医の書いた
「擬態うつ病」という本も読んだんですが、
精神科医がこういう本を出すっていうことは、
いかに世の中「自称うつ」が増えているかってことですね。

私は精神科で働いたことも、自分がうつになったこともないけど、
学校で習った記憶が正しいとすれば、今、世間に蔓延してる「うつ」は、
典型的なうつ病の症状に当てはまらないとは思います。

もちろん、「うつ病」にはいろんな型があることは知ってますが、
最近「非定型」と呼ばれるようになった、現代型のうつは、
仕事中だけ不調、仕事終われば絶好調。とか、
過食・過眠とか、いわゆるうつ症状の真逆なんですよね。
それを、全部「うつ病」と診断しちゃうのは、いささか乱暴すぎます。
「前うつ状態」とか「仮性うつ病」とか、病名つけられないものかな。
非定型って言っちゃうと、なんでもアリになる気がする・・・。
本当に苦しんでいる深刻なうつの人に、失礼じゃないかとさえ思います。

香山氏による「うつ病セレブ」は、うつの診断書もらって休職し、
海外旅行や留学へ行くとか、転職活動をする人たちだそう。
対して、「うつ病難民」は、うつになった途端生活に困窮する層や、
うつ病の社員のために、被害を被り難民化する人たちのこととか。

誰しもストレスから軽い「うつ症状」になることはあるけれど、
その先は、ある程度自分でコントロールできる可能性もあります。
気の持ちようよ!とか、休んでられる境遇だからよ!
なんて言ったら、きっと怒られるだろうけど、
「ストレスから来てる」と自覚がある「うつ」であれば、
自助努力で何とかできるはずだ、と思うのです。
少なくとも遊びに行ったり、転職活動が出来るくらいの気力があるならば。

今日のヤホーニュースで、退職強要された3割が心の不調を訴えている、
というのがありましたが、私も昔、退職を強要された1人。
それも、自己退職に仕向けるために、かなりひどい目に遭いました。
当然相当なストレスだったわけですが、当時すでにシングルマザーだったので、
病んでるヒマもなく、即刻方向転換し、看護学校に入学したわけですよ。
うちの母も、父が亡くなり、女手ひとつで私を育ててくれたのですが、
精神科に通って薬を飲んでたってことを、だいぶ後になって教えてくれました。
そんなそぶりは全く見せなかったので、ビックリしたものですが、
母は強いなーってしみじみ思いました。

最近見かけなくなった「ヒロシ」がつぶやいてた
「ひきこもるほどの金がありません・・・」
という台詞。まったくそのとおりです。

お金もヒマもあるから、うつになるというわけじゃないけど、
ゆるいうつ病でいられるためには、お金とヒマが必要です。
昭和の高度成長期の時代は、みんな貧乏で忙しかったから、
そんなに大勢うつ病になるなんて話なかったですもんね。

あ、言っておきますが、深刻なうつ症状と闘っている方々・・・
食事もとれず、外にも出かけられず、眠れず、何も興味がもてず、
常に自分を責め続け、死にたいと感じている方に対して、
ヒマだからよ、なんて言ってるわけではないので念のため。
うつは、ストレスだけが原因ではありませんしね。

うつは「こころの風邪」じゃないって、私も思いますよ~。
精神科の敷居が低くなったのはいいことだけれど、
「うつ病」が自分のアイデンティティになる世の中は、やっぱり変!!!

お母さん役の人

2009年06月19日 | 映画とかテレビとか
「ピーターパンの公式」という韓国映画を見ました。

主人公のお母さんが服毒自殺未遂をして、植物状態になるんですが、
この植物状態の患者の様子が、とてもリアルなんです

目や口の不随意な動き方とか、
思いっきり欠伸をするところとか。

きっと実際に病院へ行って観察されたんでしょうね。
本当に植物状態の人に見えます。
この女優さんに、演技大賞を差し上げたいくらいです

ストーリーがどうのとか、主演俳優がどうのとか、
そんな話は吹っ飛んでしまうほど、このお母さんが印象的すぎて・・・。


それにしても、韓国の病院って家族付き添いが当たり前なのでしょうか?
主人公も、同室患者の娘も、病院に泊まりこんでいて、
清拭から尿の破棄から、痰の吸引までやっていましたけど・・・

家政婦派遣業も、この国ではまだまだ需要がありそうですね。

一青窈 premium acoustic tour’09

2009年06月18日 | LIVE・イベント感想文


久々に一青窈さんのライブへ行ってきました
場所は東京厚生年金会館。駅から遠いんだよねぇ・・・。

2階席だったんですが、関係者が多く、
私の席の少し前一帯が、一青家親戚一同席になってて、
じいちゃんばあちゃん率が高かったです。
手拍子が全然ズレてるのが、見ててかわいかった
お姉さんの一青妙さんもいらっしゃいました。
帰りにロビーに出たら、川江美奈子さんもお見かけしました。


今回は名ブロデューサー2人と一青窈による、
非常に贅沢な、まさにプレミアムなライブでありました。

ステージの上には、大きな額縁。
その額縁に収まるように、ピアノやKbがあり、
一青窈自身も額縁の中で歌います。

そして、バックには3つの額縁。
その中に映し出される写真や映像がとても素敵でした。
ときには、ご本人たちも映るんですが、
武部さんは、頭頂部から映さないであげて~~

なにげない日常も、額縁に入れると素敵なものに見える。
・・・とかなんとか言ってましたけど、確かにそうですね。
美術館で、額縁に入ってると「アートなんだ」と納得してしまう。
子供の落書きだって、前衛的なアートに見えるかも。

小林武史さんのことは、スキャンダルになったとき、
「オヤジのくせにロン毛でスカしたいけ好かないヤツ
と私は毛嫌いしてて、今日のライブでも、やけにサラサラしたロン毛を
かき上げる仕草を見ながら、「ゲッ!気取っててキモッ!」と、
ちょっと悪意のある目線で見てたんですが・・・

音楽は本当に素晴らしくて、完敗・・・(何に?)
だてに大物アーティストのプロデュースしてないです。

それに、武部さんと2人のトークコーナーになったとき、
すごく気を使って一生懸命喋ろうとしてるのに、
全然盛り上がらないのが、非常に面白かったです。
25年くらい前からお互い知っていて、一緒に仕事もしたことあるんですね。
ちょっと、小林さんの見方が変わりましたね。
でも、やっぱりロン毛はやめたほうがいいと思う(笑)

さて、演奏はなるべくシンプルなのが好きで、
特にピアノが好きな私にとっては、お宝ライブでした。
武部さんはピアノ一台であらゆる世界を奏でちゃいます。
どんなオーケストラもバンドもかないません。
小林さんとのセッションもまた素晴らしくて・・・
こんな贅沢な伴奏はないぞって思いました。

「翡翠」から始まり、お馴染みの曲たくさん
わりと古めの曲が多いのも、またうれしい。
ほかに歌詞を提供したSalyuの楽曲のセルフカバーも。
何を歌っても相変わらず「一青節」になっちゃいますねぇ。
舞台「箱の中の女」の曲も良かったです。

昭和歌謡風の新曲、すっごい好き!
昭和の衣装やメイクで歌ってほしい~

最後に披露したリハーサル中に3人で作ったという曲。
自殺を考える人へのメッセージが込められているという、
深イイ曲なんですけど、最後に聴いたせいか、
帰り道、ずっと頭の中で流れ続けていました
(でも、もう忘れた・・・笑)

このライブの模様は、8月(たぶん10日頃だそうです)
NHKBSでオンエアされるそうです。
興味のある方は、是非見てみてくださいね!!

求む!やりくりドクター

2009年06月17日 | 窓際ナースのお仕事
昨夜、ちょっと具合の悪い患者さんがいたので、当直医へコール。
やってきたのは、東○医大から来た若い女性の新顔ドクター。

とりあえず、色々と指示を出すのだけれど、

採血⇒夜間は滅多なことじゃとりません。
X-P⇒隣の病院の技師を呼び出さなきゃならない。
CT・MRI⇒患者を搬送しないといけない。

って言ったら、すごい意外そうな顔。
いや、だからうちは病院って名称ついてるけど、
普通の病院の設備を期待しちゃダメですって。

薬品も指示されたのがことごとくなくて、
「先生、それはうちにはありません」「それもないです」
・・・ってことで、途方に暮れちゃってます。

当直医マニュアルやら治療マニュアルやら積み上げ、
当院にある薬の一覧と、薬の本と首っ引きで、
2時間くらいかけて、翌朝までの治療を決めました。

設備が整い、何でもものが揃ってる、
大学病院から来たお医者は、使えません。
あるもので、とりあえず何とかするという、
冷蔵庫のもので、パパッと料理しちゃう
主婦のような機転がきかないとダメです。

結局その患者さんは落ち着いたので良かったけど、
急を要する事態だったら、考えてるヒマはありませんからね。
ま、そうなったら、搬送しちゃう方が早いですけど。

そんな、治療出来ないなんちゃって病院ですけれど、
電子カルテが導入されているところだけ最新式(笑)

その、ドクターのいる東○医大も、まだ電子化されてないそうな。
以前、東○医大へ患者さんを搬送したことがありますが、
外来は電子カルテではあったものの、システムがイマイチっぽかった。
「Dr.が開けててこっちが開けないから、閉じるよう頼んで」
って、受付の人が電話で話してましたもん。

ウチの病院の当直はものすごく楽だと思いますけど、
少ない機器や薬品で、やりくりしなきゃいけない反面、
電子カルテは使えないとダメという、
なかなか微妙な条件が必要です(笑)