よみうりホールって、まだそごうだった時に行ったことあるけど、
今はビックカメラの派手派手看板に埋もれちゃって入口が見つかりにくい・・・。
昨日は3人のお嬢さんたちと、元・お嬢さんの私という4人で見てきました。
『浮世根問・名古屋弁バージョン』立川平林
この落語会の前が19名のお客さんだったという平林さん。
19人⇒1100人って落差激しすぎ!!
名古屋ネタ、大須ネタで会場を沸かせていました。
小さい頃名古屋に住んでたこともあるので、自分は覚えてないけど、
家族がよく名古屋弁で冗談言ってたりしてたの思い出します。
あ、ちなみにコメダ珈琲は埼玉県戸田市にもありますよん♪
『笑い茸』立川志遊
すごいスピードで年を取っているらしく、
数年後に老衰で死ぬと宣言していた志遊さん。
まあ、人間は明日どうなるかわかりませんからねぇ。
マクラも毒があって面白かったけど、落語はこの会唯一のスタンダード?
夫婦2人の笑い方がおかしくて、つられて笑っちゃった。
『金明竹』立川志らく
聴きたいと思ってた「大阪で働くアメリカ人」が使いで来るバージョン。
前半は、与太郎がちょっとやさぐれてるのと、おかみさんもバカなの以外は、
わりと普通だったので、それだけに後半の面白さといったら!
いろんな地方の人が訪ねてくるのはこれまで色々あったけど、
外国人、それもカタコトの日本語喋る人っていう設定は新しいよなぁ。
英語や英語訛りの日本語の空耳の連続に爆笑。
「西友にネクタイ買いに行く」がツボでした。
仲入り
『時そば』立川談笑
生で聴くのは初めての談笑さん版時そば。
CDでは「ピー」音の入る「中野駅北口ロータリー」にある
そば屋の名前もちゃんと確認できてよかった(笑)
このそば屋さんてまだあるのでしょうか。
今度中野に行ったら確認してこなくては。
『落語チャンチャカチャン~へっつい幽霊』立川談志
わーい!!「落語チャンチャカチャン」が聴けた♪
次々変わっていく落語の題名を思い出すのが忙しい。
これ、いい脳トレになるかもなぁ。
「演歌チャンチャカチャン」も思い出した(笑)
来月よみうりホールで行われる家元の会は、トークライブだそうで、
芸術の神(ミューズ)が舞い降りたと自ら語った2007年の芝浜を流して、
それについて自身が語るというものだそうです。
志らくさんが、家元本人が高座に上がり口パクでやるのかと思ったと・・・(笑)
いや、それもアリなんじゃないか!?と今日の高座見て思いました。
私は家元の落語は音源でしか聴いたことなく、生の高座は見てないので、
どれほどスゴイのかも知らないし、思い入れもないわけです。
だから、今の家元の落語を聴いて感じたことしか言えないけど、
つくづく落語家にとっての声というのは命なのだなぁと思いました。
昨夜ネットを徘徊してたら、「感動した」「涙した」という方が多く、
全盛期の談志を知ってる方々だからこそ言えることなのでしょう。
正直羨ましいです。知らない者はどう想像力を働かせても無理だもの。
「落語には興味がなくなった。なんであんなバカなことやってたんだろう」
と言ってたという家元。でも落語に対する情熱は消えてはいない模様。
お客さんの期待に応えようとするサービス精神もあるのかもしれない。
けれど、そんなに無理してやることないよって私は思ってしまう。
最高潮の高座はちゃんと記録として残ってるんだし。
聴いててハラハラしてしまう落語は痛々しいもの・・・。
こんなこと書くと談志信者の逆鱗に触れそうだけれど。
今の家元ならトークや座談会の方が絶対面白い。
私はむしろ、神降臨の高座を語るというトークライブに行きたい。
それが落語家・談志初心者の偽らざる感想です。
でも、1100人の轟くような、鳴り止まぬ拍手を思うと、
立川談志という人は、やはりどんな状態であっても、
その命が絶える直前まで、落語をやるべき運命なのかな、とも・・・。
いろんな意味で、エキサイティングな会でありました。
志らく一門のお弟子さんたちが物販をしてたので、
買おうと思ってた志らくさんのサイン本を買いました。